活動報告
○全体オリエンテーション(第1学年)2025.04.23
高校で初めての「総合的な探究の時間」として、探究活動の目的や進め方、シンキングツールや課題設定などの基本について学びました。後半は印象に残ったキーワードや感想を振り返り、探究への意識を高めるとともに、学びが将来や社会とどう関わるかを考える機会となりました。
*生徒の感想
・自分が知らない探究の方法が知れて良かった。シンキングツールなどこれからたくさん使っていきたいと思った。
・中学校の総合の時間が、高校の探究の前段階だったと知って、つながっていることが分かりました。中学では先生から出された課題を話し合っていたけど、高校では自分たちで課題を見つけて考えていくんだと思いました。
・これからの社会を生きるために必要なことなのでしっかり学んでいきたい。
○全体オリエンテーション(第2学年)2025.04.23
全体オリエンテーションをとおして、課題設定、情報収集、整理分析、まとめ・表現という「探究の過程」を改めて確認しました。2年生ではグループによる探究活動を行い、変化の激しい現代を生き抜くための「生きる力」を身につけることを目指します。
*生徒の感想
・探究活動を通して、自分が本当に興味を持てるテーマを見つけるのは簡単ではなかったけれど、問いを考えたり、友達の意見を聞いたりする中で、少しずつ関心のある方向が見えてきた気がする。
・グループでの話し合いや他の発表を聞くことで、自分とは違う考え方や価値観にたくさん触れることができて、新しい視点を持つきっかけになった。
・これから始まるグループ探究活動では、自分の興味をもっと深めていきたいと思うようになり、考えをまとめたり伝えたりする力も伸ばしていきたいと感じている。
○ 全体オリエンテーション(第3学年)2025.04.23
入学以来、探究活動を重ねてきましたが、3学年では「個別探究活動」となります。前半では、これまでの探究活動を振り返り、2学年のグループ探究とどう違うのか。そして、「個別探究活動」をどうとらえるべきかについて、全体オリエンテーションを実施しました。後半は、宿題でもあった興味のタネを、社会課題や心のモヤモヤとどのように結び付けられるのかについて各自が考察しました。
*生徒の感想
・コミュニケーション能力や課題解決のための力を探究活動をとおして育んでいきたいと思った。
・自分に興味があって、かつ社会に貢献できる課題の設定がなかなか難しかった。
・社会問題を「自分事」として受け止めつつ、他者のために尽くす奉仕の精神が大切だと感じた。
○考えるための技法①(第1学年)2025.04.30
物事の共通点と相違点を比較するのに役立つシンキングツール「ベン図」と、「良い点・良くない点・気になる点」を整理し、物事を多面的・多角的に捉える「PMI」を学習しました。生徒たちは積極的に思考を深め、食(米とパン)に関する身近なテーマをもとに、視点を広げながら真剣に取り組みました。
*生徒の感想
・ベン図やPMIなどの考える道具を使うことで、自分たちの意見を整理したり、違う意見を比べたりしやすくなった。
・他の人の視点を聞いたことで、同じ食に関することでも色々な考え方があると気づいた。
・当たり前に食べていた食品の背景や課題について知り、なぜこの食材が選ばれているのかなど、深く考えるようになった。
○ 第1回出前講義(第2学年)2025.04.30
大学教授等の外部講師による講義をとおして、生徒の視野を広げ、探究課題を発見するヒントやきっかけを得ることを目指しました。本日は8校の大学、3校の専門学校から14名の先生を招聘しました。本行事も3年目となり、探究学習を進める上で、不可欠のものになりしつつあります。
*生徒の参考
・一人の意見だけでなく、複数の人と話し合うことで視点が広がり、自分の考えも深まると実感した。
・失敗してもいいからまず行動することが大切だとわかった。やってみないと本当の課題は見えてこない。
・社会課題を身近なことと結び付けて考えると、自分にもできることがあると前向きな気持ちになった。
○ 課題の設定1(第3学年)2025.04.30
前半は個人が1つに絞り込んできた問題について、問題設定の理由と今後の探究活動の見通しをグループ内で発表させ、互いに寄せ合う感想や助言をとおして、課題設定に向けたブラッシュアップを行いました。後半はロジックツリーを使い、「問題」と「課題」それぞれについて思考の構造化に挑戦しました。
*生徒の感想
・身近な問題点から、課題を設定する糸口を見つけることできました。発見した問題点をもとに、ロジックツリーで課題設定を行い、個別探究をとおして微力ながらも社会貢献につなげられるよう、頑張りたいと思います。
・問題点がいくつか発見できたものの、まだ1つに絞り切れていなかったので、改めて情報収集を行い問題点について具体化させました。これをもとに次回はロジックツリーに取り組んでいきます。
・課題を設定するためにそれぞれが感じる問題点をグループ内で共有・議論をする中で、私たち高校生と関連のある問題が思ったよりも多いことに驚きました。
○考えるための技法②(第1学年)2025.05.07
「群馬県の魅力度を高めるにはどうしたら良いか」というテーマに取り組むにあたり、まずKWLを用いて「知っていること・知りたいこと・わかったこと」を整理することで、関心を深め、理解を深める方法を学びました。次に、三角ロジックを活用し、「事実・理由・主張」の順に考えることで、自分の主張を論理的に組み立て、相手に伝わりやすく整理する力を養いました。
*生徒の感想
・KWLに書き出すことで、自分の知識や関心が整理でき、さらに三角ロジックを使うことで、考えを筋道立てて文章にまとめられることに気づいた。
・群馬には観光地が意外と多いのに、なぜ魅力度ランキングが低いのか疑問に感じた。情報発信の仕方に課題があるのではないかと考えた。
・群馬県には多くの観光資源がある一方で、若者が関心を持てるような現代的な施設やエンタメ性のある場所が少ないことに気づきました。
○課題の設定1 興味のタネを探す(第2学年)2025.05.07
本時は「課題の設定」のための導入授業として位置づけました。前半では「みんなの探究ライブラリ」を調べ、課題の設定に至るまでのイメージをつかみました。後半ではシンキングツール「イメージマップ」を用いて、自分が解決したい課題を明確化しました。
*生徒の感想
・課題を設定するのは簡単そうに見えて、実際にやってみるととても難しいということに気づきました。
・イメージマップはトピックを広げたり整理したりするのにとても役立つけれど、書き方や広げ方には工夫が必要だと感じました。
・日常生活の中には、普段は意識していなかった疑問や課題がたくさんあることに気づきました。
○ 課題の設定2(第3学年)2025.05.07
グループでの意見交換をもとに1つに絞り込んできた問題点から、ロジックツリーを用いて抽象的な問題を具体化させました。そして、その解決のために必要な課題は何かを考え、個別探究での「仮課題の設定」に挑戦しました。生徒たちはその他、様々な考えるための技法を用いて課題設定につながる糸口をそれぞれが模索しました。
*生徒の感想
・whyツリー、Howツリーの2つのロジックツリーを使うことで、自分の感じている問題が構造化され、取り組むべき課題が明確になった。
・探究は調べ学習ではないので難しい。テーマも大きくなりがちなので、高校生としての自分が取り組めることを絞れるようにする。
・授業内での完結を目指すのではなく、授業以外の時間も使って個別探究のテーマをより一層深堀りしていきたい。
○考えるための技法③(第1学年)2025.05.14
多面的・多角的に物事を捉え、分類して整理するシンキングツール「Xチャート」を活用し、群馬県のソウルフードである「焼きまんじゅう」を全国展開させるための方策について、4つの視点から検討しました。
*生徒の感想
・他の人の意見や視点に触れることで、自分では気づけなかったことに気づき、新たな学びにつながった。
・焼きまんじゅうをテーマに、問題点や改善点を考えるのは大変だったが、問題発見から課題解決までのプロセスを体験する中で、探究的な考え方が身についてきた。
・焼きまんじゅうのような身近なテーマにも多様な意見や実態があることに驚き、地域や社会への関心が高まった。
○課題の設定2 興味のタネを探す・興味のための理解(第2学年)2025.05.14
前回に続き、興味のタネを探す作業に取り組みました。今回はシンキングツール「ロジックツリー」を用いて興味のあるキーワードの問題点を考え、その原因を整理分析し、解決方法を考察しました。
*生徒の感想
・「なぜ?」「どうやって?」と問いを重ねて深堀りしていくことで、これまで気づかなかったことにたくさん気づけるとわかった。
・ロジックツリーを使って考えを広げたり整理したりするのは難しかったけれど、その分、課題の解決に向けて考えやすくなった。
・班の仲間と意見を出し合って話し合うことで、自分では思いつかなかった考えに触れられたり、楽しく深められたりした。
○課題の設定3 プレ探究計画の作成(第3学年)2025.05.14
個別に設定した課題について今後の探究活動の見通しを立てるため、プレ探究計画書の作成に取り組み始めました。中には課題を設定したものの、見通しが立たず、改めて課題設定に取り組む者もいました。探究活動とはこのように「行きつ戻りつ」を繰り返す中、自分が本当に取り組むべき課題を探し、取り組んでいくものなのです。
*生徒の感想
・取り組むべき課題が小さくなるほど貢献度も下がっていくが、高校生としての自分に何ができるかを現実的に考えつつ、課題を設定したい。
・課題が決まれば解決策も簡単に見つかると思っていたが、実際に考えてみると、なかなか解決策が思い浮かばない現実を知った。
・現在、構想段階の課題が、今後どのように探究として展開していくかが楽しみなので、さらに視野を広げていきたい。
○課題の設定① 課題の設定とは(第1学年)2025.05.28
前半にオンライン形式で全学年共通の課題設定に関する講義を行い、探究において重要となる「問いの立て方」や「課題設定の視点」について学びました。後半は、各自が興味・関心のあるテーマをもとにイメージマップを作成し、「気になること」を可視化するワークに取り組みました。イメージマップを用いることで、自分の中にある関心や思考を広げながら、探究の入口となる「問い」を探る時間となりました。
*生徒の感想
・一つのテーマから多くのことが連想でき、自分でも驚くほど考えが広がった。イメージマップは無限に広がるツールだと感じた。
・自由に課題を設定する難しさはあったが、自分の興味を深める楽しさや達成感を得ることができた。
・「考える力」や「創造力」が生きる力にもつながることを実感した。探究の場だけでなく、日常の中でも活かしていきたい。
○「出前講義」のふりかえり(第2学年)2025.05.28
「出前講義」(4月30日及び5月15日実施)をワークシートを活用してふりかえりました。興味・関心を持ったこと、今後のグループ探究活動のヒントになりそうなことを整理しました。その後、探究を行うグループ毎に「ロジックツリー」を用いて、探究活動を始めました。
○課題の設定4 個別探究計画書の作成1(第3学年)2025.05.28
プレ探究計画書をもとに探究計画書の完成を目指して作成に当たりました。作成の過程で仲間と話し合いながら互いの不十分な点を指摘し合い、また改善策について意見交換をするなど、個別探究活動の中にも協働して取り組む姿が見られました。生徒たちは次週の個別探究中間発表に向けてそれぞれ追い込みに入りました。
*生徒の感想
・来週行われる中間発表に間に合うように準備を進めていきたい。
・本日までを目標に作成してきた探究計画書が完成しました。計画書をもとに中間発表ができるよう調整していきます。
・Googleフォームで使用する画像の用意や、確認するべきアンケートの内容をどう作り込んでいくか、思考錯誤を繰り返しながら作成中です。
○課題の設定② 自己SWOT分析(第1学年)2025.06.04
課題設定につながる「興味のタネ」を見つける第一歩として、SWOT分析の手法を活用しました。SWOT分析とは、Strength(強み)=長所や好きなこと、Weakness(弱み)=短所や苦手なこと、Opportunity(機会)=楽しみだと思うこと、Threat(脅威)=困りごとの4つの視点から物事を整理・分析する方法です。授業では、まずグループで本校に関するSWOT分析を行い、その後、一人ひとりが自己SWOT分析に取り組みました。生徒たちは、自分の強みや弱み、今後の可能性や課題を見つめ直す中で、「リフレーミング(弱みを強みに変える見方)」に気付き、自己理解を深めていきました。普段意識していない自分の内面を言語化することで、今後の探究活動のヒントを得る機会となりました。
*生徒の感想
・自分の弱みを強みに変えるリフレーミングというものがあると知り、何事もポジティブに捉えやすくなりました。
・弱みから強みに変えることは自分をポジティブにしてくれると気付いた。自身の自己分析をすることで、自分の強みと弱みに改めて気付くことができた。2つを組み合わせて新しい課題に気づくことができたので、これを活かして行動に移していきたい。
・今回の課題設定の授業で、自分の身の回りの出来事や生活からも問いを見つけ出すことができることに気づいた。
○課題の設定③ プレ探究計画書の作成(第2学年)2025.06.04
・前時に続き、グループ探究の課題設定のために、ロジックツリーに取り組みました。Howツリーの作成から「プレ探究計画書」にも着手しました。こうした活動をとおして探究活動の方向性がメンバー間で共有されつつあります。
○個別探究中間発表 進捗状況のグループ内報告・探究計画書の作成2(第3学年)2025.06.04
個人で作成した探究計画書をもとに、これまでの進捗状況をグループ内で 一人ずつ発表しました。進行役のグループリーダーとタイムキーパーを決めさせ、生徒主体で進行。生徒たちはそれぞれが発見した問題に対し、どう課題を設定し、今後の探究をどう進めていくつもりなのかを具体的に説明する様子が見られました。仲間からの意見及び質疑・応答をとおして、探究計画書のブラシュアップを行いました。
*生徒の感想
・中間発表での質疑応答(意見交換)によって、課題の一層の具体化や改善すべき点が見つかったので、探究活動が前に進んだように感じました。
・課題を設定したつもりが、実は調べれば分かる内容だったことに気付いた。探究と調べ学習の違いに注意しないと、安易な道に進みそうになるので注意が必要だ。
・普段、当たり前と思っているものにも目を向けて、様々な視点から見たり、観点を変えることで、意外と課題は身の回りに溢れていることがわかった。
○課題の設定③ プレ探究計画書(第1学年)2025.06.11
探究活動の第一歩として、「プレ探究計画書」の作成に取り組みました。生徒は前回のSWOT分析などを活用し、自分の興味・関心や身近な課題をもとに探究テーマの「タネ」を整理しました。自分自身の強みや弱みと社会課題とをかけ合わせながら、自分ならではの探究テーマの構想に挑戦する時間となりました。
*生徒の感想
・自分の強みや弱みを掛け合わせて「こうだったらいいな」という理想を考え、それをもとに課題を見つける作業が新鮮で、自分自身を深く見つめ直すよい機会になった。
・社会課題と自分の課題がつながっていることに気づき、身近な問題からでも探究のテーマを見つけられることがわかって面白かった。
・初めて自分で課題を設定するのは難しかったが、試行錯誤を通じて解決策を考えることの楽しさや、探究の奥深さを実感できた。
○ライフプランニング授業(第2学年)2025.06.11
ソニー生命のライフプランナーによる、人生とお金について考える特設授業を実施しました。卒業後の進路やその後の人生設計を具体的に考えることをとおして、生活や社会の課題を自分のこととして引きつけて捉える契機になることを目指しました。
○情報の収集①(第1学年)2025.06.18
今回は「情報の収集①」をテーマに、オンライン形式で探究活動における基本的な情報収集の方法について学びました。文献調査・アンケート調査・インタビュー調査・実験・観察現地調査の5つの方法について、具体例を交えながら、それぞれの特徴や利点、注意点を確認しました。また、信頼性の高い情報を得るために、先行研究を活用する意義や引用の重要性、誤った情報に惑わされないための工夫についても学びました。あわせて、Googleスカラーを用いた文献調査の練習も行いました。
*生徒の感想
・情報収集には文献調査・アンケート・インタビュー・実験・現地調査という5つの方法があり、それぞれにメリットと注意点があることがわかった。自分の課題に合った方法を選びたい。
・引用や先行研究の活用によって、自分の探究の信頼性が高まること、そして調査結果が「事実かどうかを確かめる姿勢」が大切だと学んだ。
・探究は単なる調べ学習ではなく、仮説を立てたり、自分なりの視点をもって調査を進める必要があると知り、難しさと面白さを実感した。
○課題の設定④(第2学年)2025.06.18
プレ探究計画書を基にして、探究計画書の作成にグループ毎に取り組みました。これから探究活動を進めながら推敲を重ねて完成を目指します。本日より大学院生や大学生がボランティアでメンターを務め、生徒の活動に良い刺激を与えてくれました。
○情報収集1 各種調査活動の実施(第3学年)2025.06.18
情報収集の方法にも様々な方法があることを配信された資料を参考に考察しつつ、中間発表で得た仲間からの意見をもとにブラッシュアップした探究計画書に基づき、自らの探究に必要な情報収集を始めました。生徒たちは様々な情報収集の在り方にふれ、またそれが「整理・分析」と、どうつなげていくのかを見据え情報収集と向き合いました。
*生徒の感想
・情報収集をするあたり情報量が全く足りていない現実に気が付いた。多角的かつ多面的な情報収集の必要性に改めて気づいた。
・個別探究を進める中、互いに質問し合ったことで自分では気づけなかった視点や考え方を共有できた意義は大きいと思う。
・ネット頼みの情報収集のみならず、多様な文献にあたることで学びを深め、充実した探究活動につなげたい。
*生徒の感想
・様々な情報収集の方法があることを知り、それぞれに応じた準備や工夫が必要だと感じました。場面ごとに適切に使い分けていきたいです。
・アンケートは簡単そうに見えて、実際に作ってみると目的を明確にしないと良い質問ができないことに気づきました。聞きたいことを端的に伝える工夫が大切だと思いました。
・初めて自分でアンケートを作ってみて、難しさもありましたがとても楽しかったです。探究活動の中でも活かしていきたいと思います。
○外部連携の仕様・手順(第2学年)2025.06.25
探究学習における校内外活動のマニュアルや各種申請書について、担当教員からオンラインで説明を受けるとともに、各班の進捗状況に応じてグループ探究活動を行いました。
○情報収集2 各種調査活動の実施2(第3学年)2025.06.25
卒業生が作成した個別探究論文レポートのうち、優秀・奨励賞を閲覧しました。先輩たちが個別探究で導き出した彼らなりの最適解と、
自らの探究の現状とを対比させることで、今後の探究活動の全体イメージをつかみ、それぞれの進度に従って必要な情報収集を進めました。
*生徒の感想
・論文レポートの骨組みが出来上がりつつあるが、先輩方のレポートを見ると様々な事例が多面的に考察されている。自分も内容をもっと練り直す必要があると思った。
・インタビューさせていただいたスクールソーシャルワーカーのお話を聞いて、自分のテーマにやり甲斐を感じた。様々な視点からさらなる情報収集に当たりたい。
・アンケートを作る際は、明確な目的をもって作成するべきであり、具体的にわかりやすく質問内容を明記しないと回答者側に伝わりにくいことがわかった。答える側の視点に立ったアンケート作りが大切。
○整理・分析①(第1学年)2025.07.09
「整理・分析」の初回授業として、担当教員がオンラインで整理・分析の意義について解説しました。その後、生徒は実際にテーマを決めてGoogleフォームでアンケートを作成し、クラス内で相互に回答・分析を行いました。初めてGoogleフォームを使用する生徒も多く、実践的な体験を通じて多くの学びが得られました。
*生徒の感想
・アンケートを作るのは思ったより難しかったけれど、楽しかった。質問内容や形式を考えるのに工夫が必要で大変でしたが、友達に回答してもらえた達成感があり、他のアンケートを見るのも面白かったです。
・回答者のことを考えて質問を作ることの大切さを学んだ。言葉の選び方や形式によって答えやすさが変わると気づき、相手の立場に立って作る工夫が必要だと感じました。
・Googleフォームを使えば、整理・分析が意外と簡単にできるとわかった。結果が自動でグラフ化されることで情報をまとめやすく、紙より効率的だと実感しました。今後の探究にも活かせそうです。