分子研研究会「UVSOR-IIIにおける多様な量子ビームの発生と先端利用に関する研究会」
2022年11月28日(月) 8:50-16:40
平 義隆 准教授
研究会概要
極端紫外光研究施設UVSORでは、建設当初から光源開発に特化したビームラインを設けアンジュレータを利用した極端紫外光や自由電子 レーザー、コヒーレント放射光、特殊な波面構造を持つ光渦、超短パルスガンマ線の開発が行われてきました。これまでは光源開発が研究の 中心でしたが、最近ではビームライン1Uにおいて、極端紫外光からガンマ線に至る幅広い波長域で、原子のコヒーレント制御、円偏光照射による生体分子のキラリティ発現、原子核物理、ガンマ線から発生する電子の反粒子である陽電子を用いた材料分析などといった独自性の高い 研究が行われています。その一方で応用展開に至っていない新奇な光源技術も多くあります。
今日、放射光は幅広い分野で標準的な分析手法として定着し、UVSORも含め稼働中のほとんどの放射光ビームラインは効率よく実験を進めるために特定の利用法に特化され整備されています。そのような中、ビームライン1Uは柔軟にその機器配置や構成を変えることで電子加速器からの量子ビームの発生や応用に関する様々な新しいアイディアを迅速に試すことができるという点で、世界的にも唯一の実験ステーション
です。このような環境で初めて可能となる新しい量子ビーム技術の創出やその利用法の開拓を加速することを目的とし、ビームライン1Uの
利用に特化した研究会を開催致します。講演内容は多岐に渡り、光源開発者と利用者および利用者同士の情報交換を促すことで、ビームライン1Uで進行中の研究を促進するとともに、次期計画UVSOR-IVへ向けて新しい研究アイディアが創出される事を期待します。
プログラム/Program
場 所 :岡崎カンファレンスセンター 中会議室 開催形式:現地開催とzoomのハイブリッド
8:50~9:00
趣旨説明
(分子研:平 義隆)
▶ 座長:平 義隆
9:00~9:30
9:30~10:00
10:00~10:30
UVSOR光源開発ビームラインの歴史
自由電子レーザーの開発と利用・今後の展開
UVSORでのコヒーレント高次高調波光源の開発
(広島大学 / 分子研:加藤政博)
(京都大学:全炳俊)
(秋田高専:坂本文人)
※敬称略
10:30~10:40
休 憩
▶ 座長:全 炳俊
10:40~11:10
11:10~11:40
11:40~12:10
タンデムアンジュレータによるアト秒制御ダブルパルスの発生と原子分子実験への応用
放射光の時空間構造の制御とその利用の可能性
紫外円偏光照射による有機物分子のキラリティの発現に関する研究
(SAGA-LS:金安達夫 )
(広島大学 / 分子研 :加藤政博)
(核融合研:小林政弘)
※敬称略
12:10~13:30
昼 休 憩
▶ 座長:加藤政博
13:30~14:00
14:00~14:30
14:30~15:00
UVSOR-IIIにおけるガンマ線源の開発と利用及び今後の展開
ニュースバルγ線ビームラインBL01の現状
ガンマ線を用いた原子核物理実験とその応用
(分子研:平 義隆)
(兵庫県立大学:橋本 智)
(京都大学:大垣英明)
※敬称略
15:00~15:10
休 憩
▶ 座長:大垣英明
15:10~15:40
15:40~16:10
16:10~16:40
偏光検出コンプトンカメラの開発と応用
陽電子消滅法の基礎とパルスγ線誘起陽電子発生装置への期待
原子空孔を見て発光材料への不純物添加効果を探る
(東京大学:島添健次)
(千葉大学:藤浪眞紀)
(山形大学:北浦守)
※敬称略