interview
アートと人をつなぐ
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アートと人をつなぐ
学芸員とは
学芸員は、博物館や美術館、科学館、動物園、水族館などにおける専門職員です。資料の収集・整理・保存や、調査研究、展示の企画・設営、教育普及活動などを行います。
学芸員の仕事は、美術作品を中心にまわっています。
作品を前にしたときにはまず、それを実際に手で触ったり、持ち上げたりしますが、とても慎重に、安全に取り扱う必要があります。
それから、作品がいつできたのか、誰がどうやって作ったのか、文献などを参照し、比較しながら深く調べていきます。そして、作品のなかに面白さを発見したら、それを展示構成によって伝えたり、ことばで表現したりします。
学芸員はやらないといけない仕事が多いですが、毎日充実しています。
アートと鑑賞者とをつなぐ役割を果たせることです。
展覧会ではときに、その人の人生を変えるような作品と出合うことがあります。
学芸員は、アート作品それ自体ではなく、アートと出合うことのできる空間をつくります。それが展覧会です。
アートとの出合いを提供することで、それと出合った誰かが変わっていく可能性が生まれるというのは興味深く、やりがいになります。
私は県外出身で、鳥取県に来る前に働いていた美術館では、民藝運動に関する研究や展覧会を行っていました。そんな中で、自分のふるさとにも近い鳥取県が県立美術館を作ると知りました。鳥取県は民藝運動が盛んなため、民藝に関する仕事もより充実して行えるのではと思い、採用試験に応募したのがきっかけです。
その後、県内には民藝の作り手だけでなく優れた工芸作家も多くいることがわかり、鳥取県を民藝だけでなくいろいろなものが見られる場所にしたいと考えながら、今も働き続けています。
自分が好きと思えることを仕事に選ぶ、それを第一に考えるのが良いと思います。
学芸員の仕事でもつらいことや大変なことはたくさんありますが、そんな中でも充実した瞬間や驚きがあるから、長く続けられているのだと思います。
もし思い通りの仕事に就けなかったり、仕事に魅力を感じない時には、アーティストのような柔軟な発想で、いろいろな角度からものを見てください。
気づけていなかったその仕事の面白さ、楽しさが発見できるかもしれません。
鳥取県立美術館の詳しい情報