総合型入学生にインタビュー!①
2025/5/31(土)
皆さんこんにちは。今回から大学内で数少ない総合型選抜で入学された学生にインタビューをしていきます。このインタビュー記事を通して、総合型選抜で入学した学生がこれまでどのようなことを行ってきたのか知っていただき、電通大の総合型選抜入試にぜひ興味を持っていただければいいなと思っています。
情報理工学域2年 コンピュータサイエンスプログラムのニックネーム「たびと」さんについて紹介していきます。
A.
本気で情報を学ぶならここだと思いました。オープンキャンパスに来た時、面白そうな研究室がずらっとならんだ研究室一覧をみてワクワクしました。興味がある研究室には実際に行ってみました。とくに、自分の志望していたコンピュータサイエンスプログラムでは、興味のある人工知能やソフトウェア設計になどについて学べることを知り、このプログラムにしました。また、立地の面でも電通大はとても良いと思っていて、東京にあるため、日本国内いろいろな場所へ行きやすく、また大きな大会や大きな展示会などは東京またはその近郊で行われることが多い(イメージがあった)ので、学外での活動にも東京という立地はとてもよいと感じました。
A.
高校の部活動でロボット製作を行っていました。作っていたロボットはサッカーをするロボットで、赤外線を発光するボールやオレンジ色のボールを自動で追跡します。ロボットに使用する板の設計から回路の設計、プログラミングに至るまで、すべて部活内で組んだチームで行いました。
ロボットの写真を見せてもらいました
高校2年生の時のロボット
高校1年生の時のロボット
A.
「ロボカップジュニア」という大会です。高校1年生と2年生の時に出場しました。ロボカップジュニアとは2050年までに人間にサッカーで勝てるロボットチームを作るという目標を掲げた国際的な大会「RoboCup」の19歳以下の部門で、毎年日本各地の各ブロックでの予選大会、全国大会、世界大会まで開催されています。
出場していたのは、赤外線ボールを追跡して、ロボット2台 VS 2台でサッカーを行う Soccer Light Weightと、ボールがオレンジ色のゴルフボールのSoccer Openの2つの競技に出場していました。大会では、ロボット技術についてまとめたポスター発表や、ロボットの技術などについて質問されたりするインタビューも行われます。
大会での主な経歴
ロボカップジュニア2022 福岡ノード大会 World League : Soccer Light Weight 2位
ロボカップジュニア2022 九州ブロック大会 World League : Soccer Light Weight 3位
ロボカップジュニア・ジャパンオープン2022けいはんな World League : Soccer Light Weight 22位
ロボカップジュニア2023 九州ブロック大会 World League : Soccer Open 2位
ロボカップジュニア・ジャパンオープン2023名古屋 World League : Soccer Open 6位
A.
ロボットの大きさをできるだけ小さくすることです。大会に出場するためにロボットの幅を18cm以内にする必要がありました。できるだけ3Dプリンターで印刷したオリジナルの部品を使ったり、オリジナルの形に設計した基板を使用したりして、ロボットの幅をできるだけ小さくなるよう工夫しました。
小さく作ったマイコンボード
A.
高校1年生~2年生のころに論理回路をパソコン上でシミュレーションするソフトウェアの開発を行っていました。論理回路とは、0, 1のように2つの状態をもつ信号を入力出力として扱う回路のことで、身近なもので言うとマインクラフトのレッドストーン回路のようなものです。
開発したソフトでは、ソフト上で論理ゲートを並べて、それ同士を結ぶことで、どのように動作するか表示します。さらに、作った論理回路を保存したり、開いたりといった操作や、その論理回路の真理値表も確認することもできます。プログラミングにはPythonというプログラミング言語を使って1年かけて作りました。
←作成したソフトで論理回路を作って実行している様子
↓このように真理値表が出力できるそう
せっかく作ったのでプログラミングコンテストで発表してみたいと思い、帝京大学の主催する高校生プログラミングコンテストに応募しました。このコンテストではテーマに特に制限はなくて、作品と作品の説明文章、作品についてのプレゼンテーションで審査されました。
結果としては優良賞を受賞することができ、1万5千円分の図書カードをもらいました。
A.
実は大学生になってからまたロボカップジュニアのオレンジ色のゴルフボールでサッカーをする競技に出場しました。年齢制限で、出場できるのが今期が最後なので、今までできなかったいろいろなことに挑戦してみました。今回は3つのカメラと魚限レンズと広角レンズを使ってボールの探索を行うロボットを製作しました。ほかにはロボットと無線で情報をやりとりするシステムなども作りました。
試合の様子
大学1年生の時のロボット
2025年3月末に名古屋で行われた大会「ロボカップジュニア・ジャパンオープン2025名古屋」で、ロボットの調整がなかなかうまくいかず、競技結果は悔しい結果となってしまったのですが、サッカー競技内で最多となる「優秀プレゼンテーション賞」「審査員特別賞」「ヤマザキマザック賞(スポンサー賞」の3つの賞を受賞しました。
また、日本代表チームとして2025年7月にブラジルで行われる世界大会の出場権を獲得することができました。
A.
大学に入学してから、アプリなどを主に開発しているteam411というサークルに入って新しくプロジェクトを作ってタスク管理を行う新しいスマホアプリの開発を行っています。また、他には工学研究部というサークルに入って、ロボットを作ったり、もの作りが好きな部員と雑談したりしています。
A.
電通大の総合型選抜は自分のこれまでしてきたことを最大限に評価してくれる入試だと思っています。とくに活動実績報告書や動画、プレゼンテーションと(類、入試の年度によって変わる)大変ではありますが、自分のこれまでにしてきたことに自信をもって堂々と発表してください。
ありがとうございました!
ご覧いただきありがとうございました。今回はロボット開発やアプリ開発などに取り組む総合型入学生について紹介しました。今後、いろんな方にインタビューして発信していく予定です。次回投稿もお楽しみに!