写真提供:パルシック
各団体のQ&Aを質問ごとにまとめたページです。団体名をタップすることで、団体紹介ページに飛ぶことが出来ます。
Q1.パレスチナについて、よく知らない人や支援しようか迷っている人に知ってほしいこと・伝えたいことはなんですか?
A. ガザでは全ての人が生き延びるために人道支援に頼っており、イスラエル政府が検問所を封鎖して2か月以上が経過、支援・商業物資の搬入が止まり、深刻な人道危機と飢餓が進んでいます。食料の在庫は尽き、物価は400%以上上昇。世界食糧計画(WFP)のパン屋はすべて閉鎖され、家庭への支援も完全に途絶えました。CAREパレスチナ(ヨルダン川西岸・ガザ)事務所のジョリアン・ヴェルデウィック所長は 「誰もが不安と飢えに直面し、わずかなパンと豆で生きています」と述べ、妊婦や子どもが衰弱して診療所を訪れているといいます。小麦粉は入手困難で、腐敗したものを口にする人も増えています。
A. 新聞や信頼のおける媒体のニュースを通して、まず、関心を持つことが大切だと思います。その際は冷静に何が起きているのか、特に弱い立場の市民目線で知ることを忘れないようにしてほしいです。といっても、情勢が複雑なので、そう簡単なことではありません。だからこそ、解決も長引いているわけで、私たちもニュースレターやfacebookで状況をお伝えしたいと思っていますが、まだ不十分です。だからこそ、困難な状況が続く中でも生活者に寄り添うという視点から、現地から届けられる製品を通して、パレスチナについて知るきっかけにしていただければと思います。
A. パレスチナは「天井のない監獄」と呼ばれ、長きに渡ってあらゆる人権がふみにじられてきました。2023年10月7日に勃発したイスラエル軍とハマスの戦争により、現在5万2千人以上の方が亡くなり、その中の1万5千人強は子どもであると発表されています。私たちの当たり前の日常がいかに尊いものであるかを理解し、同じ時間に命の危機に瀕している人が大勢いることに思いを馳せてもらいたいと思います。
特定非営利活動法人国境なき子どもたち(KnK)
A. パレスチナの人々は明るく前向きで、地域や子どもたちのために尽力したいと願っていますが、移動制限や進学の障壁など社会的要因がその実現を困難にしています。パレスチナの方々が解放されるようにこうした状況を理解し、パレスチナのことを知って関心を持ってもらえることを願っています。
A. 2023年10月7日に起きたハマスによる越境攻撃の背景には、長年にわたるイスラエルによる占領や封鎖、日常的な抑圧の中で生きてきたパレスチナ人の現実があります。また、報道では「テロとの戦い」といった言葉が多用され、問題の複雑な構造や住民の声がかき消されがちです。パルシックは、こうしたプロパガンダの影響に目を向けるとともに、ガザで暮らす人々の顔や日常、冗談を言い合いながら前を向いて生きる姿など、人間的な営みを想像してもらいたいと願っています。それが、共に生きる世界を考える第一歩になると信じています
A. パレスチナ・ガザ地区は、空爆や封鎖など悲惨なイメージが強まっていますが、そこには困難な状況下でも前向きに生き、地域のために尽力する人々がいます。ピースウィンズは2015年からガザで支援を行い、日本への信頼を感じながら、現地スタッフや団体と連携し活動を続けてきました。ガザの子どもたちはかつて震災犠牲者を追悼する凧揚げも行っており、私たちはその想いに応えるべく支援を継続しています。ガザへの理解と関心を深めてほしいと願っています。
この度はガザ地区、そして当団体の活動にご関心をお寄せいただき誠にありがとうございます。日本で行われている停戦を求める運動の様子や、国連での投票行動など、私たち日本人や日本政府の動きはガザ地区の人びとの目にも入っています。是非、今後ともガザ地区の人びとに心をお寄せください。
A. チャイルド・ファンドでは、イタリアのチャイルド・ファンド メンバー団体がパレスチナ・ガザ地区での活動を担っています。実際に活動を行っているスタッフの中には、被災者でもあるパレスチナ人の方々も多くいます。
4人の子どものお母さんであり、スタッフとして現地の支援活動にも携わっているナジャットさんはこの1年、私生活を犠牲にしながら人道支援に携わってきました。彼女自身も子どもたちとともに避難を繰り返しており、支援活動に向かうときには、その子どもたちを置いていかなければなりません。いつ子どもたちが攻撃に遭うかも分からない。そのような状況の中、現地の支援は行われているのです。
A. パレスチナで人々がどんな暮らしをしているのか、イスラエルによる占領によってどのように日々の営みが妨げられているのか知ってほしい。
A. パレスチナには、私たちと同じように日常を生きる人たちがいます。けれど、その暮らしの中に突然、爆撃や暴力がふりかかる現実があります。そして、それが何年も続いています。「戦争」と呼ばれる中には、一方的な暴力や、子どもたちまでもが苦しめられている現実があります。本当は守られるべき命が、大人たちの争いに巻き込まれているのです。でも、遠くからでも「忘れていないよ」「気にかけているよ」という気持ちが届くことは、大きな希望になります。まずは、知ることから始めてください。
A. パレスチナで起きていることが日本とも深く関わっており、決して他人事ではないということを多くの人に伝えたいと考えています。日本はイスラエルから攻撃型ドローンを購入し、日本企業がイスラエル企業と提携しているほか、日本人の年金の一部が違法な入植地ビジネスに投資されています。こうした事実は、私たちの暮らしが加担してしまっている可能性を示すと同時に、私たちにもできることがあるということです。例えば、占領に関わる企業の商品を買わない、署名する、周囲に伝える、小さなお店で買い物をするなどの行動は、大きな力になります。また、大手メディアでは伝えられないガザの現実を、現地のジャーナリストや独立系メディアの声から知ってください。知らないことに気づくこと、そして学び、伝えることが変化への第一歩です。
A. パレスチナの人たちは、私たちが考える以上に、日本を含めどの国の政府がパレスチナに対してどういった態度をとっているかをとてもよく見ています。私たちがパレスチナに対して何を考えるかだけでなく、私たちはどう見られ、どういう存在であるかを考えることも必要です。
Q2.支援活動を行う上で大変だったことは何ですか?
A. 現在、イスラエル政府がガザのすべての検問所を封鎖し、支援物資の搬入を妨げていることが最も重大な課題となっています。また、人道支援従事者の安全を確保することも大きな課題となっています。
A. 新聞や信頼おける媒体のニュースを通して、まず、関心を持つことが大切だと思います。その際は冷静に何が起きているのか、特に弱い立場の市民目線で知ることを忘れないようにしてほしいです。といっても、情勢が複雑なので、そう簡単なことではありません。だからこそ、解決も長引いているわけで、私たちもニュースレターやfacebookで状況をお伝えしたいと思っていますが、まだ不十分です。だからこそ、困難な状況が続く中でも生活者に寄り添うという視点から、現地から届けられる製品を通して、パレスチナについて知るきっかけにしていただければと思います。
A. 様々な立場、考え方、思想、価値観を持った人が存在し、停戦を訴え、ガザへの支援を表明することに対して反論を受けることもあります。クラウドファンドを立ち上げる際は、支援金を海外に送金すること、特にパレスチナへの送金を認められることが難しい場面がありました。
A. 治安作戦や移動制限、入国制限などにより、活動を延期にするなど予定変更を余儀なくされることが多いことです。
A. まず、ガザ地区では常に大規模な攻撃のリスクがある中で、安全を確保しながら物資を調達・配布する必要があります。また、検問所の封鎖や移動の制限など、現地の状況は非常に不安定で、計画通りに活動を進めることが難しい場面も多くあります。さらに、こうした支援を継続するためには、資金の確保が欠かせませんが、寄付を安定的に集めることも大きな課題の一つです。
A. 最も大変なことは、ガザ地区で大規模な空爆と地上侵攻が行われる中、ガザの外から事業運営をしなければならないことです。2023年10月に情勢が悪化してからしばらくは、ガザ地区内のスタッフやパートナー団体との連絡もままなりませんでした。また、彼ら自身も紛争被害者となり、家族や友人、そして家、職場などの生活基盤を失った人びともいます。そのような状態で、どこからどうやって食料や衛生用品を手に入れるのか、ガザ地区内の全員が困難な状況にある中で、誰を優先的に支援するのか、そしてガザ地区内のスタッフ、パートナー団体スタッフの安全をどのように確保するかは未だに難しい課題で、私たちも日々試行錯誤しながら活動を行っています。
A. 何よりも大変なのは、支援活動を行うことそれ自体が困難だということです。例えば、先日のミャンマー大地震のような場合は、地震がいったん落ち着きを見せれば、被災を免れた救急隊やボランティアなどが、救助、物資配布などの支援を行うことができます。
A. イスラエル軍による検問所や道路の封鎖があるため移動が大変。毎日何が起こるか分からないため現地で訪問スケジュールを日々変更していかないといけない。
A. 大変なことは、円安が続いていて、ドル換算で従来と同じ額の支援をするには、よりたくさんのお金(円)が必要になることです。また、パレスチナという言葉だけで、攻撃的なことを支持する人たちだと思われてしまうことです。
A. パレスチナで起きていることが日本とも深く関わっており、決して他人事ではないということを多くの人に伝えたいと考えています。日本はイスラエルから攻撃型ドローンを購入し、日本企業がイスラエル企業と提携しているほか、日本人の年金の一部が違法な入植地ビジネスに投資されています。こうした事実は、私たちの暮らしが加担してしまっている可能性を示すと同時に、私たちにもできることがあるということです。例えば、占領に関わる企業の商品を買わない、署名する、周囲に伝える、小さなお店で買い物をするなどの行動は、大きな力になります。また、大手メディアでは伝えられないガザの現実を、現地のジャーナリストや独立系メディアの声から知ってください。知らないことに気づくこと、そして学び、伝えることが変化への第一歩です。
A. パレスチナの人たちは、私たちが考える以上に、日本を含めどの国の政府がパレスチナに対してどういった態度をとっているかをとてもよく見ています。私たちがパレスチナに対して何を考えるかだけでなく、私たちはどう見られ、どういう存在であるかを考えることも必要です。
Q3.現地の人や参加者からの反応はどのようなものでしたか?
A. ガザに暮らす誰もが生き延びるために人道支援に頼っています。見捨てないでほしいとの要望がなされています。
A. 現地のイスラム社会の村で、働く機会もなかった女性たちが、自分たちで稼ぎ、経済的自立への一歩を踏み出し、収入を創出できたことで、生活の向上が見られ、生きがいをもっているということが大きな反応です。この喜びの輪が、広島をはじめ、日本各地へと拡がっていることで、さらに、技術が向上しています。私たちも美しい洗練された刺繍製品を製作する女性たちへのリスペクトの気持ちが強まっています。東日本大震災のときは、逆に支援のためのグッズを送ってくれたりもしました。
今、情勢が悪化し、ガザの民族浄化に近いようなことが西岸地区でも行われている傾向にあります。現地の女性たちは大きな不安がありながらもこうして注文があることで、誠実に製品を作っており、この喜びや生きがいを絶やさず持ち続けていきたいという要望があります。
A. 現在はクラウドファンディングの実施中であり、経済的な支援を行えているわけではありません。支援ではありませんが、定期的に隣国のヨルダンとリビアで難民生活をしている学生とオンラインで交流活動を行っています。彼らは、海外からガザに対して関心を持ってもらうことが何よりも心強いと言います。世界からガザは見捨てられていない、という感覚に勇気をもらえるそうです。
A. 研修に参加した若者からは、
「自分の世代にはなかったものを今の子どもたちには提供して、ポジティブな世代を作りたい、もっとよくなると信じている 。」
「今までは、食べる、畑で働く、眠るだけだったけど、人生が変わった気がする。」
「研修に参加するまでは、村はずっとこのままだろう、変わるチャンスはないだろうと思っていた。今は、村を自分たちの活動でいい方向に変えることが出来るのではと思っている。」
など、非常に多くのポジティブなコメントをいただいています。
A. 腎不全を抱える患者とその家族133世帯に、栄養価の高い食料バスケットを配布したところ、大変喜ばれました。また、子どもたち820人には冬服を洋服店で自由に選んでもらい、自分の好きな服を選ぶという小さな日常の体験に、涙を流して喜ぶ子もいました。なお、他の活動については、ぜひホームページをご覧ください。
A. 現地の方から求められていることは、何よりも「支援を絶やさないこと」です。限られた資金を最大限有効活用すべく私たちも尽力していますが、それでもやはり一度の食料パッケージでは人びとの命を数日から数週間程度繋ぐことしかできません。今や人口の9割が家を追われており、ほぼ全員が生計手段を失った状況ですので、停戦が実現した後も引き続き息の長い支援が求められます。支援を受け取った一部の方から「夫と息子を戦争で亡くし、家も失いました。今は娘と、避難所で出会った同じ境遇の母子たちとテントで暮らしています。何もかも失い、収入もありません。どうか私たちを見捨てず、支えてください。私たちは皆さんの優しさに希望を託しています。」とコメントが来ています。
A. チャイルド・ファンドでは、イタリアのメンバー団体が直接的な支援を行っています。
現在支援を届けること自体が難しい状況にありますが、そうした中でも、支援を届けることによって、支援を受ける人たちが自ら積極的に行動を起こすこともありました。
5人の娘をもつあるお母さんは、あるとき、チャイルド・ファンドが主催した衛生啓発セッションや地域の衛生委員会の会議に参加しました。そこで、身の回りにあるもので代用しながら衛生を保つ方法を学ぶことができ、若い女性の月経の不安についてもアドバイスをもらったそうです。そしてこのお母さんは、セッションで得た学びを、今度は別の避難所にいる妹や女性たちへ広めようと、自ら啓発活動を始めるまでに至ったそうです。
A. 現地での仕事、特に地元産業の継続の大切さをひしひしと感じます。また困難な中でも仕事がある、続けられるということは、パレスチナの人たちにとって励ましとなっています。日本で現地の商品をたくさん売り、伝えて、というのが私達に求められていることです。
A. レバノンで暮らすパレスチナ難民の子どもたちの生活をサポートする現地NGO団体を通して、月々、里子支援金を届けています。「定期的な支援をしてくれるのは、ありがたい」という里子のお母さんからの声。金額はわずかでも、安定した支援が支えになっているとわかります。現地から母の日のカードや新年カードが届くのを楽しみにしている支援者が全国にいます。
A. 現地からの要望が多いのは食品、医薬品、乳児用ミルクです。支援先は以下です。
Chance 2 Shine (Gaza-Hiroshima)
Eman Alhaj Ali (Gaza-Ireland)
Miss Farah's Challenge Classes (Gaza)
Jabel's art project (Gaza)
Parcic (Gaza, Jordan)
Gaza Soup Kitchen
Gaza Sunbirds
Stop the Bulldozers (Galilee, Raya)
Arab-European Ophthalmological Society (Berlin to Gaza, Dr. Diana)
参加者からは、
「私たちは全員、互いに支え合う友人や家族がいて、共にパレスチナを支援できていることに心から感謝しています。」
「共に行動することで私たちの怒りや悲しみを整理するのに役立ちます。私たちは、行動を起こさずに傍観することはできないと感じています。」
などの声をいただいています。
A. 人道支援の取り組みや侵攻を止めさせることも行なっていくべきだけれども、パレスチナ人がどうしたいかを考える場はなかったので貴重であるとの声をいただきました。