世界規模の感染症問題の影響から現在、社会システムは大きな変革を求められており、自然科学研究の現場においても松下村塾さながらに新たな時代を切り開くための人材教育が急務とされている。そして本格的に迎えつつあるオンライン時代は、従来の自然科学の作法を踏襲しつつも自然科学の新たな側面を浮かび上がらせるものと期待される。本自由ゼミでは、オンライン時代における自然科学研究の方法を少人数で構成されたグループワークにより実践し、特に「データをどのように取得し,どのような解析を行い,他者との理解をどのように共有するか?」と言う自然科学の作法をいかにオンライン環境で実現するかに焦点を当て、受講者に新たな時代を切り開くための教養・技術を学ぶ機会を提供する。
ZoomURLは「オンライン授業内容」を参照のこと.
福島孝治(統計物理学,先進科学部会)、数理モデリングで現象を説明する...このゼミでは感染症の拡散現象をとりあげて,数理モデルの限界と可能性を見極めたい.
中西義典(統計科学・先進科学部会),データ解析だけでないプログラミングの活用場面として実験計画やデータ取得について、本ゼミナールでは体感時間を題材に考えたい
安藤康伸(計算物質科学及びマテリアルズ・インフォマティクス, 産業技術総合研究所)コンピュータの中で「物質」という対象をどう表現して扱って現実につなげるか、シミュレーション技術やデータベースといったキーワードをもとに皆さんと考えたい
榎戸輝揚 (宇宙物理学, 理化学研究所), 宇宙や地球の観測で得られた太陽、ブラックホール、中性子星、身近な雷などの気象現象からの時系列データの解析を例として取り上げる
参加者は16名までとします.希望者が多い場合は参加登録の際のレポートによって選抜します.
希望者は以下の登録フォームから登録ください.
締め切りは,10月2日17:00とします.
2021年2月4日(木) 10:25-12:10
2021年2月5日(金) 10:25-12:10, 13:00-14:45
2021年2月09日(火) 10:25-12:10, 13:00-14:45
2021年2月12日(金) 10:25-12:10, 13:00-14:45