MC研究会

冬期講習

趣旨

生体運動制御の理解はBehavior, Biomechanics, Brainの3つのBによってはじめて可能になると言われています。このことからも生体運動制御は学際的分野であることが分かります。そのため、研究をスタートするまでに比較的多くの知識が必要であるのに対して、これら知識を体系的に勉強する機会が整っていませんでした。

そこで、MC研究会では冬期講習と題し、主に本分野の研究をスタートして2年以内の学生や研究員を対象に、計算論から神経生理までをコンパクトに勉強する機会を用意しました。 運動制御を構成する基盤として神経基盤、計算基盤、機能回復の基盤の3点に関して各専門家が講義を行います。


プログラム&実行委員会:井澤(筑波)、石川(東京都医学総合研究所)、神原(東工大)

問い合わせ先:ws2019_mc@cns.pi.titech.ac.jp

開催情報

期日:2019年1月5日(土曜日)、1月6日(日曜日)

場所:国立精神・神経研究センター 研修棟(多目的室・ユニバーサルホール)

対象:運動制御分野で研究を始める段階、もしくは研究を始めて2年以内の学部生、院生、研究員

参加費:1000円

プログラム

1日目

9:30 受付開始

I. 運動制御の神経基盤

10:00-11:30 脊髄・筋・末梢神経

京都大学・医学研究科・武井 智彦 先生

11:30-13:00 昼食+学生自己紹介(スライドを使って研究の興味についても紹介する)

13:00-14:30 中枢ネットワーク

東京都医学総合研究所 ・運動障害プロジェクト・ 筧 慎治先生

14:45-16:15 眼球運動システム

中部大学・工学部・平田豊先生

II.運動制御の計算基盤

16:30-18:00 運動計画と実行・学習

筑波大学・システム情報系・ 井澤淳

2日目

9:00-10:30 力学・自由度・最適化

情報通信研究機構・CiNet・平島雅也先生

10:45-12:15 制御メカニズム

電気通信大学大学院・機械知能システム学専攻・舩戸 徹郎先生

12:15-13:00 昼食

III. 運動機能の回復基盤

13:00-14:30 機能回復の実際と電気生理的手法

慶應義塾大学・理工学部・牛場潤一先生

14:45-16:15 修復・回復のメカニズム

産業技術総合研究所・人間情報学研究部門・肥後範行先生

閉会の挨拶(関和彦先生)

16:30-17:30 ファカルティミーティング

Important Dates

レジストレーションは締め切りました