生物多様性の未来を研究する

生物多様性はどのように生まれ、維持されてきたのでしょうか?人間活動の影響が増すなかで、生物多様性はこれからどのように進化していくのでしょうか?生態学と進化生物学を融合させ理論研究を行い、この疑問に迫ります。数理モデルやコンピュータシミュレーションを用いて、生物多様性を生む種分化のしくみや、複雑な生物群集のダイナミクスを解き明かす理論を構築しています。将来の生物多様性や進化プロセスの保全に役立つ理論を生み出していくことをめざしています。

The future of biodiversity

My research addresses through an integration of ecology and evolutionary biology the mechanisms by which biodiversity evolves and maintains itself. Especially, I would like to know how biodiversity evolves in future under increasing impacts of human activities. I use mathematical models and computer simulations and integrate ecology and evolutionary biology. My favorite topics include speciation mechanisms and ecological community dynamics.

News

生態系間相互作用の季節性と生物群集のダイナミクス

緑の繁る河畔林から河川に落下する陸生無脊椎動物は、夏の間、川に棲む魚の重要な餌資源となります。自然界には、このように、異なる生態系に由来する餌資源に依存する生物が多くいます。しかし、気候変動によって資源流入の季節性が変わるかもしれません。この研究では、他の生態系から供給される資源の季節変動(流入のタイミングや持続性)が、消費者生物を通じて、受け手となる生態系の群集動態に与える影響を数理モデルで解析しています。季節流入する資源に対する消費者の応答が生活史ステージによって異なることが、群集動態への効果に重要であることが分かりました。

http://dx.doi.org/10.1111/1440-1703.12098

2020.02.28