特別企画

IEEE Fukuoka Section25周年記念事業

当大会主催学会の1つである「IEEE Fukuoka Section」が設立25周年を記念し、大会期間中に記念事業を開催されます。
こちらの聴講は無料でどなたでも当日ご参加可能です。(※大会への参加登録は必要ありません。)
参加を希望される方は直接会場までお越し下さい

■開催内容

1998年11月に設立された「IEEE Fukuoka Section(以下、福岡支部)」は、今年度25周年を迎えることとなりました。

この節目を祝して、IEEEに所属する教員・学生が多数参加する「電気・情報関連学会 九州支部連合大会」にて、記念事業を開催いたします。当企画では、IEEEメンバーの他、大会参加されている皆様に、福岡支部のこれまでの歴史・活動をご紹介いたします。

また、WIEとYPと共催により、「工学分野におけるダイバシティの進展」と「若手研究者の優秀な研究成果」も発信していきます。

■日 時:9月8日(金) 14:00~16:30

■会 場:SoLA 3階 SoLAホール

■主 催:IEEE Fukuoka Section、WIE(Women in Engineering)、YP(Young Professionals)

■プログラム

14:00~14:05 【開会ご挨拶】 伊良皆 啓治 氏 (九州大学)

14:05~14:45 【第1部 記念講演】

「IEEE Fukuoka Section 25年をふりかえって」 
 牛島 和夫 氏 (初代Chair、九州大学名誉教授)

1988年11月にIEEE Fukuoka Section(福岡支部)が設立された。支部設立当時のいきさつと、その後の支部の活動と発展についてお話しいただく。

「情報ネットワークの発展:過去を振り返り、未来を展望する」

  尾家 祐二 氏 (九州工業大学名誉教授、前学長)

まず、これまでの情報ネットワークの発展と社会への浸透を概観する。そして、インターネットの始まりであるARPAネットの開発経緯、および初期の技術を眺めるとともに、当初その社会への 浸透に関する予想は困難であったことを振り返る。さらに、現在も新たな情報通信技術が社会に導入されるべく審議している総務省情報通信審議会の最近の動向を共有し、B5G、6Gの研究開発動向ならびに情報通信が支える未来を皆さんと展望する。

14:45~15:05 休憩(20分)

15:04~16:25 【第2部 女性・若手研究者による研究紹介】

「女性エンジニアの就活体験記」  新谷 友里 氏 (ソニー株式会社)

技術系職種への就職を志望している理系学生へ向けて、自身の体験談を元に自己分析・業界分析を通じた企業選びからESの提出・面接を経て内定をもらうまでの就職活動の一連の流れや実際のスケジュールに関して紹介する。また、学生視点・社会人視点の双方からエンジニアとして就職活動する上で求められるスキルなど、就職活動に関する全般的なアドバイスに関して合わせて紹介する。

「3次元形状モデリングと医療福祉支援システム」  宮内 翔子 氏 (九州大学)

医療支援システムの構築では、人体の個体差をどのように取り扱うかが重要である。本講演では、人体臓器形状の個体差を定量的に記述するための、3次元形状モデリング手法について紹介する。また、臓器の3次元形状情報を用いた医療支援システムや、育児支援システムについて紹介する

「ビジュアルデザインインフォマティクスについて」  原口 大地 氏 (九州大学)

機械学習の発展や大規模データの普及に伴い,今まで困難であったビジュアルデザインの情報学的解析(ビジュアルデザインインフォマティクス)が可能になっている.そもそもビジュアルデザインとはフォントやロゴマークなど視覚的に情報を伝達するデザインである.ビジュアルデザインは,伝えたいメッセージの主体である基本形状とそこに印象を加える様々なデザイン要素(色,装飾など)で構成されていると考えられる.本講演では,デザイン要素を機械学習および大規模データを利用し,抽出・解析を行うビジュアルデザインインフォマティクスについて発表者が取り組んできたことについて概観する.

「Photonics Integrated Circuits for THz-wave Beamforming」  Ming Che 氏 (九州大学)

 THz waves offer vast bandwidth and unique spectral signatures, enabling high-capacity transmission and high-resolution imaging. However, the efficient manipulation of THz signals poses significant challenges due to the lack of practical electronic components operating at these frequencies. Optoelectronic THz beamforming leverages the benefits of both optics and electronics to address these challenges. This presentation explores the design and implementation of photonic integrated circuits tailored for THz frequencies, encompassing power combining, beam steering, and adaptive tracking functionalities. The results highlight the enormous potential of photonic integrated circuits for advancing THz wireless communication and imaging systems, offering unprecedented efficiency, agility, and adaptability.

16:25~16:30 【閉会ご挨拶】 湯浅 裕美 氏 (九州大学)