09 玉置 力矢さん(広島YMCA)

被爆都市ヒロシマのユースリーダーがイベントを主催すれば

参加者の満足率が日本一

 私たちは半年に一度オンラインで平和をテーマにしたユース平和ミーティングを主催しています。被爆者の体験談を聞いたり、戦争当時の歴史を学んだりして少しでも平和について考え、深めてもらえる場所を提供し世界に輪を広げています。自分たち自身もグローバルに視野を広げて平和な世界を創造するために良い方法を模索し学び考え発信しています。



日本一であるポイントは?

前回のユース平和ミーティングでは全国7YMCAから参加し、特にユースリーダー満足率は100%に近い高い評価を得ました。参加したユースリーダーからは、初めて知ることが多くあった、自分の学びが深まった、今回学んだことをこれからも繋げたい、などの意見をいただきました。参加者が考えたことを周りに伝えていくことで世界平和に貢献できることを実感しました。

今、改めて「みつかる。つながる。よくなっていく。」にフォーカスをあてると?

【みつかる。】

広島YMCAユースリーダーは一時期リーダーのいない時期がありました。しかし平和について考えて広げていくうちに仲間を増やし、第1回ユース平和ミーティングでは5人、前回はさらに2人が加わりました。自分自身が国際的な視点で問題を探し、知らなかったことに気づくことで、考えを共有したいと思う仲間がみつかり、考えを広げています。

【つながる。】

ユース平和ミーティングをオンライン上で開催し参加者とのつながりを増やしました。昨年の第1回では20人の参加者が、今年の第2回では30人に増え、12月14日に開催予定の第3回ユース平和ミーティングでもさらに増えることが予想されており、今後もより一層ユースを中心とした全国YMCAとのつながりを広げていきたいと考えています。

【よくなっていく。】

これまで複数回ユース平和ミーティングを開催して全国からの多くの高評価、賞賛の声をいただき、活動してきてよかったなと手応えを感じています。この経験をもとにこれからも活動を続け、私たちユースリーダー、そして参加者の知識や経験値がより高まり、同じ意識を持った仲間に、そして未来の参加者へと紡がれていくことを期待したいと願います。

他のYMCAにも真似してもらうとすれば?

全国の若者が若者目線で平和について考える場や機会を増やしてほしいと思います。平和と聞くと戦争、広島だから原爆、と想像する人は多いと思いますが、私たちの身近にある平和や小さな幸せから考えていくとよいでしょう。

例えば自分の成長や価値観を実感していくことが小さな幸せを見つけるきっかけになるかもしれません。

YMCAアワード 〜全国Yの「日本一」自慢〜

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