活動報告

令和6年度の活動

 第1回 全体オリエンテーション(第1学年)2024.04.10

これから学ぶ「総合的な探究の時間」導入の背景やねらいを、ICTを活用して第1学年の生徒と教員が学習しました。

本校生徒は勢至ホールに集合し、一貫校の生徒はオンラインで結んで、共通理解(目線合わせ)を図りました。

生徒のふりかえり、代表的な感想を紹介します。

・高校の探究は中学校とは違い、自分で課題を発見し自分事として解決していく。

・正解のない解を模索し続けることが多様化した社会には大切だと感じた。

・樹徳では変化の激しい時代を生き抜く力を得ることができるんだと思った。

・シンキング・ツール(考えるための技法)はたくさんあり、有効だとわかった。

・情報を収集する力、整理する力が重要だと思いました。



優秀探究活動報告会(第2学年・第3学年)2024.04.10


令和5年度探究活動報告会で「優秀賞」を受賞した、新3年の代表生徒が本校の講堂でグループ発表をしました。

2年・3年生が全員参加し、「総合的な探究の時間」の活動イメージを共有しました。発表テーマは次のとおりです。

①「売れるコンビニ商品を考えよう!」

②「質の高い睡眠をとるためには」

③「スポーツドーピングって何?」

④「キャベツパウダーで美味しい餃子を作ろう」

⑤「一番効果的なダイエット方法とは」

生徒のふりかえり、代表的な感想を紹介します。

(1)2年生の感想

・ネットで調べたことをまとめただけじゃない探究がいいと思った。

・先輩方のようにわかりやすくまとめ、スラスラと発表できるようになりたい。

・質問されたらしっかり答えられていて、探究がちゃんとできてるなと思った。

・自分が疑問に思うことを追求することは、面白そうだと思った。

(2)3年生の感想

・色々な内容のものがあって、これからの個人探究の参考にしようと思った。

・レベルの高い探究を聞くことができ、今年度の個人探究のお手本になった。

・どの班も質疑応答がしっかりできていて、個人探究の参考になった。

・三年生だけじゃなく、二年生も質問しているのは、本当にすごいと思った。

考えるための技法①(第1学年)2024.04.17

物事の共通点と相違点を比較するのに役立つシンキング・ツールである「ベン図」と、「良い点」・「良くない点」・「気になる点」を整理し、物事を多面的・多角的に見るのに役立つ「PMI 」という技法を学習しました。先生も生徒も初めて学習する内容でしたが、一生懸命取り組みました。

生徒のふりかえり、代表的な感想を紹介します。

シンキング・ツールを使うと、わかりやすく、アイデアも出しやすかった。

・ペアやグループで話し合うことによって、気づくことが多く、面白かった。 

・ベン図やPMIは授業や部活など色々な場面で使ってみたい。

・疑問に思うこと(interesting)を広げ、深めることが探究学習の第一歩だと思う。

・自分の意見を文字にし、発表することにより、整理ができてよかった。もっと多角的に考えられるようになりたい。  

 

第1回 全体オリエンテーション(第2学年・第3学年)2024.04.17

前半はオンラインを利用して、これから始まる「総合的な探究の時間」についてのオリエンテーションをそれぞれの学年で行いました。後半は自分の興味・関心をクラスメートと共有し、2年生はグループ編成の準備を、3年生は個人探究の準備をしました。

(1)2年生の感想

・本格的に探究活動が始まるので昨年度学んだことを活かして頑張りたいです。

・1年生の時に習った探究の授業内容が役に立つのが嬉しかった。

・大学教授や大学生の話を聞く機会があるのでしっかり考えて探究をしていきたい。

・シンキングツールを使って課題を「自分ごと」としてとらえ、主体的に取り組んでいこうと思いました。

・これから一年を通して自分が興味を持った課題について探究できることがとても楽しみです。 

(2)3年生の感想

今年度の探究は個人だから、興味のあることを徹底的に探究したいです。 

自分の進路に基づいたことに興味関心がある人が多いと感じました。

・個人探究に向けて大学の先生にアドバイスをしていただいたことを元にして進めていきたいです。  

挑戦する力をこの一年で伸ばしたいと思いました。大学で活かせるものにしたいです。

 ・課題を見つける作業が一番難しいことを思い出しました。 




課題の設定①(第2学年・第3学年)2024.04.24

2年生は班編成をするとともに、シンキング・ツールであるイメージマップを利用して、グループで課題の発見に取り組みました。

3年生は先週取り組んだ一人ひとりの興味・関心を基にして、シンキング・ツールであるロジック・ツリー(WhyツリーとHowツリー)を活用して課題の明確化に努めました。

なお、1年生は校外オリエンテーションのため、「総合的な探究の時間」は実施できませんでした。

(1)2年生の感想

・課題設定は探究をする上で一番大事な事だと思うので慎重に進めていきたい。

・友達の意見を聞いて、こんな考え方もあるのかと気づくことができるので面白い。

・1つのキーワードから関連性のない話題がバンバン出てきたので驚きました。

・問題提起をして関連した言葉をつなげていくと、新しい問題を発見することができるのではないかと思いました。


(2)3年生の感想


・3年生からは個人探究になるので、一人で情報収集や文章構成をしっかりやります。


・whyツリーがあまり進まなかった。探究したいことがあってもテーマにするのは難しい。


・一人で課題を見つけることはグループ探究に比べてすごく難しいなと感じました。


・既存情報ばかりに頼ってしまうところが難しい。オリジナル性を出したい。


考えるための技法(第1学年)2024.05.01

自分が「知っていること」・「知りたいこと」・「わかったこと」を整理し、見通しを立てるために利用する「KWL」と、「事実」・「理由付け」・「主張」の3つで、論理を構造化する「三角ロジック」を理解し、探究学習や日常生活で活用できるように学習しました。

*生徒の感想

KWLや三角ロジックを使うと、良いところや知りたいことがまとめやすいことがわかった。 

三角ロジックをうまく利用することができれば、自分の考えを整理して相手にわかりやすく伝えられることがわかりました。

・今まで知らなかった群馬の魅力を知る機会となりました。 全体を見通すことは大事だとわかりました

・グループワークで活動すると、様々な意見が出るので勉強になります。人と人との意見交流は大切なんだなと思いました。

・KWLや三角ロジックは意見をまとめるのに役立ちそうなので、部活の ミーティングなどで活用したいです。 

  

○外部講師による「出前講義」①(第2学年)2024.05.01

大学教授等の外部講師15名を本校に招聘し、専門的な講義をとおして、生徒の視野を広げ、探究学習の課題を発見するヒント、契機としました。詳細は次のとおりです。

*生徒の感想

・講義を聴いて、身近なところに探究のテーマがあるなと思いました。 

・精度の高い探究のためには「言葉の定義」を曖昧にしないことが大切だと知ることができました。 

・研究は失敗した時こそチャンスだとわかりました。講師のお話とてもワクワクしました。 実験が楽しみです。 

経済学部  経済学科  

 矢野 修一  教授 

前橋工科大学  工学部  総合デザイン工学科 

   田所  淳准教授

○課題の設定②(第3学年)2024.05.01

   前回に引き続き、シンキング・ツールであるロジック・ツリー(WhyツリーとHowツリー)を活用して、一人ひとりが課題の明確化に努めました。

*生徒の感想

・これまではグループで他の人の意見を貰うことができていたが、3年生は個人だから他の人の意見がないから難しい。

・whyツリーは課題設定を考える時にとても便利だと感じました。

 ・FigJamの使い方が難しかった。最初は戸惑ったが、細かい使い方はjamボードと同じようだと感じた。

考えるための技法(第1学年)2024.05.08

シンキング・ツールである「Xチャート」を用いて、群馬県のソウルフード「焼きまんじゅう」をメジャーデビュー(全国的販売展開)させるために必要な方策を4つの視点から検討しました。

*生徒の感想

・焼きまんじゅうは非の打ち所がない食べ物だと思っていたのですが、Xチャートを使うと改善点があることに気づきました。

 ・Xチャートは色々な観点からの問題点や改善策をまとめ、見える化するのに便利だと思った。

 ・グループで意見交換すると、自分では思いつかないような意見が聞けて面白いなと思った。 


課題の設定(第2学年)2024.05.08

「出前講義」①(5月1日実施)のふりかえりをグループで行うとともに、シンキング・ツールであるロジック・ツリー(WhyツリーとHowツリー)を活用して、課題設定のヒントを探しました。

*生徒の感想

・自分が受講していない講義の内容やスライドを知ることができ、探究の注意点もわかりました。

・ロジックツリーは探究活動の問題や課題を構造化できるので、新しい発見につながる便利なツールだと思いました。

・出前講義で聞いたことを、他の人に説明するのはとても大変だなと思いました。 

課題に対して「なぜ?」を問うことが重要であると思った。 

グループ活動をとおして、みんなの意見を聞いて理解し、より幅広く考えながら課題設定をしたいです。 


課題の設定(第学年)2024.05.08

探究の構想を整理するために、ワークシート「プレ探究計画書」に課題に対する解決策等を書き出しました。また、個人の探究活動の進捗状況をグループで共有し、情報交換をしました。

*生徒の感想

・個人探究だけれども、まわりの人と協力するとスムーズに進むと思った。

・課題を発見することができて良かったです。これから課題の問題点や解決策を見つけていきたいです。

・どうやって情報を集めるかを考えた 。  Figjamの使い方がわかった

・ロジックツリーを活用して、探究の課題を深められた。

 ・受験勉強とのバランスに気をつけつつ、しっかり探究していきたい。 

外部講師による「出前講義」②(第2学年)2024.05.09

第1回「出前講義」(5月1日)に引き続き、大学教授等の外部講師14名を本校に招聘し、様々な専門的な講義をとおして、生徒の視野を広げ、探究学習の課題を発見するヒント、契機としました。高校総体の前日でしたが、生徒は熱心に聴講していました。詳細は次のとおりです。

*生徒の感想

・意思決定には様々な選択肢から最も良い選択をすることが求められる。

・選択肢が多い時、少ない時でそれぞれメリット・デメリットがあることに気が付くことが大切。

・豊富な選択肢があることが有益とは限らず、選択肢の幅が狭いお店の方が売上が高いという検証結果を活かしたのが「コンビニ」だと初めて知った。

・基本的な身体の仕組みを知らなければ、最適な治療も受けられない。治療をただ受けるだけでなく、積極的に自分の身体の状態を伝えていこうと思った。


外部講師による「出前講義」②(第2学年)2024.05.09

第1回「出前講義」(5月1日)に引き続き、大学教授等の外部講師14名を本校に招聘し、様々な専門的な講義をとおして、生徒の視野を広げ、探究学習の課題を発見するヒント、契機としました。高校総体の前日でしたが、生徒は熱心に聴講していました。詳細は次のとおりです。

*生徒の感想

・意思決定には様々な選択肢から最も良い選択をすることが求められる。

・選択肢が多い時、少ない時でそれぞれメリット・デメリットがあることに気が付くことが大切。

・豊富な選択肢有益とは限らず、選択肢の幅が狭い方が売上が高いという検証結果を活かしたのが「コンビニ」だとわかった。

・基本的な身体の仕組みを知らなければ、最適な治療も受けられない。積極的に自分の身体の状態を理解しようと思った。


群馬大学  名誉教授  

 富山慶典  教授 

中央スポーツ医療専門学校

                 永井よりか先生


〇トレーニング1「課題の設定」①(第1学年)2024.05.15

前半はオンラインを利用して、学年共通課題設定のポイントなどを学習しました。後半は自分自身や本校のイメージ・マップを作成し、課題の設定につながる「気になること」を見える化しました。

*生徒の感想

・イメージマップを使うと少しずつ深く掘り進められ、課題や問題を見つけられることができ便利だと気付いた。 

・自分のイメージマップから導き出した課題を文章でまとめることができた。この先も使っていくと思うのでいい練習ができた。

 ・テーマは自由というのは意外とむずかしい。 自分の本当に好きなことや興味のあることを見つけていきたいと思った。 

〇「出前講義」(5月9日実施)のふりかえり(第2学年)2024.05.15

前半はグループ単位でそれぞれが受講した「出前講義」の内容をワークシートを使用して報告し、情報共有を図りました。後半は「校外学習」(5月22日実施予定)の班別行動の計画を立案しました。

*生徒の感想

・出前講義を通して課題設定の参考になることや発表に活かせる内容がたくさんあった。

・誰もが興味を持ってくれる発表ができるよう、これからの探究活動に取り組んでいきたい。

・それぞれの講義で内容は違うものの、講義の中で核となる部分には多くの共通点があった。

〇「校外学習」(5月22日実施予定)の準備(第3学年)2024.05.15

3年生の「校外学習」は日本科学未来館を拠点として、東京都内で班別行動をとおして、探究学習や進路学習などを行うもので、その準備として学習計画書を作成しました。

*生徒の感想

・よい探究につながるような校外学習にしたいと思った。 しっかり学んできます。 

・日本科学未来館は色々な施設設備があって驚いた。 未来館が楽しみです。 

・この学年で校外へ行くのは最後になると思うので、最高に楽しく学びたい。