これまで議事録を作成する際には、ICレコーダーで録音した内容を聞きながら、パソコンでキーボード入力するというアナログ作業を行っていました。その為、他の作業と平行して行うことが出来ないので、一度作業が中断してしまうと、レコーダーを巻き戻して中断箇所を聞き直すなど、録音時間の何倍もの時間をこの作業に費やしており、非効率な作業にストレスを感じていました。 

議事録作成にかかる時間をどうにか短縮したいと悩んでいたところ、同じく学会の議事録作成をしている大学職員の方から、テープ起こしサービスの存在を教えてもらいました。

Webサイトでサービスの内容を確認すると、これまで自分が多くの時間を費やしていた作業を全て代行してもらえる、便利なサービスだということが分かりました。

インターネットで音声ファイルを送付するだけの簡単な申込方法だったので、すぐに利用することができました。文字に書き起こした後の原稿はWordデータでいただけるので、用語検索を使って必要な情報を抜粋したり、議事録が必要な人へデータ共有することが出来ることにも、使い勝手の良さを感じました。

また、品質に関しても、確認のために録音データとWordデータを比べてみましたが、変換精度が高く、話者の名前を入力する程度の作業で済みました。

これまで、議事録を作成する作業に1日の大半を費やしていましたが、テープ起こしサービスのおかげで、その作業に費やしていた分の時間を大幅に短縮し、その分ほかの作業に早く取り組めるようになりました。

最初は、費用がかかることに対して若干抵抗もありましたが、実際、学会が頻繁に行われる繁忙期に、例年よりも少ない作業日数で仕事を完了することが出来たという事を考えれば、痛くない出費だと思います。

今後も抱えている仕事量や時期に応じて、上手に活用していきたいと思います。