西之表市教育委員会では、小規模校の児童数を増し、学校教育活動および地域の活性化を図ることを目的として、平成25年度から山村留学制度を導入しました。 上西小学校では「上西よろ~て留学」という名称で、平成26年度より7名の児童が里親のもとへ留学しており、地元の子供達と一緒に勉学に励んでおります。 大人数の都会の小学校ではスポットライトが当たる機会が少ないですが、少人数の上西小学校では主役になる機会が多く、自主性や自立心を育むことができます。 来島した初日こそ緊張した様子ですが、数日もするとすぐに周りの友達と馴染んで、楽しくのびのびと過ごしています。
上西小学校は児童数もあまり多くなく、学校の規模も小規模です。 だからこそ、先生方の目が一人一人に行き届き、親密に教育を行うことができます。 また、コンビニやスーパーなども校区内になく、決して便利な環境ではありませんが、我慢強さや自律心、感謝の心などが育まれやすいです。 そこが種子島での自慢でもあります。
種子島は、夏場はエメラルドグリーンの海での遊泳を楽しめ、栄養豊富な土壌を利用した耕作体験ができます。南種子町にはロケット基地があり、近くで発射を見ることが出来るほど、都会とは違った楽しみがたくさんあります。 そんな環境で過ごした期間は、児童には一生忘れられない体験となるでしょう。
上西小学校では、地域で設立している児童クラブ「上西すこやかクラブ」があり、地域の高齢者がボランティアで面倒を見てくださいます。児童の大半は放課後はここで過ごし、遊びだけでなく、学校で出された宿題を行う等、勉学の場もあります。 宿題の後は、鬼ごっこをしたり、サッカーをしたり、将棋を指したり、読書をしたり…。それぞれ楽しく過ごしています。