黒色:読み上げる文字
【緑色】:GMへの指示(読み上げない)
赤色:正解の行動
あなたは宝を求めていた。
辿り着いた島には小さな村があった。この村には古くから伝わる宝の伝説が残されているという。
【GMがマップカード黄色のダイヤ2番を横に開いて、ミープルを中央に置いてください】
村長を名乗る老婆は語る。
「よくぞおいでくださりました。ここへは宝を探しにたくさんの旅人さまが訪れます。ですが、未だかつて宝に辿り着いた者はおりませぬ。我々も協力いたしますゆえ、お困りごとがあれば何なりとお申し付けくだされ。」
村長はそう言って箱を開け、一枚の古文書を差し出した。【イベントカード1番(古文書)を渡してください】
「四の中心より宝を求めよ。村の先祖が宝を島に隠し、これを書き残したと言われております。我々はこの謎を解くことができませんのじゃ。島を巡っていただき、何か進展がありましたら、また我の元へ訪れください。」
宝探し開始だ。好きな順番に探索を始めよう。【プレイヤーに2番マップを起点として好きなマップカードをめくらせ、その後は繋がっているカードを好きな順でめくらせ探索を進めてください。めくるのに条件が必要なマップカードはありません】
船止めの杭
・調べる → 船止めの杭がある。ここへ定期便がやってくる。現在、船は停まっていない。
看板
・調べる(読む) → 看板だ。「島の玄関、港はこちら」と書かれている。
箱
・調べる → 古い箱がある。ここに古文書が収められていた。
家
・調べる → ここは村長の家だ。窓の中から村長がこちらを覗いている。
・古びた木の絵の木について聞く → 「これはかつて丸池の南に建っていた木ですな。海との間です。雷が当たって砕けてしまい、今はありませんが」
看板
・調べる(読む) → 看板には「歴代村長の住む家」と書かれている。
2枚目の古文書を見つけてからこのマップへ訪れたら
【調べなくても以下を伝えてください】先ほどまでいなかった村民が歩いている。「ここは昔、入り江があったんだ」
川・橋
・調べる → 川が流れており、橋が架かっている。
館
・調べる → 豪華なホテル…に一見見えるがよく見るとボロボロな廃墟だ。立入禁止と書かれている。かつては立派なホテルだったのだろう。
2枚目の古文書を見つけてからこのマップへ訪れたら
【調べなくても以下を伝えてください】先ほどまでいなかった村民が歩いている。「かつて起きた天変地異で地形が変わってしまった」
家(単品の家)
・ひとつ目の家を調べる → 村が広がっている。質素な家が並んでいる。大きな家は村役場のようだ。
・ふたつ目以降家を調べる → どの家をノックしても何かあったら村長に聞いてくださいの一言を返されるだけだ。
・5番マップ中央の家を調べる → あなたは四つの看板の中心、村中央の家を訪れた。裏手には枯れた古井戸があった。持ってきたスコップで掘り起こせそうだ。掘り起こしてみると何やら古い絵が現れた。【イベントカード2番(古びた浜の絵)を渡してください】突如、後ろにいた村長が叫んだ!「おお!素晴らしい!そんなところに!何が現れたのですか?絵ですな…ふむよく分かりませぬな…旅人さま、がんばってくださいませ」そう言って村長は去っていった。再び絵を調べた。絵の裏に「わたしはどこ?」と書かれている。
・村民に古びた木の絵の木について聞く → 「これはかつて丸池の南に建っていた木です。海との間です。雷が当たって砕けてしまい、今はありませんが」
村役場(ふたつ重なっている家)
・調べる → あなたは村役場を訪れた。今日は休みのようで誰もいなかった。が、村の財政管理書が無防備に置かれており、あなたはそれを覗いてしまった。この村はかなり財政状況が悪いようだ。
観覧車
・調べる → 観覧車がある。今は使われていないようで、錆び付いている。
看板
・調べる(読む) → 看板だ。「風力発電稼働中」と書かれている。
風車
・調べる → 古い風力発電機が並んでいる。ボロボロだが使われているようだ。
池
・調べる → 丸い形の池がある。
・池と海の間を調べる → あなたは周辺をスコップで掘り起こした。古いメモが出てきた。【イベントカード5番(古文書)を渡してください】「これで最後」と書かれている。神出鬼没の村長が突然背後から大きな声を上げた。「おお!素晴らしい!最後の謎とな!旅人さま素晴らしいです!是非とも最後の謎を解いてくだされ!」新たに出てきた古文書の地図は現在の島の形とは違うようだ。島を見て回ろう。
家
・ひとつ目の家を調べる → 村が北から続いているようだ。村人は家の中からあなたの動きを見ているようだ。
・もう片方の家を調べる → 訪ねたが何かあったら村長に聞いてくださいの一言を返されるだけだ。
・村民に古びた木の絵の木について聞く → 「これはかつて丸池の南に建っていた木です。海との間です。雷が当たって砕けてしまい、今はありませんが」
看板
・調べる(読む) → 看板には「とんがり山はこちら」と書かれている。
山(とんがり山)
・調べる → 山がある。
・登ってみる → あなたはとんがり山を登った。山頂では村を一望できた。
・山の右下辺りを調べる → あなたは周辺をスコップで掘り起こした。また絵が出てきた。【イベントカード4番(古びた木の絵)を渡してください】絵の裏には先ほどと同じくわたしはどこ?と書かれていた。
2枚目の古文書を見つけてからこのマップへ訪れたら
【調べなくても以下を伝えてください】先ほどまでいなかった村民が歩いている。「【少しうろたえるように】こ、ここは昔と浜の形が変わったんだよ」
・とんがり山の山頂を調べる → 島民は皆嘘をついている!島の地形は変わっていなかったんだ。あなたは頭の中で地図を組み替えた。四の中心より宝を求めよ。組み替えた地図で看板の中心を辿るとそこは山の頂上。あなたは山の頂上へ進んだ。辺りはすっかり暗くなっていた。
すると人が踏み入っていない箇所に古井戸を見つけた。スコップで掘り起こすと宝箱が現れた。
「宝はワシらのもんじゃあ!」
背後から村長や島民たちが飛び出てきて箱を奪われた。村長は箱を開ける。中からは一枚の紙が出て来た。
「この景色こそが島の宝なり」
「なんじゃと…?財宝ではないのか?」
ふと見上げると夜空にはオーロラのような気候現象が満天の星空の中たなびいていた。
とても美しい景色だった。
「こんな景色が島にあっただなんて…知らなんだ…」村長は腰が砕けた。
さあ、(プレイヤーの名前)さん!村長や村民にあなたの言葉で諭してあげてください!
【プレイヤーにサスペンスドラマの主人公になったつもりで自由に発言させてあげてください。以下はこちらで用意した想定台詞です。プレイヤーの自由発言の後はGMのあなたが感情を込める番です!】
「この地図を書いた島の先祖様は島の未来にあなたたちのような子孫が現れることを望んだでしょうか。自分たちで解けない謎を島に宝を求めてやってくる旅人に代わりに解かせて、いざ答えが近くなったら村民全員で嘘をついて解けないようにして自分たちで宝を独占しようとする。
島の美しさを思い出させるために、先祖様はこの地図を作ったのではないでしょうか。」
村長や村民は泣き崩れた。
「旅人さま、これからは心を入れ替えて暮らしていきます。諭していただきありがとうございました。」
あなたは島を去った。のちに島はこの絶景を観光資源とし、徐々に財政を立て直し穏やかな心を取り戻していったのだった。
ゲームクリアです。
浜
・調べる → 入り組んだ形の浜がある。
・中央辺りを調べる → あなたは周辺をスコップで掘り起こした。また絵が出てきた。【イベントカード3番(古びた森の絵)を渡してください】絵の裏には先ほどと同じくわたしはどこ?と書かれていた。
陸・海
・調べる → ここは陸地が狭い。海が大きく広がっている。
2枚目の古文書を見つけてからこのマップへ訪れたら
【調べなくても以下を伝えてください】先ほどまでいなかった村民が歩いている。「この辺りは昔陸地があったんだよ」
穴
・調べる → 穴がある。宝を求めてやってきた旅人が空けた穴だろうか。
浜
・調べる → 入り組んだ形の浜がある。