interview
バイオリンを通して
地域に音楽文化を
interview
バイオリンを通して
地域に音楽文化を
三朝バイオリン美術館・鳥取ヴァイオリン製作学校
東伯郡三朝町三朝199-1
三朝バイオリン美術館は、バイオリンに特化した複合展示施設です。1階は弦楽器の製作工程や歴史がわかる展示スペース、2階はコンサートホールとなっており、バイオリンをはじめとした弦楽器やピアノの演奏などを楽しむことができます。また、同じ敷地内に鳥取ヴァイオリン製作学校があり、生徒たちが弦楽器の製作、調整、修理、修復までの基礎を学んでいます。
私は東京やフランスでバイオリン製作を学んだ後、倉吉市に帰郷し工房を構えました。
バイオリンを通して音楽の文化を地域にどう作れるかを考えていた時、三朝町とご縁があり、製作と演奏のイベントを開催。その後、みささ美術館(当時)の管理に携わり、展示内容と名称を現在のように変更して開館しました。
また、バイオリン製作を学びたい生徒がおり、美術館と同じ敷地内の倉庫をリノベーションして、学校も開校しました。
私が鳥取県出身だからです。私自身は倉吉市出身ですが、母が三朝町出身で、小さい頃から三朝にも馴染みがありました。生まれ育った場所を大切にしたいという思いがあります。
また、鳥取県は海があり、山があり、子どもを育てるという上でもとても素晴らしい場所だと思っています。
将来的に鳥取へ戻ることを前提に修行に出たため、始めから鳥取に工房を構えて活動することを決めていました。
バイオリン製作は、材木を製材して、道具を選定しながら少しずつ組み立てていくため、長期間かかります。その一つ一つの工程を丁寧に行うことを心がけており、集中力が必要です。その中で、私は楽器のオーナーをイメージしながら、それぞれのタイプに合う楽器を製作することに一番こだわっています。
学校では、基本的に3年間でバイオリンの製作、調整、修理の基礎を学んでいきます。実際に手を動かして楽器を作り上げていきますが、その中で知識と技術だけでなく、人間も磨いていくことに強いこだわりを持っています。自ら成長していける力、生きる力を育むことを大切にしています。
三朝町に音楽の文化を浸透させていきたいです。
バイオリン製作やバイオリン演奏に触れることで、音楽の可能性を知ってもらいたい。子どもにも大人にも、音楽のある暮らしの豊かさ、音楽を続けていく大切さを感じてもらいたいと思っています。
そして、そのようなことができる場所作りを、バイオリン製作を通してできたら一番うれしいです。
自分が決めたことは継続してやり抜くことを大切にしてもらいたいと思います。
バイオリン製作だけでなく、どんな仕事でも、必ず壁や思い通りにならないことは出てきます。しかし、続けていくと、その中で感じる苦労や大変な思いを通して、自分が磨かれていきます。
一度決めたら、まずは三年、無我夢中にやってみる。「継続は力なり」という言葉を信じて進んでみることを、強くすすめたいです。
三朝バイオリン美術館・
鳥取ヴァイオリン製作学校の詳しい情報