07 中北 瑛美さん(神戸YMCA)

日本一若返るスポーツクラブ

 マシンジム・スタジオ・ラケットボールコート・プールを兼ね備えたウエルネスセンターには、現在約830名の会員が在籍しており、80歳を過ぎた方も元気に利用しています。

 数日姿が見えないと心配し、生存確認の場にもなっています。「喋っている時間の方が長いわ~」と笑いが絶えません。心も体も健康に、よくなっていく場所です。



日本一であるポイントは?

会員の56%が65歳以上です。週休2日で通う方が11%、週6日開館でなんと12回来館される方も!体力年齢はマイナス20歳!女性用ロッカールームは、女子高のようなにぎやかさです。60歳で初めてプールに入り4泳法を習得する方や、ラケットボール歴3年目にして公式試合Cランクで優勝する65歳の方など、何歳になっても若々しくチャレンジ出来る場所です!

今、改めて「みつかる。つながる。よくなっていく。」にフォーカスをあてると?

【みつかる。】

「プールだけ利用していた時、毎年もらうバースデーカードで、『ジムやスタジオにも入ってみませんか?』と言われていました。楽しそうと思いつつ勇気が出ずにいましたが、あるスタッフが『私が見てるから大丈夫!』と見守ってくれたおかげでスタジオに参加出来ました。今はとても楽しいです!勇気を出して本当に良かったです。」(76歳Oさん談)

【つながる。】

「入会前は腰や膝に痛みがあり、ビデオで見る自分の姿が恥ずかしかったんです。プールだけ利用していた時に誘われたラケットボールで、友だちができ、おかげで風邪なし!怪我なし!仲間やスタッフのおかげで30年健康で充実した毎日を過ごせています。健康である幸せをみんなと共有できるように!!これからも楽しい日々を過ごしていきたいと思います。」(66歳Bさん談)

【よくなっていく。】

対面でのつながりを断たれた中、SNSを使ってつながり続けたおかげで、リーダーも子どもたちも、次に会う時がより楽しみになったり、おうち時間も楽しく過ごしてほしいと考えられたり、はなれているからこそ気づけた大切な思いがありました。久しぶりに会った時の「zoomも楽しかったし、早く会いたかったからうれしい!」という言葉に、つながりを大切にしてきてよかったなと感じました。

他のYMCAにも真似してもらうとすれば?

便利なシステムばかりに頼らず、ここぞという所に人の手をしっかりかけています。毎年スタッフ全員のメッセージを贈るバースデーカードや、毎日のトレーニングメニューに記入するコメントはすべて手書きです。世代に関わらず相手を尊重したコミュニケーションが、当たり前のメンバーシップを構築していると感じています。その心の距離の近さが、世代を超えた若々しさを作り上げます。

YMCAアワード 〜全国Yの「日本一」自慢〜

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