学校経営方針

令和5年度中ノ郷中学校学校経営構想図xlsx.pdf

令和5年度 鳥取市立中ノ郷中学校 学校経営方針


令和5年4月3日

鳥取市立中ノ郷中学校 校長 岡垣 徹 


1 中心価値「信頼と自主行動は我らの願い」

  

2 学校教育目標

 「仲間とのつながりを大切にし、学ぶ姿勢と主体的行動力を備えた生徒の育成」

                                                                              ~思いやりと自治~

 互いの違いを認め合い、相手を思いやり、信頼し合える人間関係を築くことは、いじめのない安心・安全で楽しい「魅力ある学校」を創る大切な要素である。そのような学校は、生徒それぞれの未知の可能性を開花させることが可能となる真の学びの場である。また、自分で考え正しく判断し、進んで行動をするという「主体的行動力」(自治力)と「学ぶ姿勢」を育成することは、生徒自身が自らの可能性を信じ、未来を切り拓いていく上で必要な力である。

   昭和60年4月、中ノ郷中学校開校時から「中心価値」として継がれている「信頼と自主行動は我らの願い」という理念をふまえ、中ノ郷中学校の学校経営の指針とするため、この学校教育目標を定めた。


3 めざす学校像 

(1)生徒にとって

               ○学習指導や進路指導、生徒指導が充実した学校

               ○一人ひとりの存在が尊重され、相互に信頼し合い活躍できる学校

               ○規範意識と良好な人間関係のもと、安心して生活し楽しく学ぶことができる学校

               ○一人一人の可能性が引き出される学校

(2)保護者にとって

   ○学校への思いや願いが受け止められ、安心して子どもを委ねることができる学校

(3)地域にとって

   ○地域に信頼され、地域を大切にし、地域や社会に貢献する人材を育成する学校

(4)教師にとって

               ○自らの能力を高めることができ、働きがいのある学校


4 めざす生徒像と9つの評価指標

(1)互いを思いやり、つながりを大切にする生徒

             ①みんなと協力し、学級での活動や行事に取り組んでいる

             ②友だちにやさしく接している

             ③いじめを、させない、しない、見逃さないを実行している

(2)自分で考え判断し、進んで行動する生徒

             ④2分前着席することができている

             ⑤もくもく掃除に意欲的に取り組んでいる

             ⑥学校のきまりを守って生活している

(3)主体的に学習し、学びを大切にする生徒

             ⑦すすんで授業に取り組んでいる

             ⑧欠かさず家庭学習を行い、課題提出できている

             ⑨定期テスト対策学習を計画的に行っている

5 めざす教師像

(1)情熱と愛情をもち、生徒に寄り添い、生徒ファーストで行動する教師

(2)自らを律し、誠実・謙虚に、常に学び続ける姿勢を持つ教師

(3)教育公務員としての自覚を持ち、信頼される教師

(4)中ノ郷の子どもを、愛し育てるという信念を持つ教師

(5)つながりと一体感のある教師集団

    

6 学校経営方針を具現化する主な取り組み

(1) 授業改革(UD化、UDL実践、個別最適な学び・協働的な学び) ・わかる授業 

          ・ICTの効果的な活用 ・評価データ蓄積、適切な評価  ・基礎基本の確実な定着

             ・授業と家庭学習の連動(iPadの活用)  ・学力向上対策

(2) 人間関係・仲間づくりの推進

             ・オアシスタイム  ・縦割り組団活動  ・道徳教育の充実  ・人権教育の充実

             ・共感的生徒理解  ・生徒間・生徒教師間・教職員間の親和的関係づくり 

             ・学級生徒会、学級活動による学級づくり 

(3) 不登校等の解消

            ・CO教員を核とした各委員会による学校組織としての迅速かつ適切な対応

            ・不登校等対策委員会における組織的対応、関係機関との連携強化

            ・教育相談体制の充実(スクリーニングシート・アセスメントシートの有効活用)

            ・くらしアンケートによる生徒理解、職員研修による不登校未然防止(校区で実践)

(4) 特別支援教育の充実

            ・特別支援教育主任を中心とした就学指導の小中連携の推進

            ・校内教育支援委員会による組織的な就学指導体制の構築

            ・教員の専門性の向上と職員研修の充実

            ・特別支援教育に関する専門機関との連携

(5) 主体的な生徒活動の推進(自治力の育成)

           ・生徒会・専門委員会等の自治的活動力の育成

           ・スマイル集会によるいじめ啓発活動

           ・「めざす生徒像」(9つの行動目標)達成への取り組みと評価

(6) 基本的生活習慣の確立と効果的な生徒指導の実践

          ・時を守り、場を清め、礼を正す(2分前着席、もくもく掃除、礼節・あいさつ)

          ・サイレント指導(サイレントゾーン・サイレントタイム、朝読書、黙想、もくもく掃除)

          ・いじめや問題行動の早期発見と迅速かつ適切な組織的対応(報・連・相の徹底)

          ・いじめアンケート、教育相談の定期的実施

          ・家庭生活での3点固定定着  ・情報モラルの育成

(7) 地域、保護者、小学校、養護学校、高校との連携

          ・コミスクより学校運営に対する意見の反映(部活動地域移行含む)

          ・地域ボランティアによる面接練習

          ・兼務教員による中学校生活(学習・きまり)への意識向上

(8) 働き方改革の推進

  ・部活動顧問複数制による隔日指導

  ・週休日の部活動指導員による部活指導の推進

      ・ノー残業Day(水曜日)→部活なし、勤務時間内に会議

  ・月45時間、年間360時間未満達成率の向上