1 開催日
令和7年8月19日(火) 2組(市川市・習志野市・八千代市)
令和7年8月20日(水) 1組(船橋市・浦安市)
2 会 場 浦安市立美浜中学校 [技術分野]1階 技術室、3階PC室
[家庭分野]2階 調理室、被服室
3 内 容
(1)技術分野
「生成AIの導入と活用」
「材料と加工の技術について」
「工作機械の治具の製作」(葛南独自内容)
(2)家庭分野
「福祉教育について」
「生活を豊かにする物の製作」
「生成AIの導入と活用」については、生成AIを個人で使用したことのある受講生は少なからずいたが、それを生徒に指導すべき内容や方法を学ぶことができた。今後、各校で実践していくことでまた課題も見えてくると思われる。「材料と加工の技術について」は葛南地方では昨年度に合板DL普及協会を招いて丸1日かけて同内容の研修を行っていたことから、教材の簡単な紹介と八千代市立萱田中学校の実践(kism使用)を報告して終えた。「工作機械の治具の製作」(葛南独自内容)については、卓上ボール盤のテーブルを製作した。アルミフレームを使用して材料を固定しやすくしたり、捨て板を交換しやすくしたりする仕組みを設けている。合板DLの教材のように加工を無くす動きとは違い、加工の速度(効率)や安全性を高める工夫をすることで時短を図る題材である。各校に1台ずつ配備されたことにより、各校の技術室の整備が進むことが期待される。
「福祉教育について」は中央伝達の内容の資料配付に加え、浦安市社会福祉協議会地域福祉課ボランティアセンターの荒木 絢子 様、山浦 裕子 様にお越しいただき、高齢者体験キットをお借りして高齢者体験を行った。実際に体験をすることで高齢者の身体的特徴や必要な支援をより深く理解することができた。また、色つきのクリアファイルで高齢者体験キットのゴーグルを再現するなど、授業で手軽に取り入れる方法なども考えられた。「生活を豊かにする物の製作」ではトートバッグキットと手ぬぐいをセンターで用意し、各自が自由に設計して製作した。免許外で指導している先生方等は説明書を見ながら基本に忠実に製作したり、上級者はオリジナリティあふれる作品を製作したりしていた。それぞれが違う考えで製作することで、様々な工夫を見ることができ、新たな気づきや題材開発につながったのではないだろうか。