2020/9/15-16

Nobeyama Science Workshop 2020

開催趣旨

国立天文台野辺山45m望遠鏡は共同利用が開始された1982年以来、日本の電波天文学を牽引する主力装置として活躍してきました。実に40年近くにわたり数多の重要な発見をもたらしてきた野辺山45m望遠鏡は、今尚、次世代を担う多くの若手研究者たちを中心に積極的に利用され、科学成果を挙げ続けています。

2014-2017期の3つのレガシー観測 (Star Formation, FUGIN, COMING; https://www.nro.nao.ac.jp/news/2018/0601-legacy.html)では、COとその同位体種の観測が行われ、科学成果を多く出しています。今年はCO分子が星間空間で初検出されて、ちょうど50年目という節目の年でもあります (Wilson, R. W., et al., 1970, "Carbon Monoxide in the Orion Nebula", ApJL, 161, L43, )。そこで、本ワークショップは、今までの成果と今後の電波天文観測のサイエンスについて考える良い機会になるような会合となることを目標としています。

本ワークショップでは、野辺山45m望遠鏡に関わる様々な研究者・学生を集い、幅広い研究成果発表と科学的議論を通じて、日本の電波天文学コミュニティを活気づけ、将来に明るい展望を開くことを目的とします。

研究分野は、星間空間における物理や化学、星の形成過程、太陽系、遠方の銀河など幅広い分野を対象とし、最新の成果発表のみならず、干渉計や次世代観測装置を用いた研究計画についての議論も歓迎します。

招待講演に加え、一般講演を広く募集いたします。45m鏡のみならずASTE等の他の単一鏡、ALMAや他波長観測とのシナジー、理論研究、観測機器開発などについての講演も、大歓迎です。

今後の野辺山45m望遠鏡のサイエンスの方向性についてアイディアがある方、研究会デビューしたい学生さんなど、多くの方々のご参加を心よりお持ちしております。


*本WorkshopはZoomを利用したオンライン開催となります。

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zoomでの開催に際してのお願い

参加時に名前が「名前_所属」と表示されるように設定をお願い致します。

講演者以外の方は、マイクをミュートに設定いただき、質疑応答の際に座長に指名された方はミュートを解除してお話しください。

質疑応答は「手を挙げる」機能を使用します。

「手を挙げる」方法が分からない方は、ミュートを解除して、「質問しても良いですか?」と話し始めてください。

質疑応答の時間内に収まらない場合は、Google Document上でコメント等をお願い致します。

世話人
谷口琴美 (学習院大学)、竹川俊也 (神奈川大学)、中村文隆、立松健一 (国立天文台)
土橋一仁 (東京学芸大学)、下井倉ともみ (大妻女子大学)、久野成夫 (筑波大学)

*本Workshopは一般財団 中辻創智社 「学術研究や社会貢献を目的とした会議開催費の助成」の支援を受けています。

質問・問い合わせ
以下いずれかのメールアドレスにお願いいたします。[ _at_を@に変更してください]

学習院大学 谷口琴美 kotomi.taniguchi_at_gakushuin.ac.jp
神奈川大学 竹川俊也 shunya.takekawa_at_jindai.jp

多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。

Nobeyama Science Workshop 2020 世話人一同