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三輪眞弘
プロフィール:
1980年代後半からコンピュータを用いた作曲の可能性を探求し、特にアルゴリズミック・コンポジションと呼ばれる手法で数多くの作品を発表。それらは国際コンピュータ会議(ICMC 88 /Cologne)や、アルス・エレクトロニカなど、世界的な舞台で高く評価されている。また、アッケ・ワーゲナーとのインスタレーション、前田真二郎とのオペラ、小笠原則彰やマルティン・リッチズとの美術作品、佐近田展康との「フォルマント兄弟」の活動など、多くのアーティストとのコラボレーションに加え、CD制作、著作活動など、その活動は多岐に渡る。
経歴:
1958年 東京に生まれる。
1974年 都立国立高校入学以来友人と共に結成したロックバンドで音楽活動を始める。DerDieDas1
1978年 渡独、国立ベルリン芸術大学で作曲をイサン・ユンに師事。
1985年 より国立ロベルト・シューマン音楽大学でギュンター・ベッカーに師事する。DerDieDas2
1996年 岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS]教授
2001年 情報科学芸術大学院大学[IAMAS]教授
2024年 京都芸術大学文明哲学研究所教授 & 情報科学芸術大学院大学[IAMAS]名誉教授
受賞歴:
1985年 「詩人でない人は・・・」でハムバッヒャー国際作曲コンクール佳作
1989年 「赤ずきんちゃん伴奏器」で第10回入野賞第1位
1991年 「歌えよ、パチャママに祈れ」で今日の音楽・作曲賞第2位
1992年 「DITHYRAMBE」で第14回ルイジ・ルッソロ国際音楽コンクール第1位
1995年 村松賞新人賞
2004年 オーケストラのための「村松ギヤ・エンジンによるボレロ」で芥川作曲賞
2007年 音楽についての独自の方法論「逆シミュレーション音楽」がプリ・アルスエレクトロニカ、デジタル・ミュージック部門でグランプリ(ゴールデン・ニカ)を受賞
2008年 美術家マーチン・リッチズとの共作「Thinking Machine」が同賞ハイブリッド・アート部門で佳作入選
2009年 フォルマント兄弟として「フレディーの墓/インターナショナル」が同賞デジタル・ミュージック部門で佳作入選
2010年 著書「三輪眞弘音楽藝術 全思考1998-2010」で芸術選奨文部科学大臣賞
2017年 モノローグ・オペラ「新しい時代」の再演に佐治敬三賞
2020年 サントリー音楽賞
2020年 「三輪眞弘祭 -清められた夜-」無観客ライブ公演に佐治敬三賞
CD制作、出版活動など(ウェブで検索):
著書
1995年 「コンピュータ・エイジの音楽理論」
2010年 「三輪眞弘音楽藝術 全思考1998-2010」
2023年 「配信芸術論」(三輪眞弘監修 岡田暁生編)
CD
1995年 「赤ずきんちゃん伴奏器」
1998年 「東の唄」
1999年 「昇天する世紀末音楽」シリーズ
2001年 「新しい時代信徒歌曲集」、「言葉の影、またはアレルヤ」
2012年 「村松ギヤ(春の祭典)」
楽譜
CD及び多くの楽譜がマザーアース株式会社より出版されている
重要リンク:
逆シミュレーション音楽の世界: IAMAS ARTIST FILE #01
方法主義:<方法主義芸術>展 / 岐阜おおがきビエンナーレ2023
発表作品に対する多くの応答:山崎与次兵衛アーカイブ:三輪眞弘