このページは,過去(令和5(2023)年度向け)の入試関係ページです。
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適正に応じた分野選択制
1年生は、分野に所属せず共通に学習します。どの分野にも共通する普通科科目を中心に、理工系の基礎科目を学習することにより、自分が何に興味を持っているか、適性があるかをじっくり考えることができます。2年生から、5つの専門分野に分かれて学習します。どの分野でも理工系の大学レベルに匹敵するような本格的な実験や実習を行い、各分野の特性をいかしながら、知識の深化と技術の習得をめざし、普通科高校ではできない学習に取り組みます。
独自の科学技術系科目を中心とした教育
1年生では、どの分野にも共通する科学技術に関する基礎的な科目の学習を行います。
科学技術基礎実験
様々な実験やものづくりを通して、科学技術の基礎を学びます。専門及び専門と関わりの深い物理や化学などの理論と法則を、体験的に学習することによって、第2学年での専門学習への接続を行います。科学技術者を目指す第一歩となる科目です。工業情報数理
今日、コンピュータはどの分野でも活用されています。この授業では、実際にコンピュータを操作しながら、google workspace for educationの使い方やpythonによるプログラミングなどの基礎的な内容を学習し、様々な分野への応用に備えます。グローバル社会と技術
科学技術系のグローバル人材を育てる科目です。現在、私たちの抱えている様々な問題を取り上げながら、問題解決型の学習を行うとともに、技術者のあり方も学ぶという他に類を見ない特徴ある教育実践です。さらにその成果から生まれた自分自身の主張を、自分のことばで発信していきます。
2年生以降は,分野の特性を生かした専門性の高い学習が始まります。
科学技術研究(2年)
科学技術基礎実験での学習をもとに、各専門分野の特性をいかした実習内容に取り組むことにより、専門的な実験やものづくりを通して、自ら課題を設定する力やそれらを解決していく力を身につけます。さらに、その内容を日本語だけでなく英語でも、発信していくことを目指します。先端科学技術入門(2年)
東工大の教授陣と附属高校の教員が協同で授業を行う、本校独自の科目です。高等学校で学習する理数系科目の内容が、現代の先端科学技術でどのように活用されているかを、具体的な研究事例をもとにわかりやすく解説します。先端的な科学技術の理解を通じて、高校で学習している内容の必要性の認識と理解が、さらに深まるようにしています。課題研究(3年)
本校で開発した科目「課題研究」は、生徒自ら問題設定・問題解決を行う科目です。現在、SSH校をはじめとする全国の普通高校等でも実践されています。本校で取り組んできたSSH科目開発の成果を踏まえ、STEM(Science、Technology、Engineering、and Mathematics)の知識や領域をさらに活用して成果を導き発信する内容に進化させ、科学技術系人材の育成に寄与します。各分野科目
その他、各分野ごとの専門科目を学びます。
東工大との高大連携教育
本校は、東京工業大学と連携し、理工系分野の教育のあり方について研究を進めています。国立大学附属唯一の科学技術高等学校として先進的な教育を実践し、東工大の教員による授業や高大連携の特別プログラムを実施しています。
グローバル社会と技術 特別講義
問題解決型学習の一環として、より広い視野を育むため、生徒の興味をより喚起するために東工大の先生による講義を実施しています。大岡山キャンパス訪問
大岡山キャンパスで10月に開催される学園祭「工大祭」に合わせて、キャンパス訪問を行います。期間中に公開されている研究室を見学し、レポートにまとめます。最先端の研究を行う東工大の研究室を直接見学することで、科学技術への関心を芽生えさせるとともに、考察方法などを学習します。先端科学技術入門
各分野の教育に関係する研究を行っている東工大の先生方が、年間通して延べ26名ほど講義を行っています。最先端の学びに触れて、自らの学習に生かすとともに、自らの将来への新たな視点を養うキャリア教育の一部にもなります。課題研究
3年間の専門教育の集大成でもある課題研究では、成果発表会や活動の一部において東工大の先生方の指導・講評もいただきながら研究活動を行っています。
その他にも、附属高校の生徒は東工大の附属図書館(大岡山図書館・すずかけ台図書館)等の学内施設を利用することが可能です。東工大附属高校は多くの場面で東工大と密に連携し、理工系専門分野の早期教育をはじめ、新たな教育活動を推進しています。