研究内容

注意と安全

ヒューマンエラーの防止,ユーザビリティの向上のためには,人間の注意の仕組みを理解し,どのようなデザインで見落としが少なくなるかを明らかにする必要があります。

“ウォーリーをさがせ!”のような視覚探索実験,広告ポスターやポップアップ広告の印象評価実験,風景写真の記憶実験を通じてモノづくりに活かせる視覚デザインを探求します。

コミュニケーション

視線,表情,動作といった非言語的なコミュニケーションが対人認知に及ぼす影響を検討します。特に,日本の文化圏において日常的に行われているお辞儀,うなずきといった動作に注目した研究を行います。

お辞儀をするとその人の魅力はアップする? よくうなずく人は性格が良くみえる? 面接では視線はどこに向ければいい? このような問題に認知科学的な手法で取り組みます。

心理学実験プログラミング

ブラウザ上で実験や調査を実施可能な様々な心理学実験・調査ソフトウェアが登場し,誰もが自分自身のPCで実験や調査を作成できるようになりました。

その一方で,心理学実験や調査を作成するためのプログラミング技術の教育方法,ホスティングサービスを使用したオンライン実験・調査の実践事例,教育事例,ソフトウェアの日本語マニュアル等は十分に整備されていません。心理学実験プログラミングに関するノウハウの蓄積を目的とした取組も行っています。

Update: 2023. 1. 5