トポロジーと
コンピュータ2023
日程:2023年10月20日(金)〜22日(日)
場所:慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎シンポジウムスペース
ご参加の事前登録は不要です.
※本集会は終了しました.講演者並びにご参加いただいた皆様ありがとうございました.
トポロジープロジェクト の一環として,標記の研究集会を開催いたします.またこの研究集会は以下の援助を受けています.
令和5年度科学研究費補助金基盤研究(A)「3次元双曲多様体上の量子トポロジー」(研究代表者:大槻 知忠,課題番号 21H04428)
令和5年度科学研究費補助金基盤研究(A)「幾何学的群論における新しい指導的理論の確立」(研究代表者:藤原 耕二,課題番号 20H00114)
令和5年度科学研究費補助金基盤研究(C)「有理ホモロジー球面内の結び目に沿った矯飾的手術の分類」(研究代表者:市原 一裕,課題番号 22K03301)
令和5年度科学研究費補助金基盤研究(C)「多面体を用いた3・4次元多様体の微分構造と幾何構造の研究」(研究代表者:古宇田 悠哉,課題番号 20K03588)
趣旨:
本研究集会では,コンピュータを利用したトポロジーの研究の発展を目的として,次のような講演を計画しています.
計算機の援用により得られたトポロジーの結果や,計算機実験により立てられた予想を(試行錯誤や検討の過程も含めて)紹介する講演
実装に成功したトポロジーのソフトウェアを(開発の苦労話やノウハウも含めて)紹介し,共有する講演
計算機の援用により発展が期待できそうなトポロジーの研究を紹介し,議論や意見交換を促す講演
本研究集会の主題と潜在的に関連があると考えられる他分野の入門的な講演
トポロジーにおける計算機利用の実際の場面を考えてみますと,それは大規模なデータの解析や画像処理などといった計算機が最も力を発揮する部分と密接に関係しています.我々が注目したいのは,最終的に得られる結果はもちろんのこと,その過程の部分です.そのような,数学的には途中の段階,もしくは泥臭い作業部分とみなされるものは,論文や研究発表の場ではなかなか表に出されることがありませんが,その部分にこそ共有すべきアイデアや技術,更には応用の可能性があると考えられます.本研究集会では,そういった数学の研究過程において実は生き生きとした重要な部分に焦点を当てることで、学生を含めたトポロジーの研究者が,積極的に交流できるような場を提供したいと考えています.
世話人:
石川昌治(慶應義塾大学)
市原一裕(日本大学)
古宇田悠哉(慶應義塾大学)
鈴木正明(明治大学)