2026年 東京大学オープンキャンパス
東京大学工学部システム創成学科 環境・エネルギーシステムコース(Aコース)
東京大学工学部システム創成学科 環境・エネルギーシステムコース(Aコース)
講演者 :辻 健 教授
日時 :8月3日(月) 13:00~13:45
配信ツール:Zoom
環境・エネルギー問題は、一つの専門分野だけでは解決できません。
E&Eコースでは、地球・地下、資源・循環、エネルギー、海洋に関する多様な専門知識を結びつけ、技術だけでなく、社会や政策との関係も含めて問題を考えます。
自然や社会を広い視点から理解し、新しい技術やシステムを構想する。それが、E&Eコースの学びと研究です。
地球、地下、海洋、環境の現象を観測し、理解する。
材料、装置、構造物、プロセス、エネルギーシステムを設計する。
安全性、環境影響、経済、政策、社会実装までを考える。
E&Eコースでは、地球の内部から海洋、資源、エネルギーまで、幅広い対象を研究しています。
気になる問いを選んで、研究の世界をのぞいてみてください。
これらの研究フィールドは互いに重なり合い、さまざまな境界領域を生み出しています。
E&Eに所属している教員の研究の⼀例をご紹介します。
E&Eに所属する学生が、各教員の取り組みを取材しました。
風力発電や電気自動車に不可欠なレアメタルの安定供給をめぐる課題に対し、深海底に広がるレアアース泥やマンガンノジュールに着目しました。世界中の海を対象に、なぜ深海底にレアメタルが濃集するのか、どこにどのようにレアメタルが存在するのか、探査、分析、研究を進めています。
映像では、真空容器の中で磁気的に浮上したドーナツ型の超伝導コイルが作り出す磁場に、紫色に輝くプラズマが閉じ込められている様子がわかります。
エネルギー問題の解決を目指して、核融合(フュージョン)の研究開発が世界で進められています。原子核同士の反応を起こすには、原子核と電子をバラバラにしたプラズマを作り出す必要があります。核融合に適した高性能のプラズマを安定に閉じ込めることは大変難しく、さまざまな方法が研究されています。
地球や木星などの磁気圏にヒントを得た「磁気圏型」ダイポール磁場を用いて、新しい閉じ込め方式の確立を目指しています。ダイポール方式では、三重水素(トリチウム)を使用しない先進的な核融合が原理的に可能と考えられています。将来のクリーンエネルギー源の実現に加え、ジオスペースのプラズマの理解や「反物質」プラズマの実現を目指しています。
気候変動抑制の世界的コンセンサスから、経済活動維持の観点で直ぐには停止できない発電所などから排出されるCO2を回収して地下に貯留する方法(CCS)や再生可能エネルギー由来の水素と反応させてメタンとして再度燃料として使用する(CCU)計画が進められています。CO2の長距離輸送には鋼管が使用されますが、壊れ始めたら止まることのない高速延性破壊問題が懸念されています。
この動画にあるような短鋼管を用いた水圧バースト試験の経験を活かし、高圧CO2導管のバースト試験実施を通じた安全なCO2配管の確立を目指しています。
2025年1月13日、南極、昭和基地を擁するリュツォ・ホルム湾の海氷上に観測隊ヘリコプターで着陸し、海氷海洋計測をしている様子です。2025年は温かく積雪が少なかったため、活発に融解するリュツォ・ホルム湾定着氷で稀少な計測を実施することができました。
これらは第66次南極地域観測隊、一般研究観測「氷縁域・流氷帯・定着氷の変動機構解明と「しらせ」航路選択」の活動の一環として実施しました。
E&Eの研究を、特集記事や取材記事から、さらに詳しくご覧いただけます。
海上に風車を浮かべて発電する「浮体式洋上風力」に関する、東京大学・新領域創成科学研究科の取り組みが紹介されています。(和田教授、多部田教授、平林准教授 他)[新領域創成科学研究科広報誌「創成」より]
E&Eコースでは、環境・エネルギーに関する幅広い知識を学びながら、自分が本当に取り組みたい専門分野を見つけていきます。
講義、演習、プロジェクトを通して、複雑な問題を俯瞰し、異なる知識を結びつけ、解決策を考える力を養います。