NEW FARMER'S HOUSE®︎が生まれた理由
亀工房株式会社 代表取締役 亀山賢造
NEW FARMER'S HOUSE®︎の原点は、コロナパンデミックの時代にあります。
あのとき、世界中が外出を制限され、自宅で過ごすしかない日々が続きました。現代人にとって、初めての“閉じこもる生活”でした。多くの家族が、家の中でできる楽しみを模索し、庭でのキャンプや料理など、暮らしの中に“自分たちでつくる喜び”を見いだしました。私もそのひとりです。
しかし、あのパンデミックのあとも、私たちはさまざまな不安を抱え続けています。物価の高騰、資源の不足、温暖化による災害、戦争や国際的な摩擦。
そして、日本という国そのものが多くの自然災害を抱えています。阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本、石川の地震。頻発する豪雨や河川の越水。都市の気温上昇と湿度上昇も年々顕著になっています。
こうした環境は、時間の経過とともに確実に悪化していくでしょう。これは悲観ではなく、事実であり物理です。
それでも私たちは、ただ不安を抱えて生きるだけではなく、**「どうすればこの状況の中で、より良く生きられるか」**を考える必要があります。
■ 守りながら、楽しむ暮らし方へ
これらの社会課題を個人が解決することは難しい。
けれど、「自分たち家族だけは守る」ことはできます。
それも、守るために我慢するのではなく、“守ることそのものが暮らしの楽しみになる”ような生き方ができると思うのです。
できる限り公共インフラに頼らずに、エネルギーを自ら生み出す。日常の中で、災害に強い暮らし方を楽しみながら模索していく。家の中に、その仕組みと余白があることで、結果として防災性が高まり、社会全体の負担も減る。
1軒の家が「災害に強く豊さを生み出す点(ドット)」となり、それが集まることで、社会全体のリスクを下げていける。この考えこそ、NEW FARMER'S HOUSE®︎ハウスの出発点です。
■ 豊かさとは、「生み出す」こと
日本の幸福度ランキングは、2025年時点で世界55位。
経済大国でありながら、私たちはなぜか豊かさを感じにくい。
それは、消費社会に慣れすぎたからかもしれません。
私たちは考えました。
「豊かさとは、自ら豊かさを生み出すことではないか」と。
子どもが初めて描いた絵を見たときの感動。自分で作ったケーキが、どんな高級菓子よりおいしく感じる瞬間。健康のために続けた努力が結果として見えたときの満足。
それらはすべて、“生み出す行為”から生まれる幸福です。NEW FARMER'S HOUSE®︎は、この考えを「家」に置き換えました。家が電気を生み、時間を生み、学びや体験を生み出す場所。そしてそれを通して、家族が主体的に暮らしをつくっていく家。
それが、私たちの目指すマイホームの姿です。
■ 災害に強い家は、豊かに生きる家である
「災害に強い家」というと、堅牢で閉ざされた印象を持たれるかもしれません。しかし私たちが目指すのは、その逆です。災害に強いということは、日常の快適さと豊かさを極めた結果なのです。
太陽光や蓄電の仕組みは、エネルギーの自給だけでなく、家族が自然と関わるきっかけにもなります。庭や菜園を通して、子どもが自然を学び、食や循環の感覚を育む。それは、防災訓練ではなく「暮らしの中の学び」なのです。
こうした日常の延長線上にこそ、本当の意味で“強い暮らし”があります。
■ 未来のライフデザインとしての家
私たちが提案するNEW FARMER'S HOUSE®︎は、社会課題を解決するためのプロジェクトではありません。家族がより豊かに生きるための、未来のライフデザインです。
災害に強く、楽しく、気持ちよく、落ち着いて、安定している。
自分の時間に没頭でき、子どもの成長に寄り添える。
そんな「生み出す暮らし」を、家そのものが支える。
今こそ、家という“ハード”を見直すことで、私たちは“生き方”という“ソフト”を変えていけると信じています。
皆様の未来が、希望に満ちたものでありますように。
そのために、私たちはNEW FARMER'S HOUSE®︎を人類に発信していきます。