寄宿舎
寄宿舎
春は桜や菜の花、夏の深緑、秋の稲穂、冬の雪景色…自然に囲まれた場所にある寄宿舎です
・寄宿舎とは、仲間たちと一緒に月曜日から金曜日まで寝泊りをして生活しながら学校に通う場所です。
・令和7年度は、中学部1名、高等部12名(女子4名・男子9名)の生徒が寄宿舎を利用しています。
① 生活のリズムを整えて、基本的な生活習慣を身につけます。
○ 毎日の規則正しい生活を通して、食事・入浴・睡眠などの生活リズムを整えます。
○ 洗面や歯みがきなどの身だしなみを整える力、洗濯・掃除・整理整頓などの力を高めます。
② 健康的で、安全な生活を送ります。
○ 「心と体の時間」での性教育やSST、養護教諭による保健指導、管理栄養士による食事指導などを通して、健康的な生活を目指します。
○ 年4回の避難訓練を通して、災害から身を守る力を育てます。
③ 余暇の充実を図るとともに、季節感のある行事を取り入れて、豊かな生活を目指します。
○ 仲間とのスポーツや、個別での外出・調理などに取り組み、余暇の充実を図ります。
○ 端午の節句・焼き芋・クリスマス・節分・ひな祭りなど、季節感のある行事を楽しみ、生活を豊かにします。
④ 自治的活動を通して、仲間どうしで認め合える気持ちや、生活を自らつくる力を育てます。
○ 自分たちの生活を自分たちで考える舎生会を通して、自主的な生活を目指します。
○ 舎生会での話し合い、仲間を祝う誕生会、みんなの頑張りを振り返る学期ごとのまとめの会などを通して、仲間への思いやりを育てます。
⑤ 学校周辺地区との交流や校外活動を通して、社会性を育てます。
○ 毎年実施している木島地区の方々との交流活動で、互いの理解を深めます。
○ 外食や買い物などの校外活動を通して、豊かな生活力や社会性を育てます
舎室1~5
休養室
学習室
プレイルーム
おもちゃ部屋
調理室
女子洗面所
男子洗面所・洗濯室
男子浴室
男子脱衣場
寄宿舎玄関
玄関ホール
廊下
【生活面を育てる活動】
○ 心と体の時間:
性教育、身だしなみチェック、食事のマナー講座などを生徒の実態に応じた内容や少人数グループで取り組んでいます。
○ 調理活動:
生徒の実態に合わせて自分で買い物をしたり調理をしたりしています。
○ 生活実習:
家庭や卒業後の生活を見据えて、食事作りや一人で寝る経験をしています。
高校3年生の中には、生活実習の発展として地域の一人暮らし体験事業を利用し、より実践的な一人での生活を経験する生徒もいます。そこでの課題を寄宿舎に戻り取り組んでいきます。
【社会性を育てる活動】
○ SST(ソーシャル・スキル・トレーニング):
人との好ましい関わり方について学んでいます。
○ 舎生会:
誕生会の役割分担や寄宿舎生活についての話し合いをしています。
○ まとめの会:
係分担を決め、生徒自らつくり上げていきます。
○ 係・当番活動(配膳 風呂掃除 食堂掃除):
役割分担をして、仲間と協力しながら日々取り組んでいます。
【余暇を広げる活動】
○ 余暇の拡充:
近隣の公園や神社へ散歩、魚釣りやザリガニ取り、プラバンやレジン工作、友だちとスポーツ(バスケット、バドミントン、卓球、バレーボール等)などの趣味につながる活動をしています。
○ 買い物:
近くのコンビニエンスストアやホームセンターに行き、自分に必要なものを選びお金を支払う経験をしています。
○ 「自由活動日」:
余暇経験を増やすために、年に3~4回ほど個々のニーズに応じて調理・工作・外出・外食などに取り組みます。公共のマナーを学ぶことを目指し、バスを利用して飯山駅や中野・長野方面へ出かけることもあります。
【1学期】
4月:1学期出発の会
5月:端午の節句
6月:学校周辺地区との合同避難訓練
7月:七夕 ・自由活動日
【2学期】
8月:2学期出発の会
9月:地区交流
10月:ハロウィン・自由活動日
11月:焼き芋
12月:クリスマス会
【3学期】
1月:3学期出発の会・自由活動日
2月:節分
3月:ひな祭り・1年まとめの会
Q1 「どんな児童生徒が、寄宿舎を利用できますか?」
A1
・将来の生活に向けて、生活習慣や自立していく力を育てたい児童生徒。
・家庭から学校までが遠距離であることや、通学に適切な交通機関がないなど、通学が困難である状況を解消させる必要がある児童生徒。
※ 医療的ケア(坐薬挿入も含む)や夜間の対応が必要な場合など、入舎規定により入舎できない場合があります。また発作などで医師の助言を参考にする場合や、集団生活面で検討が必要な場合もあります。
Q2 「寄宿舎の生活を見学・体験することはできますか?」
A2
・できます!見学は常時受けつけています。 体験は「夕食前まで」「夕食後まで」「泊まり」等個々に応じた内容で6月と11月に実施しています。次年度入舎希望の方は泊まりの体験が必須となります。
・寄宿舎に興味や関心のある方は、お気軽に教頭・寮務主任にお問い合わせください。
Q3 「寄宿舎での泊数(1週間の中で泊まる日数)は決まっていますか?」
A3
・月曜から金曜までの週4泊が原則ですが、個々の実態に応じて週途中で帰省日(家に帰る日)を設定する方もいます。加えて、1年間通しての入舎が基本となっています。
※新規入舎の方は週2泊または1泊からのスタートとなります。
○ 寄宿舎費:
年間 27,000円
(1か月2,250円×12か月)
個別活動および共用物品購入にあてます。
○ 寄宿舎食費:
年間約124,500円
(朝食代+夕食代 ※1日830円)×実食数(約150日)※令和6年度実績
※なお、上記費用については、就学奨励費の区分に応じて、一部が各家庭へ支給されます
☆最近は家でも時計を見ることが多くなっているような気がします。時間の管理・行動が身についてきているのかなと思います。また、自分のお弁当を洗ったりラーメンなどの簡単な料理も本人のやる気!で作ったりしてくれることもあり、日々の積み重ねの成果だと思います。
☆寄宿舎での3年間、楽しい!という言葉以外聞いたことがありません。いろいろと工夫をしていただいている所も多いと思っています。親では素直に聞いてくれずにできないことも体験させていただいていると感謝しています。
☆家では全く身の回りのことをしませんが、寄宿舎では着替え洗濯など全て自分でやっているようなのでただただ驚くばかりです。
☆仲間や先生方とワイワイにぎやかに。この年代にしか経験できない楽しさを感じていると思います。青春時代の思い出の一コマとして、ずっと記憶に残るのではないでしょうか。
☆入浴時間に配慮していただき、ありがとうございます。時間がかかってご迷惑をおかけしているかと思うのですが、本人は大満足だと思います。しっかり温まって疲労回復できているおかげで、体調を崩すことも少ないように感じます。