活動ブログ

東京WS2日目(2024/2/11)

ワークショップの二日目では、午前9時の開始と同時に、ピタゴラ装置製作を再開しました。参加してくれた子供達は、続きを早く作りたい!と楽しみにしてくれていたようで、スタッフも嬉しいです。二日目の午前が終わる頃には、各班の装置の全貌が見えるようになり、子供達もラストスパートをかけていました。私が担当した班では装置の製作がスムーズに進み、時間が余ったので、装置全体の装飾に力を入れています。

お昼ご飯の前後で、東京大学工学部のキャンパスツアーを行いました!ものラボを支えている教授たちの研究室や、最先端の研究道具を目の当たりにして、子供達も大はしゃぎです。装置製作に余裕のある班は工学部の建物を飛び出し、キャンパスを巡りました。班ごとにツアーを行いましたが、帰ってくる頃には一層班内の仲が深まっているのを感じて嬉しくなります。

キャンパスツアーが終わると、製作時間は残りわずか。最後の発表に向けて、大学生スタッフも全力で子供達を応援です。時間との戦いで、装置がうまく動かず焦ることもあったと思います。最後まで全力を尽くす子供達の姿は、大学生の私たちにとっても刺激になりました。

最後の発表タイムでは、スタッフやおうちのかたが見守る中、子供達が順番に装置についてプレゼンしました。どんなところを頑張ったのか、どんな部分が難しかったのか、立派に発表できていて、この二日間が大きな自信になったことがわかります。今回のものづくり・共同作業の経験が、彼らの今後に少しでもプラスになることを願っています。

B2 土志田


東京WS1日目(2024/2/10)

2024年度の東京WSの一日目では、小学生の参加者と合流したあと午前中にアイスブレイクとお土産制作、午後にピタゴラ装置作成をしました。


アイスブレイクでは「サイコロ自己紹介」と「お絵描き伝言ゲーム」を通して、参加者どうしで仲良くなるとともにWSのスタッフとも交流をすることができました。参加者は、大きいサイコロをふるのを楽しみ、協力して絵を書いて仲良くなりました。


お土産制作では、自分だけのオリジナルキーホルダーを制作しました。自分で、素材を選び、iPadを使用して調べてキーホルダー用の絵を描きました。


午後には、大学生が準備した「ギミックカード」を参考にしたり、たくさんある材料の中から好きなものを選んだりして、ピタゴラ装置の作成に取り組みました。最初に、作戦会議と設計図の作成を行い、チーム内での意思疎通を図りました。「ギミックカード」の中でも「ガウス加速器」と「アルキメデス螺旋」はとても人気でした。


僕は、今回のものラボが初めての参加でした。裏方として動いていたので参加者と密接に関わることは多くなかったですが、一日目に限らず全体を通して参加者の笑顔がたくさんみれてとても充実感がありました。特に最後の表彰式での参加者の笑顔が忘れられません。材料が足りなくなってしまうなど、改善可能な点は見直して次回のWSに繋げていきたいと思います。

B1 森

高山WS3日目(2023/8/11)

 本日は高山WSの最終日でした。

 午前は二日目までに終わらなかった作業を行なった後、実際に装置を動かし、撮影を行いました。完成を目前にして、子供達も朝から興奮しているように感じられました。一日目、二日目の装置制作を経て完成した装置が最後まで動作した際は、子供達と一緒に感動しました。

 午後は子供達が作成した装置についてプレゼンを行いました。緊張している中で、それぞれが自分の担当した部分についてよく発表できていたように思います。その一方、私自身の反省としては、装置がさらに面白く見えるような動画の撮り方について、あらかじめよく研究しておくべきだったと考えています。

 多くの方々と協力しながら、高山WSを成功させることができたのはとても良い経験になりました。子供達の柔軟な発想にも驚かされ、高校生にも支えてもらいながら、楽しく充実した時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。 

B3 松下


 本番3日目、ついに最終日です。

 朝から元気いっぱいな小学生たち。「今日は家族がピタゴラ装置を見にきてくれるし、夜は花火大会があるし、いい1日だなぁ」とのことでした。小学生の夏休みの思い出の1ページになるであろう、本ワークショップ。なんとしてでも満足いく装置の完成をサポートしたいなと身が引き締まりました。

 ミニ作戦会議をしたのち、最後の制作時間に入ります。昨日のディスカッションの内容をもとに、装置間をつなげます。「ボーリングのピンが倒れることでストッパーが外れて、、、」「ドミノが倒れることで蓮華から鉄球が転がって、、、」などの繋ぎの工夫を盛り込み、装置が止まらず動くか試し、修正する作業を繰り返していきます。昼休み直前になんとか動画撮影まで終えることができました。スタッフは交代で昼ごはんを食べながら(昼ごはんスキップする強者も!)、午後からの発表会に向けて動画編集とスライド作成を行いました。

 発表会はコンテスト形式をとり、各チームが5分で自分のチームの装置動画発表と使ったギミックの面白い点についてプレゼンを行い、小学生や保護者、スタッフが投票を行いました。私たちのチームは「自分が作りたいものを作る意思を貫徹しようとし、スタッフとたくさんコミュニケーションをとって装置を作り上げた点」が評価されて「スタッフ賞」を獲得することができました。最後までに,人の手を借りずにゴールする完璧な装置を作り上げるには至らず、動画編集で部分部分をチョキチョキする技術に頼ってしまうことになった面もありましたが、3日間という「長い時間」で装置制作に没頭できたこと、3日間という「短い期間」で机いっぱいに広がる大きな装置を協力して作り上げられてことは小学生にとって忘れられない思い出になったと思います。

 最後は元気よくハイタッチして小学生とお別れをしました。

 ものラボ高山WSは大成功で幕を閉じました。

 夜の懇親会では私の斜め前に座っていらっしゃった和井田製作所名誉会長の和井田様から「ピラゴラスイッチのスイッチの意味」や「ピタゴラ装置におけるデザイン思考、STEM教育」等のお話を聞くことができ、ピタゴラ装置の奥深さを学びました。

 高山WSに参加したことで、他者と共同して創造的なものづくりをする楽しさや達成感を体感することができました。次は春の東京WSです。こちらに向けての準備も始めていきたいと思います!

 最後に、本WSを開催するにあたり4月から私たちの活動をサポートしてくださった杉田研の杉田先生と吉崎先生、一緒に活動する中でたくさんの助言をくれたり相談に乗ったりしてくれたメンバーのみんな、小学生への接し方についてレクチャーしてくださった河野先生、スポンサーとして活動をサポートしてくださった和井田製作所の担当者さま、WS開催にあたりお手伝いいただいた全ての方に感謝申し上げます。

 本当にありがとうございました。

B2 長谷川



発表会の様子

装置前で記念撮影(ブルーチーム)

小学生とジャンプハイタッチでお別れ。

学生スタッフ集合写真

高山WS2日目(2023/8/10)

 ワークショップ2日目の午前中は、小学生の参加者は別会場で時計作り体験を行いました。

 その間、運営スタッフは各グループの進捗状況を確認し、現在の設計の力学的な実現可能性や残り時間で装置を完成させるためには何が必要かなどを相談しました。もちろんピタゴラ装置に正解となる「完成形」は存在しませんが、人の手を加えずに装置がスタートからゴールまで作動するビジョンを大学生と高校生のスタッフで共有することは、その後の装置作製に大いに役立ちました。

 午後は小学生の参加者と共に装置作製に取り組みました。私のグループでは、個人で作ったギミックをみんなで相談しながら繋げたり、1日目に1人で作ってみてうまく動かなかった装置を取り込んだ新たなギミックを考えたりと、グループで協力しながら進めることができました。 

B2 眞柄


 本番2日目です。

 午前中は小学生が時計作りを楽しんでいる裏で、私たちスタッフは各グループの装置を見学して困っている点を共有して相互にアドバイスし合いました。

 昨日の段階で私たちブルーチームは各自がギミックを作り終わっていました。ですが、既に7割ほど繋がっているグループや、渦を利用してボールが外に出るオリジナルの装置を考案していたグループがあって衝撃を受け、焦りを感じました。

 私は他の大学生メンバーや先生方から、エレベーターに使用する板の摩擦の軽減方法や繋ぎのコツ(ドミノ依存から脱却したい!!)を教えてもらい、だいぶ視界が明るくなった感覚がしました。

 午後、オリジナル文字盤の立派な時計を腕に巻きつけた、元気いっぱいな子供達が戻ってきました。装置製作作業を再開します。私たちスタッフは昨日と同様に、小学生の困っている点を一緒に解決したり、午前中に他のメンバーからもらったフィードバックを小学生に伝えて自分の装置に反映してもらえるようにしました。既に自分の担当するギミックを完成させた小学生たちには「見る人をさらに引き込むためにはどんな工夫が加えられると思う?」と質問すると、「高さをつけて装置をダイナミックにする」「ガウス加速器をつけて勢いをつける」といった意見が出たので、それをもとにさらに自分の装置をブラッシュアップしてもらうことにしました。明日の最終日には装置を完成させ、動画を作成しなければなりません。全体の装置完成のために必要不可欠なのが、装置間の「繋ぎ」の部分。本日最後の作戦会議では、明日スムーズに移れるようにする為、装置の全体像を小学生メンバーと確認し、繋ぐ方法をディスカッションしました。明日「繋ぎ」を作成できるといよいよ装置完成です。

B2 長谷川



ブルーチームの装置。  苦戦していたトランポリンも成功!

高山WS1日目(2023/8/9)

 本番1日目です。

 開場の時間になったら小学生が続々とやってきました。元気いっぱいな子もいれば、周りに同じ小学校の人がおらずちょっと不安げな子もいます。

 私のブルーチームでは、最初はみんなもじもじしていました。アイスブレイクのストローチャレンジ(ストローで高いタワーを作って、その上に粘土ボールを刺して高さを競うというグループワーク)で、残り時間10秒の「よし、粘土刺すぞ!」というタイミングでぐにゃりとタワーが曲がってしまってみんな大笑い。まさにアイスがブレイクした瞬間でした。

 その後のグループでのピタゴラ装置の作戦会議では、なんと多くの小学生メンバーが「僕このカード(大学生スタッフが作ったギミックカード)に書いてあるエレベーター作りたい!」、「私は見る人がハッとするような方向転換する何かを作りたいけど、難しいかな?」というように「既に自分が作りたいもののアイディア」を持っていました。そのため、私たちのグループでは「作りたいものを、作ってつなげて超大作!」というテーマで製作を行うことにしました。サクッと設計図を仕上げていよいよ小学生たちにとって待ちに待った製作時間へ。

 これを作りたい!という意志ははっきりしているのになかなか形にならなくて(重さにポールが耐えられずに折れる、トランポリンで跳ねたビー玉が穴に入ってくれないなど)「あーっ!!」と残念そうな声を上げる子もいれば、「面白い素材見つけたから作るもの変える!!」と新しいギミックを作り始める小学生もいます。横の子にちょっとしたアドバイスをする子もいました。人手が足りない時は遊撃隊スタッフが飛んできて困っている小学生の相談に乗ったり、作業を代わりにやってくれたりするので、小学生が楽しそうに思い思いに装置を作り始めていったのが印象的でした。

 明日はいよいよ各自の装置を完成させ、つなぐ作業に入るのを目指します。

B2 長谷川


頼もしすぎる加工メンバー

昼休み@スタッフ休憩室。エネルギー消費を抑える。

高山WS準備(2023/8/8)

 お昼頃には、ものラボの東大メンバーも高山に到着し、ものラボに関わるメンバー全員で顔合わせをしました。

 全体で簡単に自己紹介をした後、高校生とペアを組み、3日間のスケジュールを確認しながら小規模のピタゴラ装置を製作しました。高校生は初めてのピタゴラ装置作りでしたが、作りたいものをお互いに言語化し、グループで相談しながらスムーズに進めることができてよかったです。

 明日からいよいよワークショップが始まります。限られた時間内に完成できるか不安ですが、参加者全員で楽しみながら装置を作製していきたいです。 

B2 眞柄


 いよいよ明日は待ちに待った高山WS本番。そして今日は本番前日です。今日は4月からの準備の成果を悔いなく発揮するための大切な準備日となりました。

 ほとんどのメンバーが7:20東京発の新幹線に乗車しました。(誰も遅刻しなかったのは素晴らしい!)富山で特急ひだに乗り換えて、山々の眩しすぎる緑を楽しんだり座席を動かしてトランプで遊んだり思い思いに往路を楽しみました。中には当日の流れの細部を確認し合ったり、当日使用するスライドを作成したりとギリギリまで準備に余念のないメンバーもいました!高山に到着、下車後、会場である高山文化会館のホールに到着すると、吉崎先生や杉田先生、上越教育大の河野先生や高山市教育委員会の先生方,高山工業高校の高校生たちが既に会場の準備をほとんどしてくださっていました。このプロジェクトは多くの方のサポートで成り立っていると再認識し、身が引き締まった瞬間でした。

 今日の私たちのメインテーマはズバリ、「リハーサルしつつ、高校生と仲良くなろう!」です。本番では小学生4、5人につき大学生スタッフ1人、高校生スタッフが1人付きます。スタッフは小学生と一緒に装置製作を行う、時間管理を行う、困っている子はいないか周りを見るなど複数のことを同時にする必要があります。そのため、スタッフ間の連携や協力が重要です。

 本番で同じグループを担当する高校生と顔合わせ後、本番同様の活動(アイスブレイク→装置製作)を行いました。短時間で装置を1つ完成させたことで、ペアの高校生と仲良くなれました。また、リハーサルの中で当日小学生に声かけをする内容などについても考えることができました。

 終了後、本番で着用するものラボTシャツとバンダナを受け取って準備万端!

 明日からの本番、思い切り楽しみたいと思います!!

B2 長谷川



高山駅に到着

スタッフTシャツ着用、気合十分

発表会(2023/7/8)

本日のものらぼでは、ピタゴラ装置の完成動画の発表会を行いました。

他のグループメンバーの発表を聞いて、装置を作るうえで苦労したことで共感できることが沢山あったり、一方で装置の工夫で自分にはなかった着想を得られたり、動画編集の表現の違いによって装置そのものの見え方に違いが出たりするなど、発表を通して学ぶことが多くありました。

発表会の後、高山ワークショップで子どもたちの発想を大事にしながら装置を製作していくにはどうサポートしていくか、意見共有も行いました。

自分たちでピタゴラ装置を作った経験があり、その難しさを知っているからこそ、色々な意見が飛び交いました。皆の意見を聞きながら、実際に高山ワークショップでサポートする側としてどう動いていくべきか、想像しやすくなったと感じています。

本郷での授業という形態でのものらぼは今日が最後です。

次回はついに高山ワークショップ、こどもたちが楽しく満足した形でピタゴラ装置づくりができるように、授業で感じ取ったこと、学んだことを踏まえて満足ゆく運営をしていきたいです。  

小板橋(B3)

学生の制作作品はこちら

ワークショップ役割分担(2023/6/24)

今日はこれまでの装置製作とはちょっと離れて、高山WS当日のプログラムについてディスカッションを行いました。1日目からの動きを先生に説明していただき、合間に「グルーガンは小学生から離れた場所に置いたほうがいいね」、「小学生が作業しやすい机の配置にしよう」、「作品コンテストの後はグループごとの記念撮影もあったほうが良いのでは?」などなど、WSをより小学生に楽しんでもらうために活発なディスカッションが行われました。

最後に、「自分が今回のWSに参加する目的は?」「WSで達成することは?」を各メンバーが考え、google formを介して共有を行いました。

WSの詳細について知ったり、WSに自分が参加する意義を再確認できたりした回になりました。

本番まで後1ヶ月とちょっと。着々と準備が進んでいます! 

長谷川(B2)

装置制作2(2023/6/10)

6/10のものラボでは、5/20に引き続きグループに分かれて装置製作を進めました。また、装置製作の最後のフェーズ、製作した装置を動画作品にまとめるため、動画編集の基本事項を学びました。

装置を製作する中で、脳内で思い描いているものを形に出来ず、行き詰まった際には、他のメンバーと話してアイディアをもらったり、他のチームの装置を見たりしてリフレッシュしました。

動画を完成させるまでにもう少し時間がかかりそうですが、最後まで楽しみながら進めていきたいです。 

眞柄(B2)

ワークショップ基礎(2023/5/27)

5/27のものラボでは、上越教育大学の河野准教授にものラボについての講義をしていただいた後、メンバーでディスカッションをしながら教材の枠組みを検討しました。

私たちものラボは、ものづくりワークショップの理念として

・ものを作り上げる楽しさとしての創造性

・仲間と試行錯誤を通して作り上げる協働性

・人の「とき」と「くらし」を豊かにする

を掲げています。この理念を高山ワークショップで実現するために、私たちはどのようなことを意識し、どのような行動をとれば良いのか考えました。

 私は、創造力とは「思考を言葉や形にして相手に伝える」という行動と表裏一体だと考えています。仮説と結果の違いがどこから発生しているのかをみんなで考えることや、投げ出すことなく楽しく試行錯誤するための足がかりを作ることなどの働きかけによって参加者の創造力が大いに発揮されるのではないかと考え、ワークショップ当日はそういった点に配慮しながら運営していきたいと思っています。 

眞柄(B2)

装置制作1(2023/5/20)

 本日のものらぼでは、実際にピタゴラ装置の作成を行いました。

 先生が用意してくださった大量の小物や素材を前に手が伸びそうになるのを抑えながら、(風船、ストロー、プラ板、ドミノにスプーン。ピタゴラ装置を作るのに足りないものはないのではないのか というくらいたくさん用意してくださっていました。) まずは 基本的な知識を確認しました。どの素材が適しているのかを判断したり、接合の方法を使い分けたりするのは高山 WS で実際に私たちが率先してすることになりますが、なかなか難しそうです。また、電動の機械の使い方の説明を受け ました。こっちも安全に気をつけながらしっかり使いこなせるようになりたいと思います。

 そしてアイディアも何もない状態からピタゴラ装置製作がスタートしました。前回学んだ面白くするための工夫や、よく使われる技法を思い出しつつ、各ペア思い思いに作っていきます。私のペアはミニチュアのシーソーを作って、ボビン を使ってロープウェイを再現できないかなぁと話しているうちに2時間の制作時間は終了。ちょうどに煮詰まってきていたところなので、一旦中断して色々考え、来週以降に続きをすることになりました。

 6 月 10 日までに満足いく仕上がりで完成できるように着々と作業を進めていきます。次回も楽しみです!

長谷川(B2)

当日の様子はこちら 

装置分析(2023/4/22)

 4/22、ものラボ2回目も東京大学工学部5号館430室で実施しました。ものラボのメンバー10名、杉田先生、吉﨑先生に加えて、上越教育大学の河野准教授、日本女子大学の荻野准教授にもご参加いただきました。

 今回は、3、4人のグループに分かれて2つのグループワークを行いました。まず初めに、1つ目のグループワークでは、各自が事前課題で試聴してきたピタゴラ装置の「要素」を付箋に書き出し、それらを模造紙に貼り付けながらアイディアを整理しました。私の班では、集まったおよそ100個の要素を3人で真剣に分析しました。途中整理が行き詰まった際には、図式化したり、別の言葉で置き換えてみたり、先生方とお話したりして思考をまとめ、最終的には「材質」「動き」「視聴者」という3つの軸を用いることで議論を収束させました。白熱している議論を時間内に収束させるのはかなり大変でしたが、メンバー全員が議論に積極的に参加している空間で充実した時間を過ごすことができてとても楽しかったです。メンバーの仲もさらに深まったように感じます。

眞柄(B2)

 2つ目のグループワークでも1つ目と同様に模造紙に付箋を貼りながら分析・分類するという形をとりました。2つ目では1つ目より深く踏み込んで、課題の装置の「どこが面白いのか」「どうして面白いのか」ということをグループ内で共有しました。事前課題では1人2つの装置をネット上などから探してきて、面白さなどを分析してきたのですが、メンバーそれぞれが吉崎先生の想定を超えるほどの豪華で長いピタゴラ装置を選んでいたため、個々人が考える面白さのポイントにもたくさんのバリエーションがあります。「ああ、この人は装置の素材に面白さを感じるんだな」とか「運動の軌道や仕組みに興味があるのか」といった発見があり、とても有意義な共有ができたと思います。

 次回の授業まで1ヶ月近く空いてしまいますが、これから実際に自分の装置を作成していくのがとても楽しみです!

土志田(B2)

 

グループで制作したワーク模造紙はこちら

ガイダンス(2023/4/15)

本郷キャンパス工学部5号館430室にて,今年度夏学期のものラボ活動メンバーの初顔合わせを行いました.

生憎の雨にも関わらず,スタッフ2名と学生9名総勢10名,欠席者1名)が一つの部屋に集まることができました.学生からは1年生|1名(理科),2年生|4名(理科3名,文科1名),3年生|3名(化シス,化生,建築),修士1年生|2名(機械情報,電気工学)とかなり幅広い領域・学年から参加してくれました.(なんと女性が過半数越えです.)

ガイダンスでは,他己紹介ワークと各自の活動の方向性の策定を実施しました.

アイスブレイクの意味合いを兼ねていた他己紹介ワークは大変盛り上がりました.きっと皆,お互いの顔と名前がインプットできたはず,です.欠席者の方も顔写真付きのスライドを送ってくださったので,参加者も既に顔見知りな気分になっているかもしません.ただ,全員の顔合わせも心待ちにしています.

各自の活動の方向性策定では,活動目的・目標の言語化,高山ワークショップへの参加方法希望と,課外活動への参加希望をアウトプットしました.言語化を通して新たな発見があったかと思います.こちらについてはまた授業の後半に言語化の機会を設ける予定です.活動の中で希望が変化していくことも、,各メンバーが楽しめたらと期待しています.

これから全員で活動を盛り上げていきしょう!

吉崎(スタッフ)