第5回日本知的障がい者バドミントン選手権大会 大会レポート
2023年7月1日(土)・2日(日)
清水総合運動場体育館
第5回日本知的障がい者バドミントン選手権大会が2023年7月1日〜2日に行われました。
第2回大会から連続となる静岡市で開催され、今大会は24名の選手が参加しました。
今年度は久しぶりに2日間(1日目:シングルス、2日目:ダブルス)にわたり試合が行われました。
初出場の選手も多く、白熱した戦いが繰り広げられました。
7月1日(土)はシングルスの試合が行われました。
男子は15人の選手が出場し、午前中は決勝トーナメント出場をかけた試合が行われました。午後からは、勝ち上がった8人の選手による決勝トーナメントが行われました。
女子は5名の選手が総当たり戦を行いました。
男子は中野林太郎選手が今大会初出場の髙橋元太選手を21-19,21-18で下し、初回大会からの4連覇、
女子は千葉すず選手が2連覇を果たしました。
7月2日(日)はダブルスが行われました。
今回はエントリー数により、男女混合の予選が実施されました。
女子ダブルスにエントリーしていた千葉すず選手・大塚麻里菜選手のペアが予選を勝ち上がり、男子ダブルス決勝トーナメントにも出場、3位を獲得。
女子ダブルスでも小峯涼選手・平賀直子選手を21-10,21-10で破り優勝。
男子ダブルスでは、前日のシングルスで優勝した中野林太郎選手・中野選手と準決勝で戦い3位を獲得した田中和弥選手が、今大会初出場の大同峰夫選手・菊地悠太選手を21-17,21-15で破り、初回大会からの3連覇を果たしました。
優勝 中野林太郎(長野県)
12月の日本選手権で田中くんに敗れましたが、今回は準決勝で田中くんと戦い、リベンジを果たすことができました。
一番最後の決勝では、初めて戦う髙橋くんと試合をすることができて楽しかったです。
準優勝 髙橋元太(埼玉県)
初めて対戦する相手ばかりで、会場は風もありましたが、色々な人と試合をすることができてよかったです。
3位 田中和弥(東京都)
今大会のシングルスは、レベルが前回より全然上がっていました。
私自身今大会あまり調子が良くなく、(予選で)佐藤選手と当たった時に最初1セット取られ、そこから立て直しはしましたが、最初のうちは今回は決勝トーナメントに行けるかなという不安な気持ちがありました。しかし、ファイナルから自分の調子を取り戻し決勝トーナメントに行くことができました。準決勝では中野選手と当たりましたが、やはり中野選手は強かったです、そのまま優勝しましたから。
私はシングルスはまだまだこれから自分で直すところがあると思っているので、練習を積み重ねて、自分の持ち味を活かせるように、良いプレーができるように頑張っていきたいと思います。
3位 小野絋汰(熊本県)
負けそうになることもありましたが、最後まで諦めずに頑張ることができました!
優勝 千葉すず(岩手県)
初めて風がある試合を経験して、打ちづらかったです。
準優勝 花澤杏奈(千葉県)
結果は準優勝でしたが、来年は優勝目指して頑張ります。
3位 平野亜季(茨城県)
3位になり、嬉しいです。
優勝 中野林太郎(長野県) / 田中和弥(東京都)
全国大会で戦っているライバルの田中くんと毎年のようにいつもペアを組めて、このようにメダルも無事獲得できたので嬉しかったです。
(中野選手)
優勝はできましたが、正直自分としては、今日のプレーはまだ納得いっていないなというのがあるので、次は1月に町田で日本選手権があるので、それに向けて、今日ミスしたところを改善でき、次に遺憾無く発揮できたらなと思っています。
あとは、僕は、勝ち負けよりも楽しみつつ、1つ1つの試合を楽しんで優勝を目指していこうと思います。(田中選手)
準優勝 大同峰夫(北海道) / 菊地悠太(北海道)
楽しかった、良い思い出になりました。(大同選手)
楽しくできて、すごく良い大会になったと思います。(菊地選手)
3位 前田泰成(千葉県) / 前田隆成(千葉県)
3位で悔しい結果ではありますが、こうやって素晴らしいメダルをいただいたのでありがたく受け取って、次の挑戦に繋げていきたいと思います。ありがとうございます。(前田泰成選手)
3位という結果でしたが、もう少し練習を頑張って次に活かせるように頑張っていきたいと思います。(前田隆成選手)
女子ダブルス優勝 & 男子ダブルス3位
千葉すず(岩手県) / 大塚麻里菜(東京都)
初めて(大塚選手と)一緒に組んで、優勝を取ることができたのでよかったです。(千葉選手)
まさか男子に勝てるとは全然思わなかったのですが、勝てて嬉しかったです。
優勝もできて嬉しいです。(大塚選手)
準優勝 小峯涼(千葉県) / 平賀直子(千葉県)
楽しかったです。ありがとうございました。(小峯選手)
今日はとても緊張しながらの試合でしたが、楽しくできたのでよかったです。ありがとうございました。(平賀選手)
この大会を開催するにあたり、ご協力くださいました全ての皆様に感謝申し上げます。