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吉備中央町立加賀西小学校の校長  草野  健です。

澄んだ青空と頬を撫でる涼風が心地よい、丘の上に立つ校舎と運動場やプール。その美しさは目を見張るばかりで、校舎前の芝生が映える庭には子どもたちが憩う姿が見られます。

令和７年４月１日、加賀西小学校が開校しました。

これまでの準備期間は６年を数え、本当にたくさんの方々がご尽力くださりこの時を迎えることができました。何よりも、子どもたちの期待と不安の入り混じった面持ちを私自身は目にしていましたが、いざ開校すると、その瞳には新しい学校で協力して気持ち良い過ごし方を始めようという思いが感じられて本当に嬉しく思いました。

これまで上竹荘小学校、豊野小学校、下竹荘小学校として長年の間に地域とともにあり続けた学校が一つになり、新しく船出した加賀西小学校は旧竹荘中学校区を基盤として町民の方々の文化および生活圏を形成していて、保護者の方々や地域の皆様の親交が続いてきているのが本当に心強いです。

加賀西小学校の開校を機に、旧３小学校の校区が一つになって、新しいコミュニティとして歩みを進めていきましょう。そして、小学校が、こども園が、養護施設が、調理場が、互いに手を取り合って子どもたちの成長に力を尽くしていくのを、どうかご理解・ご協力・ご支援いただきますよう、心からお願いしたいと思います。

加賀西小学校の誇りの一つが「校歌」です。夢と希望が詰まった歌詞と、時には憂いを帯びたり時には勢い強く聴く者を励ましたりする秀逸なメロディーが奏でるこの校歌を、子どもたちは開校の時から心を込めて歌うことができています。

この校歌が示す未来を夢見て、職員全員で何気ない日々の暮らしの尊さを一生けん命に形づくっていきます。そんな加賀西小学校を、これからも支え、見守り、応援してください。そして、子どもたちが夢や希望を見つけようと努力する姿を、みんな一緒になって支え導きましょう。