土佐市において不登校は早急に解決を図らなければならない課題である。そこで新規不登校を未然に防ぐための支援を強化するため、(1)1次支援(新規不登校児童生徒の出現予防)(2)1.5次支援(不適応の兆しの見られる児童生徒への初期対応:学校現場)(3)2次支援(欠席傾向の見られる児童生徒への初期対応:専門家)(4)3次支援(不登校児童生徒への学校(支援センター)及び社会復帰に向けての支援と区分し児童生徒への支援の充実)と位置づけ、不登校児童生徒の減少を目指していく。
(1)仲間と高まり合う集団づくり推進モデル校
土佐市小中学校から2校を指定し、年間2回、講師を招聘し校内研修を実施している。Q-U結果を活用し、学級経営や学校の課題改善に活かしている。
(2)土佐市不登校対策推進リーダー研修会
土佐市不登校対策推進リーダーを対象に、年間3回、不登校未然防止やチーム支援に関わる研修会を実施している。
(3)月3日以上欠席した児童生徒調査について
毎月、校務支援システムから月3日以上欠席した児童生徒の調査を行い、不登校傾向の児童生徒の早期発見・早期対応のため活用している。
(4)Q-U調査・研修会について
平成17年度からQ-U調査を実施している。現在、年2回の実施、小学2年生から中学3年生までの児童生徒を対象に行なっている。学級の状態を見取ることのできる信頼性の高いデータで、1回目と2回目の比較を行い、学級経営に活かすようにしている。また、初めてQ-Uを実施する教員を対象に、Q-Uの集計や結果の活用、分析方法について研修会を実施している。
(5)ハッピースマイルプロジェクト
2校の中学校区(土佐南中、高岡中)の小学6年生を対象に小学6年生交流会(ハッピースマイルプロジェクト)を実施している。中1ギャップ解消に向けて、新たな出会いの場を設定し、仲間づくりの活動を行っている。
(6)小中アンケートの調査について
①5月「中学校生活についてのアンケート」(中学1年生対象)
②11月「中学校入学にあたってのアンケート」(小学6年生対象)
(1)「土佐市情報教育プロジェクト推進委員会(全4回)」企画・運営
(2)「夏のコンピュータ学習会」の企画・運営
(3)「プログラミング教育」「情報モラル教育」「ICTを活用した授業づくり」の推進
(4)土佐市内小中学校のICT機器(ハード・ソフト)の支援