大正5年,ヨーロッパ法王庁より使節として派遣されたペトレリー大司教が光明寺境内にある支倉常長の墓を訪れた際に,通町小の子供たちによって墓の清掃が行き届いていることに感心し,その礼を述べるために通町小に立ち寄られました。そのときにお礼のしるしとしてお金とメダルが寄贈されました。それまで学校には校旗が無く肩身が狭い思いをしてきたので,このいただいたお金を基にして,大正6年に校旗を作りました。
校章は,通町小学校の発祥の地である青葉神社にまつられている政宗公の家紋,「竹に雀」から竹を図案化し,竹の輪の中心に通町小の「通」を据えています。5枚一組の竹の葉を3つ配し,下方の葉は小学校の「小」を表しています。また上部の弧に当たる部分が幹で2つの節をのぞかしています。葉と幹と節がつながり合っている様は,人もこのようにありたいという願いが込められ,通町小学校に通う子供たちに和の心を育てようという願いが込められています。