お知らせ

岐阜イノベーション工房とは

岐阜県内の企業などにおけるイノベーション活動を支援する事業です。参加者が、イノベーション創出に有効であるとされる手法を主催者から学び、参加者の所属組織などにおいて実践し、実践からの学びを共有することを通じて、イノベーション活動に積極的に取り組む風土を岐阜県内に醸成することを目的としています。

2021年3月までの活動についてまとめた小冊子『岐阜イノベーション工房(仮称)暫定版』を配布中です。[☞ダウンロードページ

演習プログラム

演習プログラムでは、フィールドワーク、アイデアスケッチ、プロトタイピング、バリデーションなど、イノベーション活動に取り組むために有効だと考えられる手法を学びます。これらは、アート、デザイン、工学、社会科学など、多様な分野の教員と学生が切磋琢磨するIAMASという環境で醸成されたものです。

フィールドワーク演習

観察とインタビューによる調査と分析の手法を学びます。これは、思い込みを排し、顧客や最終利用者に価値を感じてもらえるアイデアを創出することに繋がります。

アイデアスケッチ演習

フィールドワークで見つけた課題や可能性に応答するアイデアをつくります。人とプロダクト(製品・サービス)の接点を紙の上にペンでスケッチし、ディスカッションを通じて発展させます。

プロトタイピング演習

アイデアをさらに発展させた上で、本物の反応を引き出すために、ある部分だけ見るとまるで本物であるかのように感じられるプロトタイプを製作します。

バリデーション演習

実際の顧客や最終利用者(あるいはそれに近い人)にプロトタイプを試してもらい、反応を観察します。自分たちの思い込みと実際のギャップを実感し、実習プログラムでの取り組みに活かします。

実習プログラム・成果報告会

実習プログラムでは、定期的に主催者と面談してアドバイスを受けながら、それぞれの組織において自分たちで見つけた実際の課題に取り組みます。これまでの参加者たちは、実習プログラムの期間内に次のような成果に辿り着きました。

最後の成果報告会では、実習プログラム期間中の成果について報告しつつ、実際に取り組む中で直面した課題を共有します。なお、参加年度以降に成果を公表できるようになった場合の発表機会としても提供しています。

本事業の成果

本事業に参加したことをきっかけに生まれた成果のうち、参加者から報告のあったものを紹介します。

プロダクト・イノベーション

プロダクト・イノベーションとは、新しいプロダクト(製品・サービス)であって、その企業の以前のプロダクトとは大きく異なり、かつ市場に導入されているものを意味します。

おつまみ専門店が監修したAIが、質問の答えから分析したあなた好みの本格おつまみを毎月お届けする定期便サービスです。送られてきたおつまみを評価すると、どんどんあなた好みのセレクトになっていきます。(2019年度参加者・2022年1月リリース)

企業版ふるさと納税制度を活用して企業と地方の関係性を構築することにより、企業と地方、双方にとっての持続的な発展と課題解決を支援するサービスです。自治体職員対象の勉強会などにより、従来は難しかったマッチングを効果的に促進します。(2021年度参加者・2023年2月リリース)

これまでの記録

2018年度

参加企業

レポート・記録映像

演習プログラム篇

初回となる2018年度には、説明会を兼ねて6月1日に開催したシンポジウムを経て、15名の定員に対して約2倍の応募から選ばれた6社20名が参加しました。8月末から11月頭にかけて実施した「演習プログラム」についのレポートです。[☞レポート記事

岐阜イノベーション工房2018記録映像

2018年度の演習プログラム、実習プログラム、成果報告書の様子と、参加者へのインタビューです。

この年度の取り組みについては『情報科学芸術大学院大学紀要』第10巻にも収録しております。[☞ダウンロードページ

2019年度

参加企業

記録映像

岐阜イノベーション工房2019記録映像

2019年度の演習プログラム、実習プログラム、成果報告書の様子と、参加者へのインタビューです。

2020年度

参加企業

記録映像

岐阜イノベーション工房2020シンポジウム「都市の“辺境”」

大阪・関西万博会場招致の策定をはじめ、物理空間と情報空間を同時に建築の対象としてとらえ、都市の概念を再定義しようとしている建築家・豊田啓介さんをゲストにお招きしました。[レポート記事

このイベントについては、『情報科学芸術大学院大学紀要』第12巻にも収録しております。[☞ダウンロードページ

岐阜イノベーション工房2020成果報告会

本イベントでは、2020年度に参加した3社が期間中の成果について、2018・2019年度に参加した3社が参加後の成果について報告しました。

参加者レポート

現場からはじめる、地に足の着いたDX
(デジタルトランスフォーメーション)

株式会社 羽島企画

“100年先のスタンダード”を考え
酒造りの新たな可能性を探索

株式会社林本店

新たな手法・ツール活用を通して
社内へ波及していくイノベーション活動

太平洋工業株式会社

2021年度

参加企業

記録映像

岐阜イノベーション工房2021シンポジウム「“辺境”の探索」

アーティスト・研究者・開発者の福原志保さんをゲストにお招きして、2021年6月1日に開催したオンラインイベント「岐阜イノベーション工房2021シンポジウム」の記録です。

岐阜イノベーション工房2021成果報告会

2022年3月24日に開催した本イベントでは、今年度と前年度までの参加者から、合わせて8件の成果が発表されました。

岐阜イノベーション工房2021参加者インタビュー

2021年度参加者に、参加のきっかけ、期間中の学び、今後の展望などについて伺いました。

記録映像

岐阜イノベーション工房2022参加者インタビュー

2022年度参加者5組を対象として、実習プログラム終了後に行ったインタビューです。