鳥取市立日進小学校 岡本 修典
今年度、鳥取県小学校長会の会長を務めさせていただくこととなりました。鳥取県教育の充実と発展のため、一生懸命頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
4月25日、ホテルセントパレス倉吉において令和7年度、定期総会を開催しました。鳥取県教育委員会教育長 足羽英樹様、倉吉市教育委員会教育長 中田寛様から祝辞をいただき、教育現場に向けてエールを贈っていただきました。また、3月でご勇退された校長先生を代表して2名の校長先生と、退任された前会長様から、我々後輩に温かいお言葉をかけていただきました。新会員になられた27名の校長先生方を含む全県の校長先生方が集まり、本会79年目のスタートができたことを嬉しく思います。
現在、次期学習指導要領について、本格的な検討が始まっています。子どもたちの学びの保障と、多様な幸せとともに、日本社会に根差したウェルビーイングの向上を目指し、一人一人の可能性を最大限に引き出す教育を推進することが求められています。また、予測困難な社会を生き抜く力を育み、持続可能な社会の創造者を育成するために、学力の三つの柱をバランスよく育む教育を実現していくことが求められています。加えて、令和の日本型学校教育の構築に向け、教師自身の授業観が「個別最適な学びと協働的な学び」に向かうことも必要とされています。学校教育が取り組まなければならないことは多くありますが、その課題解決のためには校長の「ビジョンとリーダーシップ」が大切であると考えます。
私たち校長は、国の動向に注視して、時には先取りしながら、目の前の児童の教育課題に応じた学校教育を進めることが必要です。国の検討内容に注目して、時にはその方向でよいかどうかなど議論することも必要です。今年度、鳥取県教育研修会で、課題別協議の場が設定されています。ぜひ会員の皆で、教育課題やビジョンについて語り合いたいと思います。
子どもたちが、多様な人々と協働しながら、様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓いていけるように、小学校教育の充実・発展に連帯して取り組んでいきましょう。
令和7年4月