「地球をぶらり 2023」https://jeso.jp/info/20230907-01.html
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【日時】10月22日(日)14:00~16:10
14:00
挨拶 地学オリンピック日本委員会理事長
14:05-15:05
「重力衛星からみた地球の温暖化」
万有引力がもたらす地球の重力は緯度や標高によって千分の一の桁で微妙に違います。また同じ緯度や高さであっても、地下の構造や物質を反映して重力に百万分の一の桁でわずかな違いが生じます(重力異常)。また最近は、重力を測る専用の人工衛星が打ち上げられ、重力のわずかな時間変化も測れるようになりました。例えば北海道の上空から重力を測ると冬の方が夏に比べて十億分の一の桁で少し強いことがわかります。これは地上に積もった雪の引力のせいなのです。昨今は地球の温暖化が問題になっていますが、グリーンランドやアラスカの上空で重力を測ると、氷床や山岳氷河が年々溶けてゆく影響で、重力がだんだん小さくなる様子がはっきりと捉えられています。今回は、衛星から測る重力変化を通じて地球の様々な変化を見ていきたいと思います。
講師 北海道大学理学研究院名誉教授(中国科学院上海天文台客員教授) 日置 幸介 氏
15:05-16:05
小惑星リュウグウの石の声」
探査機「はやぶさ2」は小惑星リュウグウから石を持ち帰りました。なぜ「はやぶさ2」はリュウグウをめざしたのでしょうか。リュウグウの石からなにがわかってきたのでしょうか。太陽系の起源や進化について、海や生命の材料について、リュウグウの石からわかってきたことをお話しします。
講師 東京大学 大学院理学系研究科 宇宙惑星科学機構教授 橘 省吾 氏
16:05-16:10
挨拶 地学オリンピック日本委員会事務局長
【主催】NPO法人地学オリンピック日本委員会(https://jeso.jp/index.html)
【後援】アースサイエンスウィーク・ジャパン実行委員会・日本地球惑星科学連合・日本地学教育学会