3Dレーザースキャン計測により取得した点群データがあれば、
何度も現場に足を運ぶことなく、いつでもデータを確認することができます。
高所や足元が不安定で危険な箇所、高温、多湿、粉塵、騒音、荒天等の
環境変化に影響を受けることもなく、
机上のPCで対象物の形状を確認することが可能です。
3Dレーザースキャン計測により取得した点群データがあれば、
机上のPCで対象物の形状確認、寸法計測、干渉シミュレーション、
CADモデル化、ウォークスルー等が可能です。
これにより、対象物の現状を把握でき、施工改修、設備管理等、
様々な用途に早急に対応することが可能です。
3Dレーザースキャン計測を用いて、様々な対象を測定することが可能です。
主な例として、プラント、工場、建築・建設、地震・火災現場、
文化財、橋梁が挙げられます。
3Dスキャンデータを用いることで、
ホーセックの設計力にプラスに作用します。
そのデータを基に熟練の技術を持った匠の手で
品質の高いものを製作します。
現場ごとに施工状況を理解し、
状況に合った形式
(CADデータ及び点群データ)で
3Dスキャンデータを提供します。
施工前の事前現場調査の際に
3Dスキャナーを活用することで、
図面と現場のミスマッチをチェックします。
工場にてユニット化し万全の準備を整え、
現場施工を行います。
● 現場(プラント・工場等)を撮影
連続的なレーザーの照射によって対象の3Dデータ(点群データ)を取得します。
● FARO 3Dレーザースキャナー
レーザーを用いて物体までの距離を計測することで、
全周囲物体の位置情報を得る計測機器です。
スキャンしたデータを点群と呼び、それぞれの点は座標(x,y,z)を持っています。
レーザースキャナーによる複数回のスキャンで得られた点群データを合成し、
必要に応じてBIMデータへ変換を行います。
● InfiPoints
現場のリアルな状況とコンピュータ上のバーチャル空間を融合する
点群処理ソフトウェアです。
点群から円柱や平面を自動抽出し、配管・ダクト・鋼材等のモデリングができます。
● BIM
Building Infomation Modelingの略称です。
建物の3Dモデルに様々な情報を付加した建築物のデータベースを
設計、施工、維持管理に活用する新しいワークフローです。
お客様のご要望に応じて、各種データにてご提供いたします。
データのタイプは大きく3タイプになります。
① 点群のみのデータ
(3Dモデル化は行いません。)
② 3Dモデル化
(新設及び改修箇所周りなど、必要箇所のみをモデル化いたします。
他は点群データのみの作成となります。)
③ 3Dモデル化100%
(点群全てをモデル化し、CAD用受け渡しデータを作成いたします。)
● 高いスキャン精度
最新センサー技術を組み合わせて使用することで、
最高精度と測定範囲を実現します。
● 厳しい環境の中でもスキャンが可能
IP54規格※1に準拠し、外部環境に対して防塵・防水性能を装備しており、
-20°Cから55°Cの範囲で使用可能です。
● タッチパネルで簡単操作
タッチスクリーンを搭載しており、スマホ感覚で操作可能です。
● コンパクトでポータブル
軽量・小型設計となっており、場所を選ばす使用可能です。
※1・・・IP54規格とは、防塵性能・防水性能に関する保護等級IP(International Protection)は、前の数字が防塵性能を、
後の数字が防水性能を表すものです。
IP54規格は、具体的には以下を意味します。
● IP5x・・・防塵試験用粉塵(直径75μm未満)が入ったとしても所定の動作及び安全性を損なわないように保護されています。
● IPx4・・・製品に対するあらゆる方向からの水の飛まつに対し保護されています。
● 機種名称:FARO® FocusS 70 Laser Scanner
● 測定範囲:0.6~70m
● 誤差範囲:±2mm(スキャナー位置と平面ターゲット間で生じる最大誤差)
● 視野:垂直視300°・水平視野360°
● 解像度:垂直解像度0.009°・水平解像度0.0009°(360°あたり40,960個の3Dピクセル)
● レーザー:Laser Class 1
● 波長:1550nm
※2・・・FAROジャパン株式会社(https://www.faro.com/ja-jp/)
● 現場のリアルな状況とコンピュータ上の
バーチャルな空間を融合する点群データ活用ソフトウェアです。
● レーザースキャナーで取得した数十億点の点群データを軽快に操作し
工場やプラント全体をその場にいるかのように見て回ることができます。
● 点群データの自動結合・クリーニングにより作業時間を2週間から1日に短縮し
レイアウト検討やモデリング作業に必要な時間を大幅に短縮します。
※3・・・株式会社エリジオン(https://www.elysium-global.com/)
※4・・・株式会社エリジオンInfiPointsページ(https://www.elysium-global.com/ja/product/infipoints/)
黒色が計測できないのはなぜか。
「光」と「色」の関係性について
私たちが物体を見れているのは、物体に反射した光を私たちの目が捉えているためです。そしてこの物体に色を付けているのが「可視光線」です。
可視光線といわれても...という方は「虹の色」を思い浮かべてみてください。
端的に言えば、私たちが見ている光にはあれだけの色が含まれているのです。
ではなぜ物体ごとに色が違うのか...それは物体が「物体ごとの色の光」を反射し、
それ以外の光は吸収されているからです。
この話をしたうえで黒色について考えると、
黒色とは正確には色ではなく可視光線全てを吸収している状態です。
黒色の物体は"光を吸収する"という話を聞いたことがあるのではないでしょうか?
ただしこれは、他の色の物体も光を吸収していないわけではなく、
特定の色の光を反射しているだけなのです。同じことがレーザー光にも言えます。
黒色の物体が計測できない現象とは、レーザー光が吸収され、
スキャナー側で反射光が取得できないことが原因です。
光沢が計測できないのはなぜか。
鏡面反射の関係性について
鏡面反射という言葉をご存知でしょうか?
簡単にいえば、光を反射し過ぎている状態のことを言います。
鏡で太陽光を反射したことがあるならば分かるかと思いますが、
光が1点に集中して見えるはずです。
この状態では、計測機に戻る反射光が少なすぎるため計測することができません。
水面が計測できないのはなぜか。
反射や屈折の関係性について
水面に関しては波立ちや透明度などの要素が考えられます。
しかし、結局は鏡面と同様に、反射や屈折、吸収などによって
計測機に戻る反射光量の少なさが原因です。
無色透明が計測できないのはなぜか
可視光線とレーザーの関係性について
無色透明なものというのは、可視光線のほぼ全域の光を透過します。
そのためレーザー光は透過し、
透明な物の向こう側にある物体に反射して戻ってくるため、
透明な物体は計測機では物体として認識されません。
・ビルの外殻構造などの立面調査
・設計値、測定値の比較調査
・土砂、法面などの土量調査
・大型鋳造物の検査測定
・トンネル掘削中の変異計測
など
・プラントの増設や機器の導入
・複雑な配管設備の改造計画
・製造ラインのレイアウト変更
・山林を切り開く設備配置計画
など
・設備の構造分析とメンテナンス
・建造物のひずみチェック
・古い橋梁や建物の図面化
・絶版部品の図面化
・文化財の保存
など
詳しくは、下記「お問い合わせフォーム」よりご連絡下さい。