大学生のライフスタイル
大学生は入学と同時に親元を離れ一人暮らしを始めるケースが多く、生活もルーズになりがちです。時には自らの生活内容を点検しましょう。自分の健康を守るのは自分自身です。
◆食生活
バランスよく食べること 一日3食、主食(エネルギー源)主菜(たんぱく質・脂肪源)副菜(ビタミン・ミネラル源)をそろえて食べましょう。
朝食を食べること 朝食は一日の活動源です。脳細胞を目覚めさせすべての機能が活発になり勉強、スポーツに不可欠です。
外食や市販食品は賢く利用 なるべく定食を選び多種類の食品をとること、油もの・塩分の多いもの・甘いものの摂り過ぎに注意し、野菜は積極的に食べることが大切です。
◆規則的な生活
朝型のすすめ 夜型の生活を続けていると、眠れない、食欲がない、体がだるいなどの症状がでてきます。『夜型』を『朝型』に変え本来の自然な生活リズムを見直しましょう。
睡眠時間を確保 睡眠は筋肉や脳細胞の休息でもあり、疲労の回復には不可欠です。また、免疫力が高まるため病気にも罹りにくくなります。せめて0時前には布団に入り最低6時間は確保しましょう。
◆運動習慣
ウォーキングのすすめ だれでも、どこでも、いつでも気軽にできる運動は歩くこと。なるべく階段を利用し、時間を作って散歩するなど意識して歩きましょう。目安は、やや汗ばむ程度のウォーキングを1回15〜20分、週3回以上です。
◆お酒とタバコ
喫煙は百害あって一利なし 10代から喫煙習慣がある人は、肺がんや心臓病に罹る確率が高くなると言われています。さらに、ニコチン依存も強くなりやめようと思ってもなかなか禁煙できなくなってしまいます。すでに喫煙している人は禁煙を、吸わない人は好奇心やカッコいいからという理由などで吸い始めることのないようにしましょう。
知っておこう お酒のこと お酒はお酒は飲める体質と飲めない体質がありますので、自分の体質を知っておきましょう。体質は遺伝ですから変わりません。いまだにイッキ飲みなどによる急性アルコール中毒は少なくありません。飲酒の強要やイッキ飲ませなど無理強いすることはやめましょう。
◆心の健康
気になるこんな症状に注意 ○ 人間関係などの悩みを処理できなくなる。 ○ 突然動悸がして、死ぬのではないかという不安にかられる。 ○ 突然呼吸が荒く苦しくなり、息が詰まるような感じを覚える。 ○ 入学後、ちょっとしたことがきっかけで無気力となり、自室にこもって登校しなくなる。 ○ 食事をとらないために、食べ物を受け付けなくなる。食事を過剰に摂取し抑制できなくなる。 これらの状態は、ストレスなどで心が弱っているために生じることが多く、放っておくと長引くので早めに専門家に相談しましょう。
ストレスをどうコントロールするか ◎ 信頼できる友人を作る。 ◎ 自分自身を知る。 ◎ 専門家に相談する。
◆知っておきたい性の話
HIVを含む性感染症について
HIVは主に性交渉でうつりますが、このような病気は性感染症(STI)とよばれています。今、日本では梅毒・クラミジア感染症に代表されるSTIが増加しています。HIVや他のSTIも性行為をすれば誰もがかかる可能性のある病気です。自分だけが大丈夫と思うことは危険です。正しい知識を身につけ、責任と思いやりのある行動をとりましょう
仙台市公式サイトの「HIV・性感染症」ページでは、性感染症の動向・HIV検査の概要・梅毒に関する情報が掲載されていますのでご参照ください。