内容
半導体電子回路の加工技術を利用してつくられた小さな機械”MEMS”は,加速度センサ・圧力センサ・マイクなど身近なところに広く使われています.本テーマでは,アミューズメント機器に搭載されている加速度センサを分解して内部構造を観察し,仕組みを学びます.
キーワード
MEMS,マイクロセンサ
研究室からのメッセージ
スマートフォンを持参してください.事前にセンサ利用アプリ(phyphoxなど)を入れていろいろ測ってみるとよいでしょう.
内容
音の特性である周波数と速さ(音速)を実験で調べましょう.その結果を利用して”音を利用した冷凍機”を製作し,音で冷えるを体感しましょう.
キーワード
音波,冷凍機
研究室からのメッセージ
普段の生活で利用している「音」をぶつりてきにりかい
内容
私たちの身の回りには様々な振動があります.建物,鉄道車両では振動によって住み心地や乗り心地が悪くなってしまったり,最悪の場合は破壊に至ったりすることもあります.これらの振動問題を抑制する振動制御手法について学ぶと共に,簡単な建物モデルを用いて振動計測と振動制御の実験を行ってもらいます.
キーワード
振動制御,建物
研究室からのメッセージ
予備知識は不要です.
内容
本テーマでは,医療応用を考えた機械のものづくりとして,体に優しいハイドロゲルのマイクロビーズ製作を実施します.基本的なハイドロゲルの一種であるアルギン酸のイオン架橋を用いて,体の中に入るミクロサイズのハイドロゲルや温度に反応する機能性ハイドロゲル製作します.
キーワード
マイクロソフトロボット,医療応用,薬剤送達
研究室からのメッセージ
機械システム×バイオメディカルの新しい分野に興味がある方,大歓迎です!
内容
1秒に1,000,000枚の画像が撮影可能な超高速度カメラを使い,液滴がつくり出す「ミルククラウン」など,流体の不思議な動きをスーパースローで観察します.大学で初めて学ぶ「流体力学」の世界を体験し,注射針のいらない注射器や高粘度液体の塗布装置などの最先端研究も紹介します!
キーワード
流体力学,ハイスピード撮影,医工学応用
研究室からのメッセージ
ミルククラウンが広がる一瞬の美を,あなたの手でスローモーション映像におさめてみましょう!
内容
設計に利用するCADソフトウェアを使うスキルは,機械系エンジニアに必須となっています.本テーマでは,最先端の3次元CADソフトウェアを使って機械部品を設計し,組み立てた機械の動作をシミュレーションで確認します.また,自ら設計した部品を3Dプリンタで造形して,デジタルものづくりを体験します.
キーワード
3次元CAD,機械設計,ものづくり
研究室からのメッセージ
3次元CADの使い方を覚えて,様々な機械の設計にチャレンジしよう!
内容
空気の流れの中にある物体は,空気抵抗や揚力などの力(空力)を受けます.自動車や飛行機,風車などの設計には空力の理解が必要,そして,空力を理解するということは,空気の流れの構造を理解するということです.本テーマでは,風洞を使った実験を通して,流れと空力のおもしろい関係を体験していただきます.
キーワード
空気力学,風洞,流れの可視化
研究室からのメッセージ
飛行機や自動車がなぜあのような形状なのか,そしてどう設計すべきなのか,興味はないですか?
内容
熱の伝わりを自在に操られれば,エネルギーの有効利用やコンピュータの高性能化につながります.一方で熱の伝わりは,虹のように様々な波長からなるスペクトル性を有しており,大変複雑です。.本テーマでは,物体表面から発せられる光を題材に,熱のスペクトル性を学ぶ他,それを利用した可視化と伝熱制御を体験します.
キーワード
伝熱,スペクトル,エネルギー
研究室からのメッセージ
事前の知識は全く必要ありません,気軽にお越しください.
内容
自律的な判断能力を持つロボットは,人が容易にアクセスできない場所の探査に活用されています.代表的なものがローバと呼ばれる移動型の天体探査ロボットです.ここでは,自律探査ロボットを作るにはどのような技術が必要かを学び,その一端をプログラミングにより超小型探査ロボットへ実装してみます.
キーワード
ロボット,宇宙,探査
研究室からのメッセージ
現在の世界情勢は,月や火星を目指すには大きなチャンスです.皆さんが大学や社会に出る頃にはもっとたくさんのロボットが地球外で活動しています.ぜひ今開発中の技術に触れて,将来宇宙開発に携わってみませんか?
内容
航空機や自動車の開発・設計には,材料の強さや加工のしやすさを正確に理解することが大切要です.本テーマでは,様々な材料の変形を測定する実験を行い,デジタルカメラで撮影した写真から材料の変形を測定する技術を体験します.
キーワード
材料の強度,計測
研究室からのメッセージ
機械工学において材料の強度を測定する技術は必須ですので,ぜひ体験してみてください.
情報は随時更新しています。2025年度は10個のテーマで実施いたします。
お申し込みが多い場合は抽選となります。あらかじめ、ご了承ください。