interview
陶芸に宿る青の美
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陶芸に宿る青の美
陶芸家とは
土や石を原料とし、陶磁器をつくる人です。粘土を造形し、窯で焼きあげます。陶磁器は日常生活で使われることもあれば、作品として評価されたりします。
磁器の仕事をしていまして、「瑠璃釉(るりゆう)」というコバルトブルーの作品と、「青白磁(せいはくじ)」という淡い水色の作品を作っています。
子どものときから美術やアートが好きだったので、最初はなんとなく物づくりの仕事に就きたいと感じたのがきっかけでした。
美術大学に入学して、最初はデザインに興味があったのですが、あえてこういうアナログ的な、工芸的な手仕事が面白そうだと思って、この方向に進んだのがきっかけです。
もともと自然の中にあるものを形にしていく仕事ですので、自分の手で自然の中のものを好きな形にしていけるというのが魅力だと思います。
長い時間をかけて制作するなかで、そんなに数は多くないですが、自分の思ったものが作れたり、あるいは展覧会でお客さんに喜んでもらったりしたときは、この仕事をして良かったと思います。
鳥取県で活動しようと思ったのは、私が卒業した大阪の大学の先輩である前田昭博先生のところで修業するために帰ってきたのがきっかけです。
その後独立するとき、やはり地元が落ち着いて仕事ができると思い、鳥取に身を置いて仕事をしています。
鳥取は不便なところもありますが、自然が豊かで静かなので、制作に集中できるのが一番いいところだと思います。
将来のアドバイスとしては、自分が好きなこと、嫌いなこと、苦手なこと、あとちょっと興味があることなど、どんなことでもいいので挑戦したり、何かしてもらいたいと思います。
そして、周りの大人の方、学校の先生とか、塾の先生、部活の先生など、大人の人がその人の個性を認めて伸ばしてあげるのが一番大事だと思います。
ひおき窯の詳しい情報