探究とは
小中学校でも「総合的な学習の時間」が設けられていますが、これは先生から与えられた課題を解決していく学びでした。
高校の「総合的な探究の時間」は、自ら課題を発見し、自分事として解決していく学びに変わります。探究は、次の4つの過程
から構成されます。
課題の設定(課題を見つけ)
情報の収集(関連情報を集め)
整理・分析(客観的事実を明確化し)
まとめ・表現(課題に対して主張する)
樹徳高校では「総合的な探究の時間」の目標を学校目標とリンクさせ、生徒たちの未来への歩みを確かなものしていきます。
1 本校の「総合的な探究の時間」の目標
(1)探究の過程をとおして、課題の発見と解決に必要な①「考えるための技法」を身につけるとともに、②課題に対して果敢に挑戦しようとする気概を涵養する。
(2)実社会や実生活に関わりの深い①課題を主体的に発見し、将来にも活用できる②解決の方策を追究する力を養う。
(3)探究の過程において、①生徒同士の良さを生かしながら協力して事に当たるとともに、②その成果を周囲にわかりやすく伝える力を育成する。
2 上記の目標に含まれる、本校生徒に「身につけさせたい資質・能力」
(1)①知識・技能、②挑戦する力
(2)①主体性、課題発見力、②課題解決力、努力継続力
(3)①他者理解力、感謝する心、②表現力・発信力
成熟し多様化した社会において、決まり切った正解など、そもそもありません。諸課題に対し当事者意識をもって、正解のない複数の解を模索し続けることが求められます。「総合的な探究の時間」で課題設定力を高めることで、先の見えない社会で自らが迷わないための羅針盤として、とても大切なスキルを身につけます。