放射光と中性子は、ともに量子ビームとして分類されていますが、それぞれ固有な情報が得られます。その特徴を理解しうまく活用することで、単独利用では得られなかった相補的な知見が得られる可能性があります。Conciergeは、放射光と中性子を横断的に利用する上で有用な情報共有の場として設置しました。


  放射光利用実験施設 :大型放射光施設SPring-8 ビームライン一覧 

  中性子線利用実験施設:大強度陽子加速器施設 物質・生命科学実験施設(J-PARC MLF)実験装置一覧


放射光・中性子横断利用相談窓口

各施設を初めてご利用になる場合や、相補的な知見を得るための横断利用において、技術的なご相談は以下の相談窓口をご利用ください。ご相談内容に応じて、課題解決までの最適な利用方法等について専門的な知見をもとにアドバイスさせていただきます。利用申請から課題解決までお手伝いいたします。


相談窓口がご利用できない場合は、下記事項を事務局(srn[@]jasri-service.jp)までメールにてご連絡ください。

<記載事項>

  1.お名前

  2.フリガナ

  3.ご所属

  4.ご相談内容

※利用相談内容の情報管理については以下をご参照ください。

 「特定放射光施設の利用促進業務における情報管理に関する基本的考え方

 「特定中性子線施設の利用促進業務における情報管理に関する基本的考え方


各施設ご利用にあたり、利用申請等各種インフォメーションは以下をご参照ください。


▶放射光・中性子の連携利用に向けた合同研修会

放射光と中性子で相補的な知見が得られる共通の測定手法を対象として、放射光・中性子横断利用合同研修会を開催しています。それぞれの量子ビームの特色を知る機会として、また、各施設を本格的に利用する際の事前調査の機会としてご活用ください。


※2024年度におきましても「小角散乱測定」及び「粉末回折測定」にて、放射光・中性子の連携利用に向けた合同研修会を計画しております。

  開催が決定しましたら、こちらWebサイトにて掲載します。
  ・合同研修会の内容:講義、実習(放射光施設・中性子施設)※実習において、各参加者の持ち込み試料にて実施予定。

  ・実習施設予定:放射光(SPring-8)、中性子施設(J-PARC MLF・JRR-3)

  ・参加費無料

開催予定

   対象者

   ・放射光、中性子を連携的に利用した粉末回折実験を検討中の方

   ・放射光または中性子のいずれかの粉末回折実験の未経験の方

   ・SPring-8(放射光)及び JRR-3・J-PARC MLF(中性子)で開催する両研修会に参加出来る方

       なお、応募者多数の場合、実習参加をお断りする場合がありますのでご了承ください。

   募集定員: 最大4グループ(1グループ3名以内)

   ●参加申込: 申込ページ よりオンラインでお申し込みください。 ※申込を締め切りました。

   ●申込締切: 2024年10月18日(月)12:00 締切

   ●スケジュール

     【SPring-8】

     日時: 2024年11月25日(月)9:00 ~(実習完了次第終了)

     講義、実習場所: 大型放射光施設 SPring-8中央管理棟 上坪記念講堂、蓄積リング棟 BL02B2

     プログラム

        9:00~10:30 各自ユーザー手続き

      10:30~12:00 講義: 大阪公立大学 久保田 佳基 教授「 X線と中性子の粉末構造解析に関する座学」

       (昼食)

      13:00~15:00 ビームラインの紹介(自動計測システムによるデモンストレーション)

      15:00~20:00    参加者持込みサンプルを用いた測定実習(各グループ 1時間程度)

 

     【JRR-3】

     日時: 2024年12月17日(火)9:00 ~(実習完了次第終了)

     講義、実習場所: JRR-3原子炉建屋又はAYA'S LABORATORY量子ビーム研究センター(AQBRC)、

              JRR-3東北大学金研中性子粉末回折装置「HERMES」

     プログラム(予定)

        9:00~10:00 中性子粉末回折および装置の紹介

      10:00~11:00 移動・ユーザー手続き

      11:00~12:30 参加者持込みサンプルを用いた測定実習(粉末回折)および見学

       (昼食)

      13:30~15:00 参加者持込みサンプルを用いた測定実習(粉末回折)および見学

      15:00~17:00 移動・構造解析の座学

   

     【J-PARC MLF】(延期)

     日時: 2025年 1月21日(火)9:00 ~(実習完了次第終了)

     講義、実習場所: AYA'S LABORATORY量子ビーム研究センター(AQBRC)、J-PARC MLF BL20茨城県材料構造解析装置「iMATERIA」

     ※測定試料条件については、事前に担当者と協議して決定させていただきます。 


   対象者

   ・放射光、中性子を連携的に利用した小角散乱実験を検討中の方

   ・放射光・中性子の小角散乱実験の未経験者、または放射光または中性子の小角散乱実験が未経験の方

   ・放射光・中性子で開催する両研修会に参加出来る方

     ※なお、応募者多数の場合、実習参加をお断りする場合がありますのでご了承ください。

   ●募集定員: 最大4グループ(1グループ3名以内)

   ●参加申込: 申込ページよりオンラインでお申込みください。 ※申込を締め切りました。

   ●参加締切: 2024年10月11日(金)12:00 締切

   スケジュール

     【SPring-8】

     日時: 2024年11月19日(月)9:00~20:00(実習完了次第終了)

     講義、実習場所: SPring-8中央管理棟 上坪記念講堂、蓄積リング棟 BL19B2

      http://www.spring8.or.jp/ja/about_us/access/campus_map/

      http://www.spring8.or.jp/ja/about_us/access/


     【J-PARC MLF】(延期)

     日時: 20252月18日()9:00~(実習完了次第終了)

     講義、実習場所: AYA'S LABORATORY量子ビーム研究センター(AQBRC)、J-PARC MLF中性子小角・広角散乱装置「大観」(BL15)

      https://mlfinfo.jp/ja/access.html    

過去の合同研修会

日時および開催場所:

 2019年11月28日@SPring-8

内容:小角X線散乱測定


日時および開催場所:

 2019年12月9日~11日@SPring-8

内容:X線と中性子の非弾性散乱における相互利用に向けて


日時および開催場所:

2020年11月24日@SPring-8

2021年4月9日@J-PARC MLF

内容:小角散乱測定

開催報告


日時および開催場所:

2021年11月5日@SPring-8

2021年11月18日@JRR-3

内容:粉末回折測定

開催報告


日時および開催場所:

2021年10月4日@SPring-8

   【延期開催日決定】2022年4月4日(予備日:4月5日)@J-PARC MLF
     ※コロナ感染拡大の状況を踏まえ、開催延期(2/10)とさせていただきましたが、4/4(月)に

      開催することといたしました。

内容:小角散乱測定


日時および開催場所:

2022年10月11日@SPring-8 BL19B2

2023年2月2日(予備日:2月3日)@J-PARC MLF BL15(大観)

内容:小角散乱測定


日時および開催場所:

2022年10月27日@SPring-8 BL02B2

2022年11月17日@JRR-3 HERMES

内容:粉末回折測定


日時および開催場所:

 2023年7月20日 13:15~14:30@オンライン(Zoom)

内容:粉末回折測定


日時および開催場所:

2023年10月12日@SPring-8

2023年11月20日@JRR-3「HERMES」

2024年2月26日@J-PARC MLF BL20「iMATERIA」

内容:講義、参加者持込試料を用いた測定実習等


日時および開催場所:

 2023年8月3日 13:15~14:30@オンライン(Zoom)

内容:小角散乱測定


日時および開催場所:

2023年10月13日@SPring-8

2023年11月21日@JRR-3 SANS-J

内容:講義、参加者持込試料を用いた測定実習等

開催報告


   2024年8月19日(月) 13:15~14:30


         2024年8月28日(水) 13:15~14:30

▶SPRUC(SPring-8ユーザー協同体)放射光・中性子連携利用研究会

放射光・中性子の連携利用についての議論の場として、SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)に新たな研究会「放射光・中性子連携利用研究会」(代表:京都大学/CROSS宮﨑司、副代表:JASRI筒井智嗣)を立ち上げました。
本研究会では、SPring-8ユーザー間で放射光・中性子の連携利用の利点を理解し共有することで、相補利用を通じたSPring-8での成果の最大化を目指し活動を行います。是非ご入会いただき、放射光・中性子の連携利用についての議論を盛り上げてください。

本研究会への入会にはSPRUCへの入会が必要です。SPRUC入会後、SPring-8/SACLAのUser Informationマイページログインの上、放射光・中性子連携利用 

 研究会を選択してください。

 (SPRUCへの入会方法:SPring-8のユーザー登録を行いますと自動的に本会に入会することとなります。SPring-8のユーザー登録はこちらです。)

◆本研究会でのイベント開催情報