我が国の農業・農村の現状を理解するとともに、リモートセンシング、ロボット、AI、IoTなど先端技術の進展を背景に、農業情報システムの役割や政策的視点からの動向を学びます。また、水稲・果樹など多様な作物におけるスマート農業の具体的な活用事例、対応機器やデータ活用法を通じて、実践的な基礎を習得します。
【学習スケジュール】
第1回 イントロダクション&農業情報システム
スマート農業の概念をまず説明します。農業情報システムは各種技術とユーザーの橋渡しを担います。
リモートセンシングを用いた技術開発について紹介します。
第2回 食料・農業・農村政策とスマート農業
農村政策の観点からスマート農業の現状について説明します。農業分野におけるICT、ロボット技術の活用例
やスマート農業技術活用サービスついて行政的視点から説明します。
第3回 スマート農業1
水稲栽培におけるスマート農業についてお話します。育苗から田植えまでのプロセスで活用できるデータを
対象に稲作におけるスマート農業を深掘りします。
第4回 スマート農業2
水稲栽培におけるスマート農業についてお話します。栽培管理から収穫までのプロセスで活用できるデータ
を対象に稲作や芝栽培におけるスマート農業を深掘りします。
第5回 スマート農業3
果樹栽培におけるスマート農業についてお話します。梨栽培を対象に剪定から収穫までのプロセスで活用
できるデータについてご紹介します。
第6回 スマート農業4
果樹栽培におけるスマート農業についてお話します。ワイン用ブドウ栽培や梨栽培で今後活躍が期待される
小型ロボットの紹介と収集可能なデータについて紹介し農家に役立つ方策について述べます。
第7回 スマート農業対応機器 利用と応用1
トラクタの自動操舵の説明と実際、さらに高さの情報を使った圃場の高低差マップを紹介し、農場での利用例と、その基礎となるGNSS測位を利用する際の注意点を解説します。
第8回 スマート農業対応機器 利用と応用2
水管理システム、リモセン用ドローンによる水稲生育、収量コンバインによる収量マップ、玄米の色彩選別機
を紹介し、そのデータの使い方や栽培上の留意点を解説します。
【標準学習時間】
計 10時間
【募集期間】
2025年10月6日~2025年11月30日
【受講人数】
最大40名
【受講形式】
eラーニング形式(学習システムを介した教員への質疑応答あり)を8回
【受講料】
20,000円
【実施日時・実施場所】
2025年10月18日(土)10:30~14:30
神戸大学農学研究科附属・食資源教育研究センター(加西市鶉野町1348)
【定員】
最大10名(先着順)
【申し込み締切】
10月14日(火)
※申し込みフォームに農場実習の参加に関する内容がありますので、参加希望の方は食料・農業・農村の現状とスマート農業の基礎についてフォーム申込時に農場実習参加希望旨のフォームの内容に従いご回答ください。
※定員に達した場合は参加希望の旨ご回答いただいてもご参加いただけませんのでご了承ください。
【注意事項】
参加にあたっては傷害保険、賠償責任保険にご加入をお願いいたします。
実施場所に直接お越しいただける方のみ参加可能とさせていただきます。 (自家用車等での来訪は可能です)
作業着、帽子、昼食や飲み物をご持参ください
【受講期間】
10月6日~12月31日
12月31日の23:59をもって、全ての講座の公開が終わります。
※お申し込みいただいてから、受講に必要となるアカウント情報のご連絡まではおおよそ3営業日ほどを要します。
【申込方法】
こちらのページのお申込み方法にあるフォームからお申込みください。