1 開催日 令和7年6月12日(木) 9:30~16:00
技術2組(市川市・習志野市・八千代市)
家庭1組(船橋市・浦安市)
令和7年6月13日(金)9:30~16:00
技術1組(船橋市・浦安市)
家庭2組(市川市・習志野市・八千代市)
2 会 場 船橋市総合教育センター [技術分野]1階 技術科研修室
[家庭分野]3階 家庭科研修室
3 内 容
(1)技術分野
「統合的な問題解決の授業実施に向けた計測・制御及びIoT化について」
~obniz boardの利用及びロボットサッカー大会の実施~
「教科書改訂のポイント、活用方法について」
(2)家庭分野
「染色加工について」
縫い絞りでのランチョンマットの製作及び和紙の折り染め
「教科書改訂のポイント、活用方法について」
■ 技術
株式会社obnizより木戸康平 様、東京書籍株式会社からは菊池大輔 様、瀬古沢太一 様にお越しいただいた。前半はマイコンボードobniz boardのスターターキットを使い、計測・制御に関する実習を行った。obniz boardは従前の教育用マイコンボード(マイクロビット等)に比べるとやや高価ではあるが、Wi-Fiに接続することでリモートでの操作やデータ収集等が可能となったり、12本あるI/Oピン全てにモータードライバが内蔵されていたりすることから、計測・制御及びロボコン等の学習に適している。カメラを使ってバナナを認識したり、距離センサを用いて音階を替えたりするなど、キット内のものだけでもかなりの学習ができたと思う。基本的な内容の後は、ロボットを遠隔操作するプログラムを作成し、2対2のロボットサッカー大会を行った。やはり動くものや競うものは面白く、先生方も真剣な表情で操作している姿が印象的であった。最後は今年度改定した新教科書のポイントや活用方法及び統合的な内容の実施に向けた話をお聞きした。次期指導要領では技術・家庭科の分離や新・技術科としての指導内容が検討されている。我々教職員も自ら情報を収集し、アップデートしていく必要があろう。
■ 家庭科
桂屋ファイングッズ株式会社より引地貴子 様、福島夕貴 様、東京書籍株式会社からは菊池 様、瀬古沢 様にお越しいただいた。ランチョンマットの布地の染色は、縫い絞ったところに染料が入りにくくなる性質を利用して染めていく。「染め物」というと難しいイメージを持ちがちだが、染料をぬるま湯に溶かし、絞った布を入れて攪拌していき、洗浄して乾かすという工程で、唯一無二の布地に染めあげることができた。また、染め替えや染料と顔料の違いなどにも御講話いただき、授業で話をする際の知識となった。和紙の折り染めでは、受講生それぞれが色や量を選択して染色することで、思い思いの鮮やかな作品となった。 今年度改定した新教科書のポイントや活用方法の講話では、教科書の見やすさだけでなく、デジタル教科書の使用方法や自分で教科書を自由にレイアウトする機能の紹介などがあり、今後使用するにあたり、有益な情報が得られた。