BYADとは?
Bring Your Assigned Deviceの略で学校で端末を指定し、斡旋購入する方法です。BYOD(Bring Your Own Device:自由持ち込み)とは異なり、生徒全員が同じ端末であることから、生徒の学習が同環境で行えます。よって、端末の違いによる操作や表示の差異などがなく、使い方のサポートや端末の保証を選べるなど、安心して学習に取り組むことができます。
本校がBYADでめざす姿
課題解決に向けて主体的・協働的・多角的に物事を探究し,調和ある社会づくりに貢献できる生徒を育てるために,1人1IDおよびネットワーク環境を整備し,多様な子どもたちを誰一人取り残すことのなく,個別な学びを踏まえて,自己調整学習ができようになることをめざします。
参考:文部科学省HPより
どのようにデバイスを活用するのか?
授業での活用
・思考をまとめあげるツールとして活用
・生徒間のスライドを用いたプレゼンテーションが同時多発的に可能
・会議室を設定することで生徒同士のグループ学習会がMeetで可能に
ホームルームでの活用
・学級日誌をGoogleClassroomのストリームにあげる。それを見たクラスメイトからのコメント。
・カレンダーを用いた面談等の予定の調整・共有。
教科外活動での活用
・委員会での業務の連携や学年を越えたファイルの引き継ぎ
・動画を共有しての試合のふりかえり、作戦会議など
・アンケートフォームを用いた生徒からの意見収集
◆パナソニック教育財団からの研究助成の採択実績◆
2020年度「ICTを活用し,『探究の過程』を重視した実験授業の実践 ~G-suiteを活用した実験授業~」
2019年度「ICTを活用した主体的・対話的で深い学びを実現する理科の授業実践」
など、ICTの活用研究や実践を行っています。
具体例を紹介しています。→ その他 本校の実践事例はこちら
なぜChromebook?
①情報端末は学習に必須
自分に必要なタイミングで、いつでも、どこでも、すぐに使えるもの。これからの学習のスタンダードです。
②必要な機能
・キーボード:タイピングのスピードは学習や作業に大きく影響し、できることの幅が広がります。タイピングは、自らが創作・発信・生産者となる主体的な学習者となる上で必須のスキルです。
・2in1 でタブレットとして、タッチパネルでの操作も可能。場面に応じた上手な活用ができます。
③安全で安価
・自動アップデート等で、追加のセキュリティ不要です。
・不要なソフトが入っておらず、オンラインソフトで完結。無駄な経費がかかりません。
導入デバイス 「Dell Chromebook 3100 2-in-1」
上記の条件を満たすものの中から、学校生活で必要な
・防水
・高い耐久性
・省スペース
・持続時間の長いバッテリー
をクリアするものとなっています。 製品HP
オンライン学習環境
○ネット環境
・全生徒が使える校内Wi-Fi整備(2019年度より導入済み)
・全生徒にG−suiteアカウント付与 ( 〃 )
○オンライン学習支援
・デバイスに学習支援システムを実装予定
・Google 認定教育者レベル2取得済み教員在籍
費用
約55,000円 (端末代・セットアップ・学習支援システム)+任意保険など
スケジュール
3月22日 合格者説明会 :端末配付
4月上旬 オリエンテーション:ID付与・端末設定・オンライン学習研修 等
4月9日 授業での活用開始
よくある質問
Q.現在もっている端末(iPad等)は使用できないのですか?
A.入学時にChromebookを購入し、学校活動ではChromebookを使用します。端末は個人管理となり、安全なWi−Fi環境下であればどこでも使用可です。
Q.費用負担は初年度のみですか?
A.原則はその予定です。学習支援に必要が出た場合は、別途必要になることがあります。
Q.故障した場合はどうなりますか?
A.購入していただくデバイスはMIL-STD規格を満たす堅牢性があり,机の高さからコンクリートの床への落下にも耐える仕様ですので,安心して使って頂けます。自然故障に関しては,メーカー保証は1年ですが,保証延長サービス(約1万円)を購入していただくと3年間保証されます。
Q. 家庭にインターネット環境がないのですが、必要ですか?
A.課題等で家庭学習が必要になる場合があります。いつでも、どこでも、すぐに学べるというメリットを生かすために、環境整備のご協力をよろしくお願いします。
Q.インターネットの使い方が心配です。
A.使用前に生徒向けネットリテラシー研修を行います。加えて、授業やホームルーム等で適宜指導をします。望ましい活用については、ご家庭でも適宜ご指導よろしくお願いします。