学校経営方針

令和6年度中ノ郷中学校学校経営構想図xlsx.pdf

令和6年度 鳥取市立中ノ郷中学校 学校経営方針


令和6年4月1日

鳥取市立中ノ郷中学校 校長 岡垣 徹 

1 中心価値「信頼と自主行動は我らの願い」

  

2 学校教育目標

 「夢や目標に向かって、仲間とつながり、学ぶ姿勢と主体的行動力を備えた生徒の育成」

~思いやりと自治~

 

「将来の夢や目標があること」は義務教育修了後の進路決定において大きな動機、指針となるものである。10年後に今の職業があるのかどうかさえ分からないような、変化にとんだ時代で生きているからこそ、漠然と高校進学をすればよいということではなく、様々な体験や学びの中で、個性の伸長を図っていく必要がある。また、互いの違いを認め合い、相手を思いやる行動がとれることは、いじめのない安心・安全で「楽しい学校」を創る大切な要素であり、社会生活においても人として基本となるべき大切な要素である。そのような人間関係こそが、生徒一人ひとりの未知の可能性を開花させることが可能となる真の学びの場であると言える。また、自分で正しく判断し、進んで行動をするという「主体的行動力」と「学ぶ姿勢」を育成することは、生徒自身が自らの可能性を信じ、未来を切り拓いていく上で必要な力である。

 昭和60年4月、中ノ郷中学校開校時から「中心価値」として40年引き継がれている「信頼と自主行動は我らの願い」という理念をふまえ、中ノ郷中学校の学校経営の指針とするため、上記の学校教育目標を定めた。生徒には明るい未来しかない。このことを肝に銘じて、生徒が生き生きと活動できる学校づくりを進めていきたい。

【重点項目】 ①授業力向上  ②新規不登校の削減1.5%未満   ③自治力向上


3 めざす学校像 *ウェルビーイングな学校

(1)生徒にとって 

○学習指導や進路指導、生徒指導が充実した学校

○一人ひとりの存在が尊重され、相互に信頼し合い活躍できる学校

○規範意識と良好な人間関係のもと、安心、安全に楽しく学ぶことができる学校

○一人一人の可能性が引き出される学校

(2)保護者にとって

   ○学校への思いや願いが受け止められ、安心して子どもを委ねることができる学校

(3)地域にとって

   ○地域に信頼され、地域を大切にし、地域や社会に貢献する人材を育成する学校

(4)教師にとって

○自らの能力を高めることができ、働きがいのある学校


4 めざす生徒像と9つの評価指標

(1)互いを認め合い、互いに向上できる生徒

①みんなと協力し、学級での活動や行事に取り組んでいる

②友だちにやさしく接している

③いじめを、させない、しない、見逃さないを実行している

(2)自分で考え判断し、進んで行動できる生徒

④2分前着席することができている

⑤もくもく掃除に意欲的に取り組んでいる

⑥学校のきまりを守って生活している

(3)夢や目標に向かって、主体的に学習できる生徒

⑦すすんで授業に取り組んでいる

⑧欠かさず家庭学習を行い、課題提出できている

⑨定期テスト対策学習を計画的に行っている




5 めざす教師像

(1)情熱と愛情をもち、生徒に寄り添い、生徒ファーストで行動する教師

(2)自らを律し、誠実・謙虚に、常に学び続ける姿勢を持つ教師

(3)教育公務員としての自覚を持ち、信頼される教師

(4)中ノ郷の子どもを、愛し育てるという信念を持つ教師

(5)共に行動できる一体感のある教師集団

    

6 学校経営方針を具現化する主な取り組み

(1) 授業改革

・「個別→協働→個別」の組み立て ・「非定型問題」の導入 ・アウトプット力の育成

・できる学力の定着と分かる学力の向上 ・授業のUD化(視覚化・焦点化・共有化)

・ICTの効果的な活用(個別最適な学び) ・評価データ蓄積、適切な評価

 ・授業と家庭学習の連動(iPadの活用) 

(2) 特別支援教育の充実

・教員の専門性の向上と職員研修の充実

・特別支援教育主任を中心とした就学指導の小中連携の推進

・校内教育支援委員会による組織的な就学指導体制の構築

・特別支援教育に関する専門機関との連携

(3) 仲間づくりの推進

・オアシスタイム   ・道徳教育の充実  ・学級生徒会、学級活動による学級づくり

・縦割り組団活動 ・共感的生徒理解 ・人権教育の充実  ・スマイル集会

・生徒間、生徒教師間の親和的関係づくり

・キャリア教育の充実(ワクワク、高校出前授業、働く人に学ぶ) 

(4) 不登校等の解消

・くらしアンケートの分析による新規不登校未然防止、支援の構築(校区で実践)

・CO教員を核とした学校組織としての迅速かつ適切な対応

・不登校等対策委員会における組織的対応

・関係機関との連携強化による完全不登校の解消

・教育相談体制の充実(ドアノック、自分予報)

(5) 主体的な生徒会活動の推進(自治力の育成)

・生徒会・専門委員会等の自治的活動力の推進(六大選手権、生徒集会)

・40周年記念式典に向けた企画実践 ・スマイル集会によるいじめ啓発活動

・あいさつ運動、下校あいさつ ・広報活動の

(6) 生活習慣の確立と効果的な生徒指導の実践

・時を守り、場を清め、礼を正す(2分前着席、もくもく掃除、あいさつ、着こなし)

・サイレント指導(サイレントゾーン・サイレントタイム、朝読書、黙想、もくもく掃除)

・家庭生活での3点固定定着  ・いじめアンケートの定期的実施

・いじめや問題行動の早期発見と迅速かつ適切な組織的対応(報・連・相の徹底)

・情報モラルの育成 

(7) 地域、保護者、小学校、養護学校、高校との連携

・コミスクより学校運営に対する意見の反映(部活動地域移行含む)

・地域ボランティアによる面接練習 ・高校出前授業

・小中兼務教員による中学校生活への移行支援強化

・公民館主催の行事への参加、砂丘清掃への参加

(8) 働き方改革の推進

     ・時間外勤務の削減(月45時間、年間360時間未満達成率の向上)

     ・部活終了前期17:30 後期17:00 

     ・部活動顧問複数制による隔日指導

     ・週休日の部活動指導員による部活指導の推進(指導員は単独指導が基本)

     ・水曜日はノー残業デイ→会議の勤務時間内終了 定時退勤を目指す