本校は仙台市の南部に位置し、JR線を境に西側の新興住宅地を含む地域です。学区及びその周辺は、 古くから開けたところで、栗遺跡・安久遺跡などの埋蔵文化財が多く、あづま街道・奥州街道などの史跡に恵まれた地域です。 さらに近くを名取川が流れ、その名取川によって形成された扇状地に独特の工夫がなされ、水利の面でも六郷堰・十二郷堰・ 名取川頭首工と発展の跡が見られます。
柳生地区には樹齢1300年のカヤの木があり、仙台市で最も古く、名木・古木100選(昭和52年)の一つに なっています。素直にまっすぐに育つという木の特性から、西中田小学校の発展と子供たちの成長を願って校木とされました。 現在、学校東門には、この古木の子とされる「一対のカヤの木」が植えられています。
校章の全体の形は、栗遺跡から出土した土器(つぼ)を表現し、西中田の文字の色は土器の色を表しています。 まわりにあしらっている緑の葉は、校木「カヤの木」の葉で一枚一枚の葉が手を取り合って西中田小学校をもり立てようとしています。それには、カヤの木が大空めがけてすくすくと伸びていくように子供が育ってほしいとの願いが込められています。
多くの目で子供を育む【少人数指導や教科担任生】を積極的に取り入れることにより、それぞれの教員が持ち味を活かして より質の高い授業を提供することができます。また、一人の児童を複数の教員で見守ることにより、児童の個性や心の変化に 対応し、一人一人に寄り添った支援にも繋がっています。
学校の様々なニーズに応じた支援は、子供たちの学びの質の向上、さらには地域と学校の連携や健全育成の基礎作りにもつながっています。
また、学校施設を利用した子供の居場所づくりとして放課後子供教室と放課後児童クラブを開設し、 子供教室ではボランティア講師による様々な体験学習や、学年に応じて安全に過ごせる場を提供しています。
校木カヤの木の子供たちということから、児童会は「かやの実児童会」と名付けられています。 児童会は、運営委員会・各種委員会・代表委員会で組織されていて、児童会行事は、一年生を迎える会・ かやのみまつり・陸上記録会壮行会・六年生を送る会があります。
児童会のキャラクター【西中団】は、2013年に校内で公募されたキャラクターの中から、 全校児童の投票によって選ばれました。西中田小の下には栗遺跡が眠っていことから、その一文字の「栗」の字をモチーフとしたキャラクターです。
真ん中は優しくて・しっかり者の「にっしー」くん、左が、穏やかで明るい「なか」ちゃん、右がつよがりで 食いしん坊の「にしたろう」くんと2014年に児童会によって名付けられました。