WiPhy: Wireless X Physical
From Wireless Imagination to Physical Innovation
From Wireless Imagination to Physical Innovation
[NEW] 2025.7.18掲載【受賞】理工学部電気電子・情報通信コースの村田健太郎助教がIEEE Transactions on Antennas and PropagationのTop 200 Reviewersに7年連続(2018 年-2025年)で選出
2025.6.26掲載【競争的資金採択】令和7年度「成長型中小企業等研究開発支援事業」にマイクロ波加熱に関する研究開発が採択
2025.6.20掲載【イベント】岩手大学理工学部アカデミックインターンシップAI2025(当研究室受入予定)の募集開始
2025.6.17掲載【競争的資金採択】令和7年度いわて戦略的DX・GX等研究開発推進事業応用研究ステージにマイクロ波加熱に関する研究開発が採択
2025.6.6掲載【学会発表】革新的無線通信技術に関する横断型研究会(MIKA)(2025.6.6開催)にて招待講演を実施
2025.6.4掲載【イベント】電子情報通信学会東北支部講演会 第3回 Iwate University Wireless Series (iWi)「マイクロ波を用いた遠隔給電技術の紹介(2025.7.3開催)」のご案内
2025.6.4掲載【イベント】2029年電子情報通信学会ソサイエティ大会の岩手大学開催が決定!
2025.5.22掲載【受賞】理工学部電気電子・情報通信コースの村田健太郎助教が第20回電子情報通信学会 通信ソサイエティ論文賞(マガジン賞)を受賞
2025.3.24掲載【受賞】理工学専攻電気電子通信コース院生が電子情報通信学会東北支部優秀学生表彰を受賞
私たちの研究グループ WiPhy では、従来の「通信するための無線技術」という枠を飛び越え、遠くに電気を送ったり、人の状態を測ったり、モノを加熱したりと、無線(Wireless)技術で物理(Physical)世界に作用する研究に着目しています。
その中核をなすのが、マルチアンテナによる時空間信号処理です。複数のアンテナから発せられる電波の強さ(振幅)やタイミング(位相)を制御することで、空間中での電波の強度・向き(偏波)・進行方向を想像(Imagination)した通りに自在に操ることができるようになります。これにより、従来の無線技術では実現できなかった無線アプリケーションを物理世界に創造(Innovation)することが可能になります。
このマルチアンテナ技術を軸に、学際的な研究分野をつなぐことで未踏のフロンティアを開拓し、無線技術の限界を押し広げること、そしてヒト・モノ・サービスをすべてワイヤレスでつなぐことが、私たち研究グループのミッションです。
当研究室のロゴは、本間(Honma)教授と村田(Murata)の苗字、そして「ワイヤレスラボ(Wireless Lab)」のイニシャルを組み合わせ、電波の受信状態を示すアイコンをモチーフにデザインされています。バリ3(最高の電波受信レベルを指す昔の言葉)のアンテナが、全方向に向くよう複数用いられているイメージは
最高の感度(知識・スキル)をもって研究開発を行うこと
多方面の技術に対しアンテナ(興味・関心)を向けること
という、当研究室のポリシーを象徴しています。
「志をもった誰もが楽しく研究に参画できる理想郷を作りたい」
これは、私の師匠である本間教授があるとき語ってくれた、研究室にかける想いです。
私もこの理念に深く共感し、挑戦と進化を続ける研究室でありたいと願っています。
とはいえ、研究は決して楽なものではありません。
私はランニングが好きですが、研究はマラソンとは似て非なるものだと感じています。マラソンにはゴールがあり、競走相手も見えます。しかし研究とは、誰も走ったことのない、ゴールの見えない、あるいはゴールが存在するかどうかさえ分からない道を、いつ誰かに不意に追い抜かれるかもしれないという不安と闘いながら、常に全力で走り続けなければならない、というものです。
研究室に配属されると、同期の仲間と一緒にスタートを切ります。けれど、与えられる研究テーマによって、スタート地点も、進む道も、進むスピードもまったく異なります。時には、自分の研究よりも同期の研究が順調に進んでいるように見えることもあるでしょう。
でも、他人の成功に卑屈になる必要はありません。大切なのは、自分の最善を尽くし、それを継続することです。そうして努力を重ねた人にしか訪れない、ランナーズハイのような疾走感や、感動的なゴール、そして論文掲載や受賞といった形で研究成果が報われる瞬間が、きっとあると私は信じています。
また研究という活動は、勉学というよりも芸術のようなものだと感じています。もちろん、皆さんが苦労をして大学・大学院で勉強してきたことは、知識としてこれからの研究活動を支えるバックボーンとなるでしょう。一方で、研究は勉強とは違い、「知識の蓄積」ではなく「知識の解放」により新たなモノ・価値を創造することが目的であり、むしろクリエイティブなセンスが必要になります。
私が以前勤めていた企業の偉い人の言を借りると、まさに「素人発想・玄人実行」の考え方が重要であり、自由で柔軟な発想力を持つ学生と、知識とスキルを提供できる教員とが共存共栄の関係を築くことで、研究室は成立し発展していくものと確信しています。
このように研究をスポーツと芸術で例えましたが、スポーツや芸術に打ち込む人がカッコいいように、勉強や研究に本気で向き合う学生は、本当にカッコいいと私は思っています。そして、そんな皆さんを心からリスペクトしています。
研究において、身体的にも精神的にもベストな状態で臨むことが、最高のパフォーマンスを発揮するためのカギです。盛岡には美味しいご飯屋さんがたくさんあり、少し足を延ばせば温泉や自然を満喫できる場所もたくさんあります。研究に疲れたら、美味しいご飯を食べて、しっかり休み、リフレッシュする時間も大切にしてください。まずは、心身の健康を第一に。
そして、研究室の皆が同じ目標を持ち、楽しく、ストイックに、世界に伍する研究を一緒に目指していきましょう!
岩手大学 理工学部 教員紹介
https://www.se.iwate-u.ac.jp/teacher/murata-kentaro/
岩手大学 本間・村田研究室ウェブサイト
http://honmalab.elc.iwate-u.ac.jp
researchmap
https://researchmap.jp/mura_ken
電子情報通信学会 東北支部 研究紹介
https://www.ieice.org/tohoku/research/220201_k_murata.html
文部科学省 世界で活躍できる研究者戦略育成事業 学際融合グローバル研究者育成東北イニシアティブ(TI-FRIS: Tohoku Initiative for Fostering Global Researchers for Interdisciplinary Sciences)
https://www.ti-fris.tohoku.ac.jp/fellow/alumni/detail---id-29.html
無線電力伝送技術について [出典] Toshiba News and Highlights【東芝】無線給電