私たちは、新たな可視化法と応用の開拓、そして新規装置の開発を三位一体のものとして推進し、誰もが、「見たい・測りたい」と思うものを自由に可視化・計測できる、汎用性の高いマルチモダル多光子顕微鏡技術の開発を目指します。
国立研究開発法人 科学技術振興機構
私たちは、新たな可視化法と応用の開拓、そして新規装置の開発を三位一体のものとして推進し、誰もが、「見たい・測りたい」と思うものを自由に可視化・計測できる、汎用性の高いマルチモダル多光子顕微鏡技術の開発を目指します。
2022年10月 未来社会創造事業「共通基盤」領域 探索研究開始
本研究開発のコンセプト
あらゆる分野での研究開発において、研究対象を理解し開発物を評価するためには、それらを記述する必要があり、そのためには対象を見て測ることが最も重要です。しかし様々な技術が発展した今日もそれは容易ではなく、分子量が小さいためラベルできないなどの理由から、特に生命科学領域においては未だに見ることも測ることもできないものが多く、それが生物学の基礎研究や医学や薬学などの応用分野の進展を阻むボトルネックとなっています。技術革新によりゲノムやタンパク質の情報の理解が進んだ現在、未来社会に向けて必要なのは、これらの情報を基に実際の生命活動を支える細胞・組織の統合的解析です。本研究開発は、種々のモダリティのイメージングの潜在能力を開花させ応用することで見えないものを見える化すると共に、それを実現する革新的汎用機器を開発し、誰もが見たい・測りたいものを自由に見て測ることができる社会を実現しようというものです。
超高速揺らぎを持つ量子光源
複数のモダリティの光学現象を捉えるマルチモダル多光子顕微鏡