古川黎明のSSH
第Ⅲ期
第Ⅲ期
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とは,「生徒の科学的能力および技能,科学的思考力,判断力・表現力を育成し,将来国際的に活躍する科学技術人材の育成を目指し,理数系教育に関する教育課程等に関する研究開発を行うこと」を目的に,文部科学省から指定を受けた学校です。令和5年度,全国で218校,宮城県内では,仙台第一高等学校,仙台第三高等学校,多賀城高等学校,そして本校の4校が指定を受けています。
本校は文部科学省より平成24年度~29年度にⅠ期、令和元年度~令和5年度にⅡ期、令和6年度~10年度にⅢ期の指定を受けました。第Ⅲ期はⅠ・Ⅱ期の研究開発の成果をもとに探究学習の過程の構造化を図り、「気づき」「問い」「確かめ」の過程を「黎明探究ループ」として設定し、探究ループを支えるスキルとして「観察」「発表」のループを設定しました。これらのループをベースとして、学校設定科目だけでなく、全ての科目の学びの場において、探究学習の推進と授業づくりの研究を進めながら、生徒の資質・能力の向上を支援するカリキュラム開発を進めます。探究力の基礎を育成する過程で世界農業遺産「大崎耕土」を学びの資源とした探究学習に全員が取り組み、Ⅱ期までに進めてきた「おおさきサイエンスコンソーシアム」構想を通じて地域の児童・生徒に対しても成果普及事業を推進します。