活動報告
令和6年度の活動
〇トレーニング1「課題の設定」①(第1学年)2024.05.15
前半はオンラインを利用して、学年共通で課題設定のポイントなどを学習しました。後半は自分自身や本校のイメージ・マップを作成し、課題の設定につながる「気になること」を見える化しました。
*生徒の感想
・イメージマップを使うと少しずつ深く掘り進められ、課題や問題を見つけられることができ便利だと気付いた。
・自分のイメージマップから導き出した課題を文章でまとめることができた。この先も使っていくと思うのでいい練習ができた。
・テーマは自由というのは意外とむずかしい。 自分の本当に好きなことや興味のあることを見つけていきたいと思った。
〇「出前講義」(5月9日実施)のふりかえり(第2学年)2024.05.15
前半はグループ単位でそれぞれが受講した「出前講義」の内容をワークシートを使用して報告し、情報共有を図りました。後半は「校外学習」(5月22日実施予定)の班別行動の計画を立案しました。
*生徒の感想
・出前講義を通して課題設定の参考になることや発表に活かせる内容がたくさんあった。
・誰もが興味を持ってくれる発表ができるよう、これからの探究活動に取り組んでいきたい。
・それぞれの講義で内容は違うものの、講義の中で核となる部分には多くの共通点があった。
〇「校外学習」(5月22日実施予定)の準備(第3学年)2024.05.15
3年生の「校外学習」は日本科学未来館を拠点として、東京都内で班別行動をとおして、探究学習や進路学習などを行うもので、その準備として学習計画書を作成しました。
*生徒の感想
・よい探究につながるような校外学習にしたいと思った。 しっかり学んできます。
・日本科学未来館は色々な施設設備があって驚いた。 未来館が楽しみです。
・この学年で校外へ行くのは最後になると思うので、最高に楽しく学びたい。
中央スポーツ医療専門学校
永井よりか先生
群馬大学 名誉教授
富山慶典 教授
○第1回 全体オリエンテーション(第1学年)2024.04.10
これから学ぶ「総合的な探究の時間」導入の背景やねらいを、ICTを活用して第1学年の生徒と教員が学習しました。
本校生徒は勢至ホールに集合し、一貫校の生徒はオンラインで結んで、共通理解(目線合わせ)を図りました。
生徒のふりかえり、代表的な感想を紹介します。
・高校の探究は中学校とは違い、自分で課題を発見し自分事として解決していく。
・正解のない解を模索し続けることが多様化した社会には大切だと感じた。
・樹徳では変化の激しい時代を生き抜く力を得ることができるんだと思った。
・シンキング・ツール(考えるための技法)はたくさんあり、有効だとわかった。
・情報を収集する力、整理する力が重要だと思いました。
○優秀探究活動報告会(第2学年・第3学年)2024.04.10
令和5年度探究活動報告会で「優秀賞」を受賞した、新3年の代表生徒が本校の講堂でグループ発表をしました。
2年・3年生が全員参加し、「総合的な探究の時間」の活動イメージを共有しました。発表テーマは次のとおりです。
①「売れるコンビニ商品を考えよう!」
②「質の高い睡眠をとるためには」
③「スポーツドーピングって何?」
④「キャベツパウダーで美味しい餃子を作ろう」
⑤「一番効果的なダイエット方法とは」
生徒のふりかえり、代表的な感想を紹介します。
(1)2年生の感想
・ネットで調べたことをまとめただけじゃない探究がいいと思った。
・先輩方のようにわかりやすくまとめ、スラスラと発表できるようになりたい。
・質問されたらしっかり答えられていて、探究がちゃんとできてるなと思った。
・自分が疑問に思うことを追求することは、面白そうだと思った。
(2)3年生の感想
・色々な内容のものがあって、これからの個人探究の参考にしようと思った。
・レベルの高い探究を聞くことができ、今年度の個人探究のお手本になった。
・どの班も質疑応答がしっかりできていて、個人探究の参考になった。
・三年生だけじゃなく、二年生も質問しているのは、本当にすごいと思った。
○考えるための技法①(第1学年)2024.04.17
物事の共通点と相違点を比較するのに役立つシンキング・ツールである「ベン図」と、「良い点」・「良くない点」・「気になる点」を整理し、物事を多面的・多角的に見るのに役立つ「PMI 」という技法を学習しました。先生も生徒も初めて学習する内容でしたが、一生懸命取り組みました。
生徒のふりかえり、代表的な感想を紹介します。
・シンキング・ツールを使うと、わかりやすく、アイデアも出しやすかった。
・ペアやグループで話し合うことによって、気づくことが多く、面白かった。
・ベン図やPMIは授業や部活など色々な場面で使ってみたい。
・疑問に思うこと(interesting)を広げ、深めることが探究学習の第一歩だと思う。
・自分の意見を文字にし、発表することにより、整理ができてよかった。もっと多角的に考えられるようになりたい。
○第1回 全体オリエンテーション(第2学年・第3学年)2024.04.17
前半はオンラインを利用して、これから始まる「総合的な探究の時間」についてのオリエンテーションをそれぞれの学年で行いました。後半は自分の興味・関心をクラスメートと共有し、2年生はグループ編成の準備を、3年生は個人探究の準備をしました。
(1)2年生の感想
・本格的に探究活動が始まるので昨年度学んだことを活かして頑張りたいです。
・1年生の時に習った探究の授業内容が役に立つのが嬉しかった。
・大学教授や大学生の話を聞く機会があるのでしっかり考えて探究をしていきたい。
・シンキングツールを使って課題を「自分ごと」としてとらえ、主体的に取り組んでいこうと思いました。
・これから一年を通して自分が興味を持った課題について探究できることがとても楽しみです。
(2)3年生の感想
・今年度の探究は個人だから、興味のあることを徹底的に探究したいです。
・自分の進路に基づいたことに興味関心がある人が多いと感じました。
・個人探究に向けて大学の先生にアドバイスをしていただいたことを元にして進めていきたいです。
・挑戦する力をこの一年で伸ばしたいと思いました。大学で活かせるものにしたいです。
・課題を見つける作業が一番難しいことを思い出しました。
○課題の設定①(第2学年・第3学年)2024.04.24
2年生は班編成をするとともに、シンキング・ツールであるイメージマップを利用して、グループで課題の発見に取り組みました。
3年生は先週取り組んだ一人ひとりの興味・関心を基にして、シンキング・ツールであるロジック・ツリー(WhyツリーとHowツリー)を活用して課題の明確化に努めました。
なお、1年生は校外オリエンテーションのため、「総合的な探究の時間」は実施できませんでした。
(1)2年生の感想
・課題設定は探究をする上で一番大事な事だと思うので慎重に進めていきたい。
・友達の意見を聞いて、こんな考え方もあるのかと気づくことができるので面白い。
・1つのキーワードから関連性のない話題がバンバン出てきたので驚きました。
・問題提起をして関連した言葉をつなげていくと、新しい問題を発見することができるのではないかと思いました。
(2)3年生の感想
・3年生からは個人探究になるので、一人で情報収集や文章構成をしっかりやります。
・whyツリーがあまり進まなかった。探究したいことがあってもテーマにするのは難しい。
・一人で課題を見つけることはグループ探究に比べてすごく難しいなと感じました。
・既存情報ばかりに頼ってしまうところが難しい。オリジナル性を出したい。
○考えるための技法②(第1学年)2024.05.01
自分が「知っていること」・「知りたいこと」・「わかったこと」を整理し、見通しを立てるために利用する「KWL」と、「事実」・「理由付け」・「主張」の3つで、論理を構造化する「三角ロジック」を理解し、探究学習や日常生活で活用できるように学習しました。
*生徒の感想
・KWLや三角ロジックを使うと、良いところや知りたいことがまとめやすいことがわかった。
・三角ロジックをうまく利用することができれば、自分の考えを整理して相手にわかりやすく伝えられることがわかりました。
・今まで知らなかった群馬の魅力を知る機会となりました。 全体を見通すことは大事だとわかりました 。
・グループワークで活動すると、様々な意見が出るので勉強になります。人と人との意見交流は大切なんだなと思いました。
・KWLや三角ロジックは意見をまとめるのに役立ちそうなので、部活の ミーティングなどで活用したいです。
○外部講師による「出前講義」①(第2学年)2024.05.01
大学教授等の外部講師15名を本校に招聘し、専門的な講義をとおして、生徒の視野を広げ、探究学習の課題を発見するヒント、契機としました。詳細は次のとおりです。
*生徒の感想
・講義を聴いて、身近なところに探究のテーマがあるなと思いました。
・精度の高い探究のためには「言葉の定義」を曖昧にしないことが大切だと知ることができました。
・研究は失敗した時こそチャンスだとわかりました。講師のお話とてもワクワクしました。 実験が楽しみです。
経済学部 経済学科
矢野 修一 教授
前橋工科大学 工学部 総合デザイン工学科
田所 淳准教授
○課題の設定②(第3学年)2024.05.01
前回に引き続き、シンキング・ツールであるロジック・ツリー(WhyツリーとHowツリー)を活用して、一人ひとりが課題の明確化に努めました。
*生徒の感想
・これまではグループで他の人の意見を貰うことができていたが、3年生は個人だから他の人の意見がないから難しい。
・whyツリーは課題設定を考える時にとても便利だと感じました。
・FigJamの使い方が難しかった。最初は戸惑ったが、細かい使い方はjamボードと同じようだと感じた。
○考えるための技法③(第1学年)2024.05.08
シンキング・ツールである「Xチャート」を用いて、群馬県のソウルフード「焼きまんじゅう」をメジャーデビュー(全国的販売展開)させるために必要な方策を4つの視点から検討しました。
*生徒の感想
・焼きまんじゅうは非の打ち所がない食べ物だと思っていたのですが、Xチャートを使うと改善点があることに気づきました。
・Xチャートは色々な観点からの問題点や改善策をまとめ、見える化するのに便利だと思った。
・グループで意見交換すると、自分では思いつかないような意見が聞けて面白いなと思った。
○課題の設定②(第2学年)2024.05.08
「出前講義」①(5月1日実施)のふりかえりをグループで行うとともに、シンキング・ツールであるロジック・ツリー(WhyツリーとHowツリー)を活用して、課題設定のヒントを探しました。
*生徒の感想
・自分が受講していない講義の内容やスライドを知ることができ、探究の注意点もわかりました。
・ロジックツリーは探究活動の問題や課題を構造化できるので、新しい発見につながる便利なツールだと思いました。
・出前講義で聞いたことを、他の人に説明するのはとても大変だなと思いました。
・ 課題に対して「なぜ?」を問うことが重要であると思った。
・グループ活動をとおして、みんなの意見を聞いて理解し、より幅広く考えながら課題設定をしたいです。
○課題の設定③(第3学年)2024.05.08
探究の構想を整理するために、ワークシート「プレ探究計画書」に課題に対する解決策等を書き出しました。また、個人の探究活動の進捗状況をグループで共有し、情報交換をしました。
*生徒の感想
・個人探究だけれども、まわりの人と協力するとスムーズに進むと思った。
・課題を発見することができて良かったです。これから課題の問題点や解決策を見つけていきたいです。
・どうやって情報を集めるかを考えた 。 Figjamの使い方がわかった 。
・ロジックツリーを活用して、探究の課題を深められた。
・受験勉強とのバランスに気をつけつつ、しっかり探究していきたい。
○外部講師による「出前講義」②(第2学年)2024.05.09
第1回「出前講義」(5月1日)に引き続き、大学教授等の外部講師14名を本校に招聘し、様々な専門的な講義をとおして、生徒の視野を広げ、探究学習の課題を発見するヒント、契機としました。高校総体の前日でしたが、生徒は熱心に聴講していました。詳細は次のとおりです。
*生徒の感想
・意思決定には様々な選択肢から最も良い選択をすることが求められる。
・選択肢が多い時、少ない時でそれぞれメリット・デメリットがあることに気が付くことが大切。
・豊富な選択肢があることが有益とは限らず、選択肢の幅が狭いお店の方が売上が高いという検証結果を活かしたのが「コンビニ」だと初めて知った。
・基本的な身体の仕組みを知らなければ、最適な治療も受けられない。治療をただ受けるだけでなく、積極的に自分の身体の状態を伝えていこうと思った。
○外部講師による「出前講義」②(第2学年)2024.05.09
第1回「出前講義」(5月1日)に引き続き、大学教授等の外部講師14名を本校に招聘し、様々な専門的な講義をとおして、生徒の視野を広げ、探究学習の課題を発見するヒント、契機としました。高校総体の前日でしたが、生徒は熱心に聴講していました。詳細は次のとおりです。
*生徒の感想
・意思決定には様々な選択肢から最も良い選択をすることが求められる。
・選択肢が多い時、少ない時でそれぞれメリット・デメリットがあることに気が付くことが大切。
・豊富な選択肢は有益とは限らず、選択肢の幅が狭い方が売上が高いという検証結果を活かしたのが「コンビニ」だとわかった。
・基本的な身体の仕組みを知らなければ、最適な治療も受けられない。積極的に自分の身体の状態を理解しようと思った。
〇トレーニング1「課題の設定」①(第1学年)2024.05.15
前半はオンラインを利用して、学年共通で課題設定のポイントなどを学習しました。後半は自分自身や本校のイメージ・マップを作成し、課題の設定につながる「気になること」を見える化しました。
*生徒の感想
・イメージマップを使うと少しずつ深く掘り進められ、課題や問題を見つけられることができ便利だと気付いた。
・自分のイメージマップから導き出した課題を文章でまとめることができた。この先も使っていくと思うのでいい練習ができた。
・テーマは自由というのは意外とむずかしい。 自分の本当に好きなことや興味のあることを見つけていきたいと思った。
〇「出前講義」(5月9日実施)のふりかえり(第2学年)2024.05.15
前半はグループ単位でそれぞれが受講した「出前講義」の内容をワークシートを使用して報告し、情報共有を図りました。後半は「校外学習」(5月22日実施予定)の班別行動の計画を立案しました。
*生徒の感想
・出前講義を通して課題設定の参考になることや発表に活かせる内容がたくさんあった。
・誰もが興味を持ってくれる発表ができるよう、これからの探究活動に取り組んでいきたい。
・それぞれの講義で内容は違うものの、講義の中で核となる部分には多くの共通点があった。
〇「校外学習」(5月22日実施予定)の準備(第3学年)2024.05.15
3年生の「校外学習」は日本科学未来館を拠点として、東京都内で班別行動をとおして、探究学習や進路学習などを行うもので、その準備として学習計画書を作成しました。
*生徒の感想
・よい探究につながるような校外学習にしたいと思った。 しっかり学んできます。
・日本科学未来館は色々な施設設備があって驚いた。 未来館が楽しみです。
・この学年で校外へ行くのは最後になると思うので、最高に楽しく学びたい。
〇トレーニング1「課題の設定」②(第1学年)2024.05.29
課題の設定につながる興味のタネを見つける方法を実習しました。まず、本校に関するSWOT分析をグループで行い、次に一人ひとりで自己SWOT分析に挑戦しました。なお、SWOT分析とは、Strength(強み)=長所や好きなこと、Weakness(弱み)=短所や嫌いなこと、Opportunity(機会)=楽しみだと思うこと、Threat(脅威)=困りごとの4つの観点から物事を分析する手法です。
*生徒の感想
・SWOT分析は、自分のことについて深く知るきっかけになった。考えることは大事なんだとわかった。
・自分の弱みをリフレーミングして強みにするのは難しいと思った。
・自分の弱み等を文字にして見えるようにしたことで、自分を見直すことができました。
・自分の短所も言い換えれば長所になるのだと思った。すぐに諦めるのではなく見方を変えるのがいいのだとわかった。
・弱みを強みに変えるが楽しくて、ポジティブ思考になった気がします。 SWOT分析から課題を見つけるのは難しかったです。
○課題の設定③(第2学年)2024.05.29
前回までに取り組んできたロジック・ツリーや「出前講座」等での学びを生かし、「プレ探究計画書」づくりに着手しました。
*生徒の感想
・何か一つのことについて突き詰めていくと、何を課題とするべきかが絞れてくる。課題を慎重に決めていきたい。
・改めて課題設定の難しさが分かった。多面的かつ、深く掘り進めていかないと課題の発見ができないので、様々なシンキングツールを使っていきたい。
・シンキングツールには様々な種類があるので、状況に応じて使い分けられるようになりたい。
○課題の設定④(第3学年)2024.05.29
前半は「校外学習(5月22日)」で共通見学した日本科学未来館やグループごとの見学内容を情報交換しました。その際には
時間・空間・違和感という3つの軸「カン」から考え、課題設定のヒントを探りました。後半は「探究計画書」づくりに着手しました。
*生徒の感想
・人流が異常に多い 。外国人がいっぱいいた。 やっぱり東京は素敵。校外学習めっちゃ楽しかったです 。
・日本科学未来館は色々なことが体験できてたのしかった。 休みの日を使ってまた行きたいです。
・展示物を見て、どのようなレイアウトならば伝わりやすいか、探究学習の参考になりました。
・地球温暖化、技術革新、人間の老化など興味のあることが多く、もう少し詳しく調べてみたいです。
・円安や物価高の事情もあると思うけれど、海鮮丼に6000円は払えないと思った。
〇トレーニング1「課題の設定」③(第1学年)2024.06.12
課題の設定につながる「プレ探究計画書」の作成に取り組みました。企画担当の教員からワークシートの記入の仕方をオンラインで説明を受けた後に、SWOT分析等で見つけた興味のタネから、探究のテーマになりそうなものをワークシートに整理しました。
*生徒の感想
・プレ探究計画書で身近な課題が数多く出てきて、解決策も導き出せそうな感じがした。普段の生活や部活動にも役に立ちそう。
・最近行われた文化祭を対象にして課題の設定をしたのでとても考えやすかった。
・解決策を仕分けすることが難しく感じたが、自分で課題を設定し、解決策を見つけることができて良かった。
なお、2年生は 「進路ガイダンス」を、3年生は「三者面談」を実施しました。
〇トレーニング1「情報の収集」①(第1学年)2024.06.12
はじめに、オンライン方式で担当教員から情報収集のポイントを学びました。その上で、前時からの課題である「探究計画書」の作成に取り組みました。
*生徒の感想
・探究学習は調べ学習的なものだと思っていたら、ぜんぜん違うものなんだなと改めて思った。
・いろいろな視点で物事を見ることが大切だとわかった。メモや記録は残しておかないとダメなことがわかった。
・「情報の収集」というと文献調査の印象が強かったが、それ以外にも様々な調査方法があることが分かった。
・将来、仕事をしていく上で知っていた方がよいことばかりで勉強になりました。
○課題の設定④(第2学年)2024.06.19
「探究計画書」の作成をとおしてグループ課題の設定に取り組みました。その際に行き詰まった生徒は、シンキング・ツールの「ロジック・ツリー」を活用して軌道修正を図りました。また、大学生や院生(D1)がボランティアで来校し、「メンター」として生徒の活動を支援してくれました。
*生徒の感想
・行政が行うべき活動ではなく、高校生の自分たちだからこそできる探究活動を進めていきたいです。
・探究計画書を書き始める段階まできたので、グループで話し合ってより具体的に進めていこうと思います。
・チームの一体感がないと、役割分担などが難しく、フィールドワークで苦戦してしまいそうだ。
○課題の設定⑤(第3学年)2024.06.19
各自で探究計画書の作成に取り組むとともに、次の過程の「情報収集」の準備として探究活動に係る本校のマニュアルを情報共有しました。校外活動申請書の作成に着手する生徒もいました。
*生徒の感想
・一人で考えるのはすごく難しくて大変だなと改めて思いました。一人で全部の探究活動をするのは大変だと思いました。
・みんなと情報交換をして視野がすごく広がった気がします。やはり、周りの意見やみんなの考えは大切なんだなと思いました。
・広く大きなテーマも絞ると取り扱いやすくなり、課題を一歩一歩解いている感じがします。
〇トレーニング1「情報の収集」②(第1学年)2024.06.26
前回学習した「情報の収集」について、別の担当者が作成したスライドをオンラインで視聴してポイントを再確認しました。その後、調査のためのアンケート作成をワークシートに沿って実習しました。
*生徒の感想
・中学校の「総合」よりもやることが本格的になるので、楽しそうな反面難しそうです。
・情報収集では事前の準備、調査の目的、記録の保存、そして相手の許可が重要だということがわかった。
・今まで自分でアンケート内容を考える機会があまりなかったので、非常に新鮮で興味深い探究の学習をすることができた。
・google scholarで先行研究が確認でき、大学などにはたくさんの論文があることがわかった。
・インターネットで調べるのも良いが、直接インタビューをして生の声を聞くのはさらに良いと思った。
○探究活動の諸手続きについて(第2学年)2024.06.26
前半は校内活動や校外活動の手続きなどをオンライン方式で学習しました。なお、生徒に配付した資料は担当者が生成AIを駆使して作成したそうです。後半はグループで探究計画書の作成を進めました。
*生徒の感想
・探究計画書ができたので、計画通りに進めていけるよう班で協力していきたい。
・グループで決めた課題は既に他の人によって解決済みの課題だと思う。同じ方向性の課題でも内容を細分化し、その中で自分たちなりの課題を発見したい。
・教育実習生に大学生の視点から助言をいただき、気づかされたことがたくさんあった。課題をもっと自分事化していきたい。
○ふりかえり1(第3学年)2024.06.26
前半はグループ毎に個人探究活動の進捗状況を共有し、刺激し合いました。クラスによっては、全体の前で個人の探究活動の現況を口頭で報告していました。後半は探究計画書の作成や情報の収集などそれぞれが必要な活動をしました。
*生徒の感想
・グループで情報を共有できたことで、次に自分が何をすれば良いか見えてきた気がしました。
・私のテーマが他の子に好評で嬉しかった。これから関係する論文を読むのが楽しみになった。
・友達の調べたいことや、気になっていることがわかり楽しかったです。私も1、2年で培った能力を利用して努力します。
〇ふりかえりの時間(第1学年)2024.07.03
自己評価シートに基づき、各自が1学期の取組を振り返りました。その後、「探究ライブラリ」(進研)を利用し、高校生の先行研究に触れました。特に課題の設定理由に注目して閲覧しました。
*生徒の感想
・探究ライブラリは面白いタイトルや気になるタイトルがたくさんあり、課題設定の理由を読んだり、理解するのは楽しいです。
・一つのキーワードでも、いくつかのレポートが出てきて、自分の気になるものを見つけることができました。
・論文は堅苦しく、高校生にはつまらないものだと思っていたけれども、意外とおもしろかった 。
○情報収集1(第2学年)2024.07.03
グループごとに課題の設定や情報の収集に取り組みました。課題の設定に悩む生徒も多かったようです。
*生徒の感想
・今日はアンケート作りに着手した。質問の選択肢で少し苦戦すると思うが、アンケートに答える側にとって違和感のないものを作っていきたい。
・課題設定ができたので、情報収集を班のメンバーと協力しながら進めていきたい。
・単に課題を設定するだけでなく、一度設定した課題をさらに具体化したり、逆に抽象化したりして、さらに煮詰めていくことも大切だと感じました。
○情報収集1(第3学年)2024.07.03
前回のグループでの情報交換をヒントにして、個人で課題の設定や情報の収集に取り組みました。また、資料「内容に応じた調査方法の選択」を共有し、適切な情報収集の方法を確認しました。
*生徒の感想
・一人で進めていると力不足を感じる部分や、どうしていいかわからなくなる場面も多くあり、困りました。
・共有された資料が情報収集を考える際に、大変参考になりました。
・本格的に取り組むと、時間がかかることがわかった。受験勉強との兼ね合いも考えて取り組んでいきたい。
〇トレーニング1「情報の収集」③(第1学年)2024.07.10
・有力な情報源の一つであるG.スカラについて、学年全体でオンラインで共有しました。その後、興味のあるキーワードから本格的な論文に触れ、
作業をとおして文献調査における記録の重要性を学びました。また、夏休みの課題についても確認しました。
*生徒の感想
・探究ナビとは比べ物にならない言葉の難しさや内容の濃密さに圧倒されました。
・本物の論文は非常に長いものだとわかりました。また、豊富な種類があるので興味が非常に湧きました。
・Google Scholarは一つのワードを入れるとたくさんの論文がでてきて、自分の興味のある内容の論文を読むことができました。
・論文の面白さを知りました。夏休みの課題に向けて様々なテーマの論文に触れていきたいと思います。
○情報収集2(第2学年)2024.07.10
・はじめに、当面の活動目標である「中間報告会」の発表項目や内容について、オンラインで事例を示して共通理解を図りました。その後、各班で
課題の設定、探究計画書の作成、情報の収集などを行いました。大学生2名がメンターとして参加し、苦戦している生徒に助言をしてくれました。
*生徒の感想
・見やすく、分かりやすいスライドの作り方も探究していきたい。
・スライドのフォーマットを参考に、自分たちなりの発表スライドを作っていきたい。
・中間発表まであまり時間がないので、誰かに任せるのではなく、班のメンバーと夏休みを利用して計画的に進めていきたい。
○情報収集2(第3学年)2024.07.10
・生徒一人ひとりが課題の設定や情報の収集など、今一番必要な活動に取り組みました。クラスによっては当面の活動目標である論文作成について、
内容の枠組みを確認したり、他のクラスの取組をヒントにするために見学・情報共有を促していました。
*生徒の感想
・実験・調査型と文献研究型では、論文の書き方が違うことがわかりました。
・回答しやすいアンケートを作るのは難しいと改めて感じました。
・9月に論文を書かなくてはいけないのに、まだほとんど調べられていない。2学期はスピードアップして進めていきたいです。