授業では、まず物理を学ぶ上での必要な数学(微積分等)を学びます。 その後、力学や電磁気学等の基礎を、数学を使って学びます。
また、地域の科学実験教室※に出かけて子ども向けに実験を行う機会が毎年複数回あります。 そして、それを想定したゼミ活動を毎週行っています。 そこでは、2~4年生まで全員で協力しあい、実験・理論などを学んでいます。実験は主として電子回路を扱います。
上記については、今後変更する可能性があります。
※標津サイエンスフェア(標津の子ども達向けの科学実験、一泊)、 サイエンス屋台村(釧路の子ども達向けの科学実験)など。
研究
各種理論計算
変位電流は電磁場を作るか、という問題に関して、近年よく取り上げられるジェフィメンコ方程式が以下。
これらの式を取り上げて書いた論文がこちら。
「電磁場の源について (時間に依存する場合)」 大学の物理教育 27 (2021) 143 (単著)
電源に抵抗が繋がれていて電流が流れている単純な系でも運動量が存在する。
これは電磁運動量が存在するからだが、これにより重心が移動する。
一見不思議だが、相対論的に考えれば、電源から抵抗にエネルギーが流れ込んでいるために、両者の質量は変化している。
回路が不均質な場合はペルティエ係数が関与してくる。
ペルティエ係数を考慮した計算は初めてではなかろうか。
回路の運動量について書いた論文がこちら。
「回路の運動量」大学の物理教育 28 (2022) 147 (共著)
共著者による書籍 (電磁気学探求ノート) に、関連する内容が記載された。