昨年度(令和6年度)、五段の部で全国大会*出場。その後、中央審査*で六段合格を果たした三井寛美さんにお話を伺いました。
*全国大会
各都道府県大会の五、六、七段の優勝者による大会。
*中央審査
五段までの段位は各地の剣道連盟で審査されますが、六段以上は全日本剣道連盟による審査になります。
----居合道との付き合いを教えてください。
中学2年生からはじめました。小1から剣道をやっていた私に父が薦めてくれたのがきっかけです。
その後、20代前半から子育てなどもあり10年ほどお休みをしていましたが、子供が大きくなってきたタイミングで再開しました。
----再開のきっかけは?
居合を休んでいた間は、子育てや家庭のことで頭がいっぱいで正直、居合のことは全く頭にありませんでした。再開できるなんて思ってもいませんでした。
ところが、ある時、私の父が『お母さんは小さいころから剣道と居合をやっていてめちゃめちゃ強くてかっこよかったんだよー』なんて話をしながら私の子供時代の剣道の試合動画を見せたんです。
それを見た子供たちが『ママのかっこいいところ見てみたい!』『一緒にやってみたい!』と言ってくれたんです。
そこでスイッチが入りました。
確かに不安も沢山ありました。でも、やはり母は強しですよね。
子供のためと思ったら考えていた不安など忘れ、やっていなかった時間を必死に埋めようと頑張れました。